カラーブリードを考える。


ブルー!

青です。
普通に考えると、青い色の犬なんて考えられませんよね。
確かに、絵の具の青とは別の色です。
しかし、毛色を色合いで考えるならば「ブルー」と言わざるを得ません。
黒でも、水色でもない「ブルー」なのです。
美しいブルーコートの子は一見の価値はあります。


ユーメラミン色素によって黒色となった披毛をダイリューション遺伝子により色抜きし発色させたカラーとなります。

Dilution locus(ダイリューション ルーカス)
D コートに影響を与えません。
d 黒(ユーメラニン色素)系統を色抜きします。


原産国のドイツには無い色と言われております。
アメリカからの輸入犬にのみあった色。
他の犬種との交雑によって遺伝子に組み込ませた色と言う方も多くおられます。
たしかに米国からの輸入したダックスフンド・ブルーコートは、分詰まり感のあるボディー、ハズの詰まった丸顔系、四脚が長めな感じのする子が多い様にも思えます。


ただし、この色合いを作出するのは苦労と時間が必要です。
ブラック&タン系か、ソリッドブラック系に、ダイリューションを合わせる必要があるのです。

ブラック&タン → ブルー&タン → ブルー&クリーム…
ブルー&クリームでは、3つの劣性遺伝子のホモ結合が必要!

ソリッドブラック → ソリッドブルー…
ソリッドに発色させる「Dominant Black locus」なんてまだまだ希少な遺伝子ですし。


皮膚の弱い子が多いと聞きます。
紫外線や皮膚病にも感染しやすいようです。
十分に注意してあげましょう。


数年前の3桁からはだいぶ落ち着きましたが、まだ高価なレアカラーダックスです。


カラーブリードを試みたいのならば、作出したい色合いを決め、それまでに数多く生まれる違った色合いの子犬の引き取り先まで考えないといけません。
また、求める色合いの子が作出されたしても、稀少であるからこそ、その子の交配相手を探すことも難しく、近親交配まで考慮しなくてはいけません。

カラーブリーダーとしての豊富な専門知識が必要とされるブリーディングです。


カラー遺伝子についてご質問お受けします。
弊舎から嫁いでいない、関係を持っていない…
ご心配ご無用です。
同じ愛犬家として、知っている限りお答え致します。
一般家庭の方も、プロの方もどうぞ。


カラー遺伝子は命に関わる交配にも繋がりますので、表記・記載ミスなどございましたらご指摘願います。

パグ・イタグレ
 ブリーダー
TOPに戻る

カラーブリード
  レッド

カラーブリード
ブラック&タン

カラーブリード
 イザベラ

カラーブリード
 ソリッド