fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 今日は奈良女子大附属小学校で「日本体育教育技術学会」が行われ、あの岩井邦夫先生の最後の忍者体育が公開されました。私も忙しい最中だったのですが、なんとか参加することが出来ました。元気塾からは、鈴木先生(西宮)古川先生(西宮)小川先生(三田)大川先生(川西)光田先生(川西)山田先生(大阪)足立先生(神戸)が参加されていました。岩井先生の忍者体育を含め公開授業2本、模擬授業4本、シンポジウム等、朝9時から5時まで一日中でしたが、なかなかおもしろい会でした。 岩井先生以外の他の授業者は、みなさんTOSS(法則化体育)の方なのですが、「それでいいのか」と毎度のことながら批判的な意見を言わせてもらいました。その意見の中で、私が引用した二人の教育者(いずれも故人)の言葉を書いておきます。 体育の授業は、ある運動教材を消化すること、あるいはそれが要求している運動能力を獲得させることを究極の目的にすべきではない。それは仮の目標であり、当面の目標である。 跳び箱を跳ばすことは仮の目標であり、それが達成できなくても、自分の身体で感じ、確かめ、つなぎ、悟り、覚え、自分を知り、友達を知り、生き続けていく意欲、生活を切りひらいていく構えを確かにすることができればいいのである。それが体育の授業の究極のねらいだからである。(重松鷹泰) 「楽しさ」ということですが、授業への積極的な参加、さらに教師から与えられたというよりも、自分で自分に課した容易でない課題を解く努力、その努力の中に友達も先生も一緒に参加してそれをやった。そしてついに糸を解いたという経験。 これが子どもにとっての「楽しい」ということの最も本質的な内容ではないかと思うのです。(林 竹二) TOSS(法則化体育)がこれまでやってきた功績は認めますが、このお二人の言葉にTOSSの先生たちが、何も感じないようなら、それはただの教師の自己満足だと私は思います。TOSSの先生たちが仮の目標で満足せずに、究極の目標に向かっていってくれることを願っています。なぜなら私たち教師は 「子どもの未来」 のために教育をやっているからです。
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