fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 今日の元気塾は「心がかよう5分間家庭訪問」というテーマで研修しました。「家庭訪問をしなさい」と言うのは簡単ですが、実際にはなかなか出来ないものです。特に経験の少ない若い時代は、なんとなく構えてしまいその一歩が踏み出せません。私もそうでした。 でも勇気を出して訪問するとそこから確実に変わっていきます。子どもも親もそして教師自身が変わっていきます。そんな私の経験談を今日の研修では話させてもらいました。毎日、授業や教材研究、生活指導、会議、事務仕事・・・・忙しい中、なかなか家庭訪問まで手が回らないことでしょう。でも学校の帰りに、5分でいいから、気になった子どもの家のチャイムをならしてみてほしいのです。「ちょっとだけ顔を見たかったんや、元気そうで安心したわ」って子どもに一声かけてやるだけで、その子は翌朝は大きな声であいさつしてくれます。「お母さん、今日ね、体育の時間にあいつは友だちに優しく跳び箱を教えていましたよ。感心しました」ってお母さんに一声かければ、夕食はきっと楽しいひとときになるはずです。そんな5分間の家庭訪問を若い先生にもしてほしいなって思っています。 午後は、久しぶりに奈良に行ってきました。私が奈良でずっとお世話になっていた中谷先生(元小学校長、74歳)が当時の仲間7人を集めて私を誘ってくださったのです。20代後半から40代前半まで、ほぼ毎月一回は奈良に行って授業研究を中心に勉強をしていました。中谷先生からは「だまされたと思って、教えない指導をしてごらん」って言われ、教え込み指導一本の自分に気づき、それ以来、子どもの力を信じ、子どもが動き出すのを待てるようになりました。「奈良の学習法」を基に土谷正規の人間教育、岩井邦夫の忍者体育等をここで学びました。 今日の行動は当時とまったく同じでした。土曜の2時に奈良に行き、夜の9時に奈良を出て11時ぐらいに家に帰ってくる・・・・なんだか20年前に戻った気がしました。 当時、仲間から「奈良まで2時間もかけて大変だね」って言われていましたが、行く時の2時間は、今日は何を教えてもらえるだろうって期待でワクワクしていましたし、帰りの2時間は、よし今度あれをやってみるぞって希望に燃えていました。だから電車の2時間はとっても短く感じていたのです。今日の2時間もいろいろ思い出しているとあっという間でした。 「教育は足でかせぐもの」・・・・・・中学時代の恩師、里則男先生から何度も何度も教えていただいた言葉です。 これが私の基本になりました。
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