« 前のエントリー | Main | 次のエントリー » | TrackBack |
2017年1月17日 |
あれから22年 |
1.17は命を思う日、一生懸命に生きることを誓う日。 午前5時46分、合掌。 昨夜の晩御飯は「おでん」でした。 実はあの大震災の前夜も我が家は「おでん」だったのです。 翌朝の震度7の揺れに、お鍋からおでんは飛び出し、床に散乱しましたが、 底の方に少しだけ残っていたのです。 その少しのおでんが、1.17の我が家の食事になりました。 これで生き伸びたというのは大げさですが、少しのおでんがどれだけ美味し かったことか。 震災後、すごく困るのは生活用水、つまりトイレの水です。 飲み水はけっこう早く手に入るのですが、トイレの水は大変です。 我が家には、前夜のお風呂の残り湯がありました。 これがどれだけ助かったことか。 お風呂の残り湯はすぐに流してはいけないのです。 でも最近は流してしまうことも多くなりました。 以前はタンスが倒れないように防災用のつっかえ棒をしていたのに いつの間にか、それも外してしまいました。 これではダメとわかっていても・・・。 今朝、午前5時30分にテレビをつけると放送をしていたのは たