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2011年2月13日
10秒の愛
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2月11日(金)  鳥取県琴浦町カウベホール
       第4回 「10秒の愛」講演会・シンポジウム
 
    10秒の愛
 
子どもって、忙しい時に限って寄ってきます。
子どもって、なかなかさっさとできません。
子どもって、なかなかはっきり言えません。
  でもたった10秒でいいのです。 まず子どもを抱きしめてあげてください。
    たった10秒でいいのです。 「早く!」って言う前に待ってあげてください。
    たった10秒でいいのです。せかさずにじっと聞いてあげてください。
すると、そこに 「笑顔」 が生まれます。そこに 「つながり」 が生まれます。
    たかが10秒、されど10秒。
        「10秒の愛」 は子どもを幸せにするのです。
 
 
鳥取県琴浦町では、この「10秒の愛」をテーマにした講演会・シンポジウムが
4年連続で行われています。
町教委やPTAが中心となり、「10秒の愛」キャンペーンとして、町内の保育園や幼稚
園から小・中学校、そして健全育成協議会など町全体を巻き込んで広がっています。
 
「10秒の愛」とは、忙しい毎日の中で忘れがちな子どもとのふれあいについて、
10秒だけでも、子どもと真剣に向き合おうという子育ての合言葉です。
「抱きしめる10秒」 「聞いてあげる10秒」 「待つ10秒」・・・・・・・
そんな呼びかけに、「10秒の愛」の川柳(1行詩)ができ、「10秒の愛」の創作劇を
つくったPTAもありと、琴浦町では町全体に浸透し始めているそうです。昨年の町民の
認知度は62%というのですからスゴイことです。
 
  「10秒で たくさんあるよ できること 」
  「10秒待って 子の笑顔  私も笑って 皆笑顔 」
  「今夜から 『あとで』の前に 我が子抱き 」
  「朝のおはよう 夜のおやすみ  あいさつ聞けてうれしいな 」
 
そんな川柳や1行詩の中におもしろいものも見つけました。
たった10秒が待てないお父さんが一生懸命に待つ様子を、妻が書きます。
「そんな時、ホントに時計をながめるバカおやじ 」
そんな素直なお父さんがかわいいですね(笑)
 
 
琴浦町がなぜこんなふうに町全体として取り組むようになったのか?
それは5年前、私が鳥取県PTAの講演会で「10秒の愛」を話したことを、
琴浦町・以西小PTAの井上洋子さんが、自分の学校に持ち帰って動き出したのです。
その一歩がまず校長先生を動かし、そして教育委員会も動かし、町全体へと広がって
いったのです。 井上さんの「一歩」がここまで広がり、今では県外からの視察や
問合せも来るようになったそうです。今回も島根県から参加があったということです。
また全国PTAでの発表や県外の講演会にも招かれるようになっているそうです。
私は、その「10秒の愛」の提唱者として紹介されるのですが、それは恐縮しますし、
もうその立場ではありません。もう琴浦町が立派な提唱者なのですから・・・。
私も今年で4年連続で「10秒の愛」講演をしていますが・・・もうネタ切れです(笑)
これからは琴浦町がどんどんネタを増やしていってくれることでしょう。
 
 
鳥取県琴浦町・・・・・ お正月のテレビで何度も全国放映されました。
年末からの大寒波で、国道9号線は雪のために、約1000台の車が立ち往生。
大晦日から元旦にかけてまったく動けず一夜を明かした車の列に、
「トイレを使ってください」と立て看板を出したり、おにぎりをつくって見ず知らずの人に
差し入れをする琴浦町の人たち。
雪の中、動けずに不安な気持ちでいる人たちの心と体を元気にしてくれたのです。
そんな優しくて温かい琴浦町です。
 
 
 
 
 

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Posted by naka602 at 16:54 | TrackBack (0)
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