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2010年3月10日
決して見捨てない その2
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若い先生たちに最後に伝えたいのは 「教育は足でかせぐ」 ということです。
何かがあったら、自分の足で確かめましょう。自分のからだを使って話しましょう。
忙しくても時間を見つけて行きましょう。
しんどい子ほど、そんな先生を待っています。
「先生は俺のためにわざわざ家に来てくれた」
「先生は私の息子のためにわざわざこんなことをしてくれた」
そんな言葉を何度も聞きました。
教師のちょっとした「わざわざ」は、しんどい子の心を温めます。
ちょっとした「わざわざ」は、その子の勇気と希望になります。
 
世間では、「勝ち組」や「負け組」 という言葉がよく使われています。
私はこの2つの分け方がとてもいやなのですが、どうしても使えというなら、
私は負け組に目をかける教師でありたい、そう思っています。
もちろん、勝ち組にも声をかけてやります。応援もします。
でもしんどくて倒れそうな子どもにこそ、手をしっかりかけて、
自分の力で歩く人間に育てていきたいのです。
そんな子を決して見捨てない教師でありたい。
それが私の教師観です。
 
(拙著 「教師力を磨く」 p230あとがき より抜粋)
 
 

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Posted by naka602 at 23:23 | TrackBack (0)
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