旧義歯と新義歯の違い
左が新義歯、右が旧義歯です。大きさも形も違います。旧義歯では歯のかみ合わせの位置や高さが、下顎を低く、それに伴って上顎を高く作ってあるので、かみづらい義歯になっています。大きさも小さいので、粘膜に余計な負担が掛かり、痛みが出やすくなっています。
新義歯では、大きさや形を適切に作ってあるので、食べやすい義歯になっています。
旧義歯における、咬度表です。真ん中が最も食べやすく、外側に行くほど食べにくい食物であることを表しています。これによると、すでにご飯は食べられません。が、なぜかくらげの酢の物に○がついています。
*咬度表とは、山本為之先生考案の表 で、総義歯の咀嚼効力の簡易な判定表の事です。
新義歯における咬度表です。ほとんどの食べ物が食べられるようになりました。
このように、何でも食べられるような総義歯を作るのも、私たち歯科医の仕事のひとつです。