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2009年4月24日
教育は今日行くこと、足でかせぐもの
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 大阪市西淀川区の不明女児死亡、犯人逮捕のニュースを聞きながら、やっぱりかと思うと同時にやるせない気持ちでいっぱいになりました。
 西淀川区は、私が子ども時代を過ごした懐かしい所です。今回の女児が通っていた小学校は、私の家があった所から徒歩圏内でした。それだけに今回の事件は身近に感じていました。
 
 新聞には、学校の責任を追及する記事も出ていましたが、
「今、学校はめちゃめちゃ忙しいねん!」
「児童相談所も件数が多すぎて余裕がまったくないねん、職員が足りないねん!」
と言いたいです。学校や児相の現状もちゃんと知ってほしいのです。
あの全国学力検査に何十億円も、また教員免許更新制に何十億円もかける予算があるなら、こんな現場の厳しくて忙しい状況にその何分の1かでも予算をかけて、教員や職員を増員する必要がある!って報道してほしいと思うのです。
マスコミって、表面的なことだけを騒ぎ過ぎで、本質的な問題をちゃんと伝えないことに本当に憤りを感じます。(※草なぎ君の件もそうです)
 
 と、マスコミ批判をしたあとに、マスコミの報道をみていうのはおかしいですが、
今回の学校の対応については、学校を応援する立場から私も言いたいですね。
まず一つ目は、
女児が顔にあざをつくっていた時、家に電話をかけた、ということですが、
そういう時は、電話ではなく、絶対家庭訪問なのです。顔を見て話すのです。
二つ目、
その後、家庭訪問の必要を感じて、家庭訪問の申し入れをするが断られ、そのままになっていたという件、
こういう時は、アポなしで家庭訪問するのです。とにかく家に行って様子を見るのです。「娘は和歌山に行って、家にいない」と断られても、とにかく行くのです。母親や義父と会って話をするのです。そして、こういう場合は担任一人ではなく、複数で家庭訪問です。
三つ目、
学校だけで対応していた事、
少しでも虐待の疑いがあれば、すぐに児童相談所(こどもセンター)に連絡することです。こういう事態は助けてもらわないと、学校だけでは無理なのです。遠慮せず、すぐに児相や警察です。学校というところは責任感が強いのか閉鎖的なのか、なぜか連絡するのをためらってしまいます。
 
 
私の学校の幸田修一校長は、口癖のようにいつも言ってました。
「電話じゃなく、顔見て話してこい! 教育は今日行くことや!」
そして、先生が学校に戻ってくるのをいつまでも待っていてくれました。
 
 
最後になりましたが、聖香さんのご冥福をお祈りいたします。

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Posted by naka602 at 21:18 | TrackBack (0)
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