仲島正教の優しい風　・・・ちょっと書いてみました・・・

　５月に富山県射水市青年会議所に行った時です。そのメンバーの中に、私と同じ大学同じ学科の後輩（14歳下）である村中一也さんがいました。教育大卒の彼は本来なら教師の道を歩んでいたはずなのに、当時は教員採用が最も少なかった時で、結局教師の道を断念し、地元で働いていました。その村中さんからこんなメールが届きました。
 
　村中さんの子どもたちが通う小学校（村中さんの母校でもあります）では、毎年６年生になると全員が７月末に立山登山に挑戦するそうです。標高３００３ｍの雄山山頂を全員で目指すのです。ところが今年は学級に進行性筋ジストロフィーのＳ君がいます。これまでの運動会や遠足はすべてみんなと共に一緒にやってきましたが、さすがに３００３ｍの登山は無理と今回学校側も判断したようです。子どもたちもとても残念がりました。
　そんな時、村中さんたちＯＧＴのメンバーが立ち上がったのです。ＯＧＴとは、この小学校のお父さんたちがつくる「O（お父さんと）Ｇ（学校に）Ｔ（泊まろう）」のプロジェクトのことです。「Ｓ君を頂上まで連れて行こう」「６年生全員で雄山山頂に立とう」そんな思いで、村中さんたち１０人のお父さんたちが連日練習を始めたのです。実際にＳ君をおんぶして階段を使ってトレーニングをしたり、富山県の山岳警備隊の方と打合せをしたり、着々と準備を進め、ついにその日が来ました。
　しかし天は味方をしてくれませんでした。悪天候のため途中で断念せざるを得なくなったのです。せっかくここまでやってきて、当日も苦労して登ってきたのに、と残念な気持ちになったのですが、それでもみんなでここまでやれたという満足感も同時にわいてきたそうです。
　
　スゴイですよね。私はそんな６年生の子どもたち、それを支えてくれたお父さんたちに大きな大きな拍手を送りたいです。山頂まで行けなくても、子どもたちの中にも、お父さんたちの中にも、そして筋ジスのＳ君の中にも、きっと素敵で輝く宝物が残ったと思いますね。一生のすばらしい心の貯金になったと思いますね。こんな体験ができた彼らは本当に幸せです。最高の夏休みになりましたね。スゴイ！
 
　そのＯＧＴ（お父さんと学校に泊まろう）の本番が、実は今日２６日〜２７日にかけて、小学校の運動場にテントを張って行われているはずです。７回目の今回は過去最高の参加人数になり、２００人以上の子どもとお父さんが、お母さん抜きで２日間を過ごします。日頃あんまり子どもに関われないお父さんたちが子どもたちと向き合い一緒に寝泊まりするこの企画は素敵ですよね。下のアドレスを開いてみて下さい。
（http://www.geocities.jp/ogt2004_ohshima/）
 
がんばれ村中さん、がんばれお父さん、がんばれＯＧＴ！

　ここ何日間、過密スケジュールで、家に帰ってからもなかなかパソコンに向かう時間がありませんでした。帰ってきて翌日の準備をしているともう夜中になってしまう繰り返しで少々寝不足です。メールも頂きながら返事が出来ていない状態です。（もうちょっとしたら返事を書きますので待っていて下さいね）　それからブログのアクセスも多いのに、更新できていませんでした。みなさん、ご迷惑おかけしています。すんません。
 
　実は毎日、様々な出来事や出会いがあって、いろいろ書きたいことが山ほどあるのですが、昨日２２日の２つの出会いについて、少し書いておきます。
　午前中、豊中市私立幼稚園教員研修で２７０名の前で話をしましたが、話し始めてすぐに気づきました。前から２番目にいる若い女性の先生の顔・・・・・「あ！Ｔさんだ」　Ｔさんは私のマンションのすぐ隣りに住んでいる娘さんです。中学高校とバスケットをし、大学ではタッチフットボールで全国優勝したスポーツ万能の娘さんです。大学卒業後、幼稚園の先生になったと聞いていましたが、まさかこんな所で会うなんて・・・ホントびっくりです。Ｔさんも「まさか講師のナカジマさんが隣のナカジマさんだなんて・・」ってびっくりされていました。講演の中で、Ｔさんのことを紹介すると会場はどよめきましたね。まさかこんな所で会うなんてね・・・・。
 
