教育学 コメント
従来、停学や退学問題は、住々にして非行の程度や周囲の状況等を抜き
にして、抽象的にその是非が論じられているように思われる。
日米の判例をとおして、一体どのような状況下で、どの程度の非行につい
て、どのような停学や退学がなされているかを、客観的に調べ、問題点を
明確に述べられている。所蔵図書館も３９ヶ所に及び、広く読まれている。

編著
杉田　荘治　愛知県立松蔭高等学校長
現在、イオンド大学　教育学部教授。

著書
「学校教育と体罰」
「アメリカの体罰判例３０選」
「判例にみる日米の教員解雇」

著書紹介
杉田荘治（すぎた　しょうじ）
＜略歴＞
１９２６年　富山市出身。富山中学（旧）から陸軍士官学校（６０期）
１９５３年　富山高等学校文科（旧）を経て名古屋大学法学部卒業
　　　　　　愛知県立大府・瀬戸窯業・千種各高等学校教諭歴任
１９６８年　愛知県教育委員会管理主事
１９７２年　愛知県立古知野高等学校校長
１９７４年　愛知県教育委員会人事管理主幹
１９７６年　愛知県立長久手高等学校校長
１９８０年　愛知県立惟信高等学校校長
１９８３年　愛知県立松蔭高等学校校長
　　　　　　日本教育法学会会員。愛知県教育振興会監事

＜主論文＞
「家庭一般と婦人差別撤廃条約」
「米英とわが国司法制度の比較」
「高校経営に関する法規的資料の整理と解説」
　　　（以上論文集）
「教育課程編成における校長と職員会議の権限」
　　　（教育法研究会発表）

コメント
著書はアメリカ連邦最高裁の体罰判例である
「イングラハム対ライト事件」の判決要旨を
含め、３０選の概要が述べられている。
わが国での大学等の所蔵は３３館に及ぶが、
絶版になっていることが惜しまれる。

<編著・執筆者一覧＞
編者
佐藤　全　　国立教育研究所教職研究室長
若井彌一　　上越教育大学助教授

執筆者（５０音順）
阿部慎二　　国立教育研究所研究協力者
新井雄啓　　埼玉県坂戸市立千代田中学校校長
伊藤　稔　　東京理科大学講師
岩崎孝昭　　人材育成研究所
植田健男　　名古屋大学助教授
牛渡　淳　　仙台白百合短期大学助教授
遠藤孝夫　　帝京大学講師
大久保了平　国際基督教大学講師
大塚　豊　　広島大学助教授
小野田正利　長崎大学助教授
茅島　篤　　工学院大学助教授
菊地英昭　　国立教育研究所研究協力者
窪田眞二　　筑波大学助教授
古賀一博　　高松短期大学助教授
小林順子　　清泉女子大学教授
坂野慎二　　東北大学助手
坂本孝徳　　国立教育研究所主任研究官
佐竹勝利　　鳴門教育大学助教授
佐藤　全　　上　　掲
杉田荘治　　愛知県杜若高等学校校長
高橋寛人　　横浜市立大学助教授
高橋まゆみ　元国立教育研究所研究協力者
牧田　章　　横浜国立大学講師
宮崎秀一　　青森明の星短期大学助教授
八尾坂　修　国立教育研究所主任研究官
山本久雄　　愛媛大学助教授
若井彌一　　前　　掲

（平成４年１２月１日　初版発行）

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