fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 今日はお薦めの本を3冊紹介します。 ★「こんにちはバイマーヤンジンです」 バイマーヤンジン著 致知出版社 1260円 バイマーヤンジンさんはチベットの歌手で、日本に来てもう10年以上経ちますが、全国各地でのコンサートと講演は大反響で、徹子の部屋にも出演された方です。講演ではチベットの文化と日本の文化を比べながら、人として何が大事なのか、大切な心は何かを流暢な日本語で語って下さっています。その傍らチベットに学校を建てるための活動も熱心にされている方です。この本はその講演の様子がライブで伝わってくる内容です。読みながら笑ったり泣いたりしてしまいます。尚、この本の収益はすべてチベットに学校を建てるための資金に充てられています。 そのバイマーヤンジンさんと私はナントお会いしたのです。2月23日池田市細河小にバイマーヤンジンさんが 「仲島の講演が聴きたい」 ってわざわざ来て下さったのです。信じられないことでした。あー感激!とってもとっても素敵な方で、緊張しまくりの私でした。 http://www1.odn.ne.jp/ccb79800/ ★「いのちのおはなし」 日野原重明・文 村上康成・絵 講談社 1365円 95歳の現役医師である日野原先生が全国各地の小学校で「命の授業」をされていたことが絵本となって再現されています。4年生の子どもたちと日野原先生のやりとりが聞こえてきます。「命とは自分の持っている時間」 その時間をどう使うのか、それを決めるのは 「自分の心」 心を豊かに育てて、その命を 「自分のための時間」 だけではなく 「人のための時間」 にも使っていく人になってほしいという日野原先生の願いが子どもたちに伝わっていきます。 2月22日、私は愛知県高浜市の「たかはま夢・未来塾」で、子どもたちに 「いのちのおはなし」 を一部使いながら授業をしてきました。 http://www.bestlife.ne.jp/hinohara/books/index.html ★「いのちを慈しむヒューマンコミュニケーション授業」 高塚人志著 大修館書店1890円 高塚先生は現在鳥取大学医学部の助教授ですが、元々は高校の体育教師でした。自己肯定感の低い高校生を保育園児や高齢者との交流を通して 「オレもなかなかなもんや」 と自信を持たせ、生きる喜びを感じさせていく授業を展開していくのです。その授業が現在は医学部の学生に対して行われ、病を診る医者から、人を診る医者を育てておられるのです。 園児との交流を最初は嫌がっていた高校生や、言うことをまったく聞かない園児に手を焼いていた高校生が、長期間交流を続けていく中で、だんだんと 「自分を必要としてくれる」 喜びを感じていくのです。お別れの日に、病気で休んでしまった園児が、家で母親にその高校生からの手紙を読んでもらい、泣き出してしまう場面は涙なしでは読むことが出来ませんでした。 高塚先生は言います。 「こういった交流をする学校は多い。でも2,3回の交流だけではかえって嫌な思いが残ることがある。繰り返し繰り返し関わることで、命の尊さや生き方を改めて問い直すことができるのだ。読み書き計算にはあれほど繰り返し時間をかけているのに、心の礎になる役立ち感や自己肯定感、思いやりの心への気づき、コミュニケーション力、実践力、気力を育むのに、学校現場はどれだけ時間を割いているだろうか。」 「人ありて我あり。他を慈しむ心」 そのすばらしさが、この本からにじみ出ています。 また高塚先生自身が撮られた多くの写真からも感動がいっぱい伝わってきます。 http://hp1.tcbnet.ne.jp/~taka255/index.html
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