　午後の猪名川町の講演を済ませ、家に帰ってから、今度は妻からおもしろい話を聞きました。妻が同じ学校の２７歳になる男性調理員さんとたまたま話してわかったことです。
「ボク、名塩小の卒業です」
妻 「うちのダンナも名塩小に勤めていた時があったよ」
「ナカジマ先生？？色の黒い元気な先生ですか？」
妻 「うん、黒いなあ」
「ナカジマ先生って、男女仲よくするってことをうるさく言ってた先生でしたよ」
妻 「うん、そのことはうるさいかも」
「ボクら自然学校に初めて行った学年なんですよ」
妻 「キャンプファイヤーのこと、覚えてる？」
「ハイ、その先生はインディアンしていましたよ」
妻「うん、うん。それからほかには？」
「踊りもやりました。バーベキューっていう踊りを・・・」
妻 「それ、ビリーズバーベキューでしょ」
「そうです！ビリーズバーベキューです！」
妻 「決定！決定！　それ絶対うちのダンナやわ」
 
私は、妻にその調理員さんの名前を聞きました。
妻 「阿部さん」
「阿部しんたろう　か？」
妻 「そうそう阿部伸太郎！」
 
阿部君は、私のクラスではありませんでしたが、同じ学年のＡ組の男の子です。（私はＣ組）今、自民党の総裁候補で話題の安倍晋三官房長官の父親が「あべしんたろう」で当時有名だったので、この阿部君の名前は覚えていました。それにしてもクラスが違っても、私が男女のことをうるさく言っていたことや、あのビリーズバーベキューのことを覚えていてくれていて、ホンマびっくりすると同時に感激してしまいました。
（西宮に勤めている先生は、今度「山東自然の家」に行った時に、食堂に飾ってある写真を見て下さい。一番端の方にあるキャンプファイヤーの写真が、名塩の子がビリーズバーベキューを踊っている写真なんですよ。黄色い服着て踊っているのが私です。今よりずいぶん細いですよ）
 
そんな思いがけない出会いに感激した一日でした。
 
 

　「元気が一番」塾 夏季セミナーが無事終了しました。定員７５名を上回る８４名の参加がありました。遠くは東京、愛知からも来て頂きました。１０時から５時まで、長時間でしたが、みんな目を輝かせて一生懸命に聴いている姿をみて、とってもうれしく、そして頼もしく感じました。
　曲里先生の本のお話と大路先生のディズニーのお話。やっぱりすばらしかったです。主催者である私も仕事を忘れて、聞き惚れてしまいました。あんな話を聴けた若い先生たちは幸せですよ。自分で言うのはおかしいですが、ホントいいセミナーでした。
 
　参加者の感想は、後日「こんなことしてます」のページに載せたいと思いますが、今日は一部だけ紹介します。
★これまでも他の研修会に参加したことはありましたが、思わず涙を流してしまったのは初めてでした。３人の先生方の実践や言葉が今、深く心にしみこんでいます。（教職５年目男性）
★もうすぐ夏休みが終わってしまうという悲しい気持ちになっていましたが、今日のセミナーに参加して、２学期になったらこんなことを子どもに教えたい！一緒にやりたい！という意欲が湧いてきました。早くクラスの子どもたちに会いたいです。（教職２年目女性）
★今日は本当にありがとうございました。今までいろいろなセミナーに参加しましたが、こんなに感動し、元気をいただいたセミナーは初めてでした。（教職４年目女性）
 
 

　今日１７日から夏休みの講演・研修の後半戦が始まりました。２６日に一日休みをはさんで９月５日まで連続で２３ケ所を回ります。ちょっとハードですが、がんばりますわ。明日１８日は朝６時半に家を出て茨城県に行ってきます。日帰りで翌１９日が神戸で「元気塾夏季セミナー」夕方に終わった後、一度家に帰ってすぐに夜行で新潟に向かいます。２０日に新潟で講演をすませ夜遅くに帰ってきて、翌２１日は朝９時から西宮・苦楽園中に行き、午後から岡山県で講演です。この最初の４日間がヤマですね。ここを乗り切れば調子よくいくことでしょう。ファイト！ファイト！
 
