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2008年8月25日
白球を追いかけて
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(8月25日朝日新聞「ひととき」より)
 
息子へ
 6年間の野球生活、おつかれさま。
 いろいろ悩み、苦しみながらも、どうにか中学3年まで野球を続けてこられたのは、あなたの野球に対する強い愛情があったからでした。感情表現の得意でないあなたは人間関係に悩み「大好き」という気持ちだけで野球を続けられないことを身をもって知りましたね。
 この夏の甲子園で、小さい頃に一緒に遊んだ近所のお兄ちゃんが活躍する姿を見て感動した矢先、神様はそっぽを向いてしまいました。中学最後の選手権大会で、9人の3年生のうち一人だけのスタメン落ち。食事もとれずに落ち込んでいるあなたを見て、私もやせました。でも、この悔しい出来事が、あなたを数倍大きくしてくれると信じましょう。人生はまだまだこれから。一度、グラブとバットはお休みさせて、明日から新しい道を歩きましょう。
 初めてユニホームの袖に手を通してにっこり笑った日、ここぞという場面でヒットを打てたときの得意そうな顔、練習に疲れ、家に帰るやいなやベッドに倒れ込んだこと。あなたと一緒に泣いて笑ったこの6年間は、私の人生で一番、一生懸命に、そしてひたむきに頑張れたひとときでした。
 ありがとう。お母さんはすごく楽しかったよ。  (高知市 上島 愛)
 
 
※・・・・涙・・・・涙・・・・・感動・・・・。
 
 

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Posted by naka602 at 00:54 | TrackBack (0)
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