カラー遺伝子を考える。
イザベラ!
ミルクコーヒーの色と言われています。
イメージするも分からないでしょうか…
面白みのある、優しい感じの色合いです。
それなりにはイザベラコートの子も増えてきました。
犬質的にはまだまだと言ったところですが、ドッグショーにも出展される場合もございますので是非ご覧下さい。
ブルーコートの作出は専門カラーブリーダーのプロの仕事と申しましたが、イザベラの作出は更に難しく時間も掛かります。
ブラック&タン → チョコレート&タン → イザベラ&タン → イザベラ&クリーム…
イザベラ&クリームでは、なんと4つの劣性遺伝子のホモ結合が必要!!
作出までの手間と時間を考えるのも恐ろしい…
ソリッドブラック → ソリッドチョコレート → ソリッドブルー…
「Dominant Black locus」が必要な上に、3つの劣性遺伝子!!
ブラック&タン系かソリッドブラック系に、ブラウン遺伝子でチョコレートにしてから、ダイリューションを合わせるのです。
専門外の方が繁殖をしたいのならば…
価格は考えずに同じイザベラカラーの牡牝を購入し繁殖を考えましょう。
ただし、血統的にも新しい血ですから必ず専門家の強いアドバイスの元に行うようにしてください。
血統書上は近親ではなくとも、数代たどれば同じ血統に結び付いてしまうはずです。
それ程頭数が少ないのですが。
血統が近い分、劣勢遺伝子の組み合わせが多い分、万一の奇形や死産、難産などは覚悟しといた方が無難でしょう。
鼻の色が紫色っぽい、クリームコーヒーカラーのダックスフンドがいましたら聞いてみるのも良いでしょう。
ダイリューション遺伝子の関係か、こちらも皮膚の弱い子が多いようです。
紫外線や皮膚病にも感染しやすいようです。
十分に注意して下さい。
稀少で高価なレアカラーダックスです。
今後は、JKCスタンダードに則った質高い子が増えてくるに違いありません。
カラー遺伝子についてご質問お受けします。
弊舎から嫁いでいない、関係を持っていない…
ご心配ご無用です。
同じ愛犬家として、知っている限りお答え致します。
一般家庭の方も、プロの方もどうぞ。
カラー遺伝子は命に関わる交配にも繋がりますので、表記・記載ミスなどございましたらご指摘願います。