　「元気塾夏季セミナー」は、私にとってこの夏一番のイベントです。参加申込みも１００名近くになり、うれしい悲鳴をあげています。皆さんの期待に少しでも応えられるように一生懸命にがんばります！！
　当日は１０時始まりですが、人数も多いので、少し早い目に来ていただくとありがたいです。受付は９時半からしていますのでよろしくお願いします。受付嬢は私の娘です。（このセミナーは娘に手伝ってもらわないとできない家内工業ですわ。バイト代はいくら請求されるでしょうねハハハ）　では、みなさん１９日にお会いしましょう！　※受付嬢という言い方はまずい？
 
※兵庫県ホームページの広報専門員のページの「この人☆キラリ」に、私のことが少し載っています。ちょっと恥ずかしいですが、一度ご覧下さい。　アドレスは下の通りです。
広報専門員HP　http://web.pref.hyogo.jp/ac02/nakajima.html#h04

　元気が一番塾「夏季セミナー（8/19)」の事前申込みを締め切りました。定員７５名の案内でしたが、昨日現在で９３名の申込みがありました。県民会館の使用する部屋の定員は９０名ですが、予備机があるので、あと６名ほどは入りますが、満員御礼です。本当にありがとうございました。
　当日参加もＯＫとお知らせしていましたが、今の状況では難しいですね。申し訳ありません。（多分、当日には事前申込者の欠席もあると思いますので、幾分の余裕はあるとは思いますが・・・）
　こんなに多くの参加申込みがあるとは思いませんでしたので、本当に驚いていますし、その分プレッシャーがかかってきました。皆さんのご期待に応えられるように精一杯頑張ります！どうぞよろしくお願いします。

　６日〜８日まで北海道に行ってきました。心も体もリフレッシュ！また元気に働けそうです。
　やっぱり北海道はいいですね。ここ連日の暑さには、まいってしまいますが、北海道は涼しいです。日中、陽が照りつけても風は心地よいし、朝夕はホント涼しいですよ。道はまっすぐだし、大地だけでなく、空もとっても広くて気持ちがいいですね。
　「ウインザーホテル洞爺」・・・うわさ通りのホテルでとっても良かったですよ。朝食はホテル内のレストランのどこでもよかった（値段は同じ）ので、和食の高級店に行きました。店の雰囲気はいいし、出てくる朝食は上品な感じでとってもおいしかったです。ところで、前夜の夕食はというと・・高くて・・結局、ホテルを出て洞爺湖畔のごく普通の店に行き、その後遊覧船に乗り、洞爺湖での花火鑑賞でした。この方が私たちに合ってましたね。やっぱり高級ホテルは私たちには合わないのかもしれませんねトホホホ。
　２日目。ルスツリゾートホテル「タワー」に泊まりました。この「タワー」は全室スウィート、むちゃくちゃ広いのです。１室で３階建てのつくりです。一番下にリビングがあり２階に寝室、３階にも寝室。トイレもバスも広いし、４人が一緒に泊まれる構造です。家族や友達で来るのに最高な部屋ですね。価格も適当ですしお薦めです。でも２人では広すぎました。ここでも目の前で花火を見ました。（洞爺湖と同様にルスツも毎晩花火が上がります。すごい金額だと思いますがルスツも洞爺湖も頑張ってますね）
　３日目。以前お世話になった黒松内町の高橋課長に電話を入れると「ルスツから１時間半ほどだから、どうぞどうぞ」ということで、突然ですが黒松内町を訪れました。昨年２度講演に呼んでいただき、とっても好きになっていた町です。なつかしいし、高橋課長の温かさにまた感激してしまいました。一緒に昼食をとり、そのあと一緒にパークゴルフもしてきました。
　今回の北海道旅行の全走行距離は５００ｋｍ。レンタカーも一度も給油せずにすみました。あまりウロウロせずに、ゆっくり過ごせた３日間でした。しっかり充電したので、これから８月後半に向けてまたがんばります！
 
※神戸空港を初めて利用しました。我が家からは阪急とポートライナーを使ってすぐに行けました。なかなか便利です。空港はこぢんまりしていますが、とってもきれいでいい感じです。飛行機も快適で神戸〜札幌間を気持ちよくフライト出来ました。また利用したいですね。でも新聞によると、神戸空港は今のところ苦戦続きで今後が心配な模様です。（関西に、やっぱり３つも空港は「いらんかった」って言われそうですね・・・・・・）

