fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text 3週間ほど前、JRの駅で偶然、教え子の優介(仮名・20歳)に出会いました。 「先生、いいところで会えたわ。今度みんなでボーリングに行くんだけど、先生も誘おうと思ってたんよ。先生、都合はどうですか?」 「今、予定表がないから、わからんので、また連絡するわ。何人ぐらい来るんや?」 「10人くらい来ると思う。先生、出来るだけ来てな」 「まだわからんけど、先生のパワーボーリングを見せたいわ(笑)」 そして家に帰り、予定表を見ると、あーショック、仕事と重なって行けないことが判明しました。後日、優介に謝りの手紙と軍資金を送りました。 昨夜、優介からメールが入りました。私はてっきり 「先生、軍資金ありがとう」 のメールだと思っていましたが・・・・。 「・・・この間送っていただいたお金は、やっぱり手をつけることはできません。僕なりにいろいろ考えましたが、軍資金として使っちゃいけないと思い、机の中に大事になおしています。次に先生に会う機会にちゃんとお返ししたいと思います。お金じゃなく先生が顔を出してくれるのが理想なので、また次回を楽しみにしています。優介」 メールを読みながら、心が温かくなり、なんだか涙が出そうになってしまいました。教え子と飲みに行った時はもちろん私が出すし、自分が行けない時は軍資金を出すということは、私の中では当たり前だったし、今回も使ってほしいと思っていました。なのに・・・お金じゃなく顔を出してくれる方がいい・・・そんな優介の気持ちと心遣いに私はすごく感動してしまったのです。 ※優介とは、拙著「教師力を磨く」の24ページに出てくるあの優介です。もし本をお持ちの方は、そこをもう一度読んでやってください。 優介への返信メールの最後に、一言付け加えました。 「・・・・・・優介、頑張って先生になれよ。おまえなら絶対にええ先生になれるよ。その日を私は夢見ています。仲島」
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