« 前のエントリー | Main | 次のエントリー » | TrackBack |


2014年10月9日
ほんのちょっとだけですが・・・
fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text
先日2日連続で、地域の「見守り隊」として、交差点で下校時の子どもたちを見守ってきました。蛍光の安全ベスト(兵庫県警と表示されています)を身につけて黄色の旗を振りながらの活動です。最初は少し照れくさかったですが、旗を持つとしっかり「それなりの人」になってしまいます(笑)

2日連続で立つと、子どもたちも覚えてくれていて話しかけてくれます。
「昨日と同じオッチャンや」
それだけでなんか嬉しいです(笑)
中には、「オッチャンは60歳?」って聞く子がいるのです。
きっと見守り隊のオッチャンは、退職した人っていうイメージなのでしょう。
「違うで、60歳になってない!」
「じゃあ何歳?」
「15歳!」
「うそー」
「ごめん40歳や」
「やっぱり」
(ごめん18歳サバを読みました)

こんなおじさんにも出会いました。
「あなたは警察官ですか?」
「いえ、地域の者です」
「そうですか、でもそんな服着てるから、いつもだったら信号無視して
 渡るけど、今日は止まりましたわ(笑)ご苦労様、ありがとう」
こんな言葉も、なんか嬉しいですね。



もう20数年前のことです。息子が小学生の時、私は地域の子ども会の会長
をしていました。平日は学校の子どもたちと過ごし、休日は地域の子どもたち
と過ごすのですから大変です(笑)休む暇なしです。

休日くらいは子どもから解放されたいと思っていた私を変えたのは、
当時のPTA副会長の沢村さん(阪神大震災で死去)でした。
私と同い年の沢村さんは、地域の子どもたちのためにいつも献身的に活動され
ていました。
「沢村さん、いつもありがとうございます」
「先生こそいつもありがとう。でも先生も地元を大事にせなあかんで」

その沢村さんの言葉が、子ども会の会長を引き受けるきっかけになりました。
会長になったことを沢村さんに報告すると
「先生、ありがとう」
他地域のことなのに、私に「ありがとう」と言う沢村さんです。
沢村さんはホント素敵な人です。


子ども会の会長として、地域の会合に出るようになって、私は多くの人たちが、
こんなにも地域のために動いている現実を初めて知りました。中には会社では
相当なポストの人もいましたが、地域では一人のオッチャンです。そんな肩書き
は関係なしにみんなで動いているのです。もちろん無償ですよ。私なんか全然
ダメですわ。

ある日、地域の人がこんなことを言っておられました。
「学校の先生方が、いつも地域行事に出てくれてホント嬉しいのですが、
 時々言うんです『先生も休日くらい休みよ。それで時間があれば、自分の
 地域の行事に出てあげてくださいね。その方がいいですよ』って」

先生って、学校の地域行事には熱心に出てくれることが多いのですが、
自分が住んでいる地域のことはホンマ知らないんですね。というか無関心に
なっているのです。

地域の人の中には
「学校の先生も地域行事に来てほしい!」と強く希望する人
もいますが、
「自分の住んでいる地域に行ってあげてくださいね」
こんな地域の人の言葉に、私は感動してしまうのです。



たった2日間の「見守り隊」でしたが、ほんのほんのちょっとだけ、
ホンマちょっとだけでしたが、地域に貢献できてよかったなと思っています。




fjrigjwwe9r2mt_entry:entry_text_more
Posted by naka602 at 07:27 | TrackBack (0)
TrackBack

この記事へトラックバックするには、このURLをお使いください:
https://www.bbweb-arena.com/trackback.asp?entry_id=116355