　夏休みの講演も昨日の別府で前半が終了しました。今日から５日間ほど夏休みです。きつい日程もあったので心配でしたが、元気にやり通すことが出来て、ホッとしています。昨日は別府市での講演の後、駅前の市営温泉にゆっくり入ってから帰路につきました。「いいなあ」ってみんなから言われそうですが、うん、ホンマいいですよ。いろいろな所に行けて、たくさんの方と出会えて、ホント楽しく過ごさせてもらっています。
　でもね、やっぱり疲れるんですよ。講演会での私の元気さにみんなびっくりされるのですが、帰りの電車では、疲れてグタッとしています。家に帰ってからも、翌日の講演の準備をしながらコクリコクリとすることもよくあります。まあトシもトシですから・・・しかたありませんね。
 
　ということで、明日から３日間、リフレッシュのために北海道に夫婦で旅行に行ってきます。ここ４年間の夏休みでなんと３回目の北海道です。（昨夏のみ中国・北京でした）よっぽど北海道が好きなんやって言われそうですが、ホンマその通りで、北海道大好きです。今回は道南に行きますが、あまりウロウロしないでゆっくりとする滞在型の旅行にする予定です。
　洞爺湖のほとりの山にそびえ立つ「ウインザーホテル洞爺」という所に泊まります。そうです、あのすごいホテルです。興味のある方はきっと知っているホテルですよね。一度は泊まってみたいと思っていたホテルに今回泊まることにしました。ちょっと奮発しました。申し込んだ時に「ディナーはどうされますか？あの人気のレストランは予約でいっぱいになるので・・・」と言われ、値段を聞くと、「お一人様３００００円です」・・・・「わか、わかりました。今回はやめておきます」とあっさり断ってしまいました。夕食だけに２人で６万円、そんなん、よう出しませんわ。せっかく来たからにはそんな夕食も食べたいところですが、今回はホテル内にその他いろいろ施設もあるので、無料の所を目一杯利用してきます。　明日、話題の神戸空港から北海道に向けて飛んでいきます。「いってきま〜す」
 
※小さな報告その１・・・・１日愛知県豊田市の朝日小学校に行った時のことです。トヨタ自動車のお膝元です。豊田市駅と学校の往復２０分で出会った車の９０％はやはりトヨタ車でした。帰りの豊田市駅前で１０分間観察しました。日産車３台、マツダ車１台、三菱車１台、そしてホンダ車はなんと０台、あとは全てトヨタ車でした。　さすがトヨタ市です。
 
※小さな報告その２・・・・２日愛媛県宇和島市に行くために松山からＪＲ四国の特急「宇和海」に乗りました。その列車、なんとアンパンマン列車です。先頭車両はもちろん列車全部にアンパンマンや食パンマンが描かれています。もちろん車内もそうだし、シートもアンパンマン。車内放送の曲もアンパンマンでした。乗っていた子どもたちは大喜びでした。
 
※小さな報告その３・・・・宇和島市教職員同和教育研修会でのこと、講演の最中に落雷のため突然の停電、会場のコスモスホールは真っ暗になりました。２，３分で復旧しましたが、昔の「ドリフターズの全員集合」を思い出してしまいました。
 
※小さな報告その４・・・・４日大分県別府市に行く時に乗ったＪＲ九州の特急「ソニック」号。とってもきれいでびっくり。なんと足下の広いこと。フットレスがあるのに、前すぎて届きませんでした。（私の足が短いのかな）　帰りの「ソニック」は違う車両でしたが、またまたきれい！　足下はそんなに広くないけど皮シートです。とっても座り心地がいいんです。　「ＪＲ西日本も頑張って！」って言いたくなりました。　
 
※小さな報告その５・・・・・講演会場の別府ビーコンプラザの中の「フィルハーモニアホール」 すっごいきれいなホールです。あまり大きくなく、舞台を囲むように３階建てになっています。ここでコンサートがあったりするんでしょうね。そんな会場で講演できて感激してしまいました。司会をされた別府市役所の藤本さんの話しぶりにもびっくり、まるでプロのアナウンサーのようでした。（この春まで人権課におられたそうです）