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2014年5月28日
西宮市人権冊子NO.15
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今年の西宮市人権冊子「人権文化の花咲くまち 西宮をめざして」NO.15
が届きました。今年の作者は、廣瀬智恵さん(28歳)です。
題は「じしんがおきた日」です。
あの阪神大震災が起きた1月17日のことが絵本として描かれています。


作者の廣瀬さん、いえ智恵(ちえ)ちゃんと呼ばせてください。
智恵ちゃんは、私が平木小に勤めていた時の3年生です。私は6年担当だったの
ですが、私の地区担当(青木町)で、智恵ちゃんも妹のみかちゃん(1年)も
知っていましたし、係りをして下さっていたお母さんもよく知っていました。
阪神大震災で青木町は壊滅的な被害を受け、智恵ちゃん家族ももう少しで
天国へ行ってしまうところでした。

その11年後(2006年)、
智恵ちゃんは、図工の教師として母校平木小に戻ってきました。
震災のことを知らなくなっている子どもたちにどう伝えればいいか?
智恵先生は悩み続けます。
そして智恵先生は、自身の体験を文と絵にして「じしんがおきた日」と
いう絵本(紙芝居)を作ったのです。(2010年)

その1冊の手作り絵本が、この度「西宮市人権冊子2014」として生まれ変わり
市民のみなさまにも読んでもらえることになりました。
西宮市内の市役所、公民館に置いてあります。
ぜひ手にとって読んでみてください。持ち帰って我が子に読んであげて下さい。
もしない時や複数冊ほしいときは、市役所「人権平和推進課」(0798-35-3320)
に問い合わせると対応してくれると思います。



※これに関連したエピソードを2つほど紹介します。
この西宮市人権冊子「人権文化の花咲くまち 西宮をめざして」は
私が西宮市教育委員会人権教育室に勤務している時から始まりました。
それまでの人権啓発冊子は、難しく堅苦しい内容だったので、
もっと市民のみなさんにも読んでもらえるようにしようと
大幅に内容を刷新したのです。
そして今の形になったのが、NO.5からで、まずは私が執筆しました。
NO.5「優しさというビタミン愛」(2004年)
NO.6「優しさというビタミン愛パート2」(2005年)
NO.7「優しさというビタミン愛パート3」(2006年)
が私の執筆冊子です。(今も市役所に在庫はあるかな?(笑))

それが今も続いて、今年の執筆者が智恵ちゃんです。
なんか嬉しくて嬉しくて・・・・ 
あの智恵ちゃんが書いてくれたのですよ。


もう一つのエピソードです。
震災から5年後、私は震災で出来た新設校の西宮浜小にいたのですが、
私のクラス(6年2組)に「廣瀬みか」という転入生が入ってきます。
そうです智恵ちゃんの妹のみかちゃんです。
そしてお母さんとも再会しました。
その再会から9年後、
私は平木小の校内授業研究会の指導助言に行きました。
3年生の図工の研究授業です。
授業者は「廣瀬智恵」先生でした。


嬉しい嬉しいつながりと感動です。





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Posted by naka602 at 23:29 | TrackBack (0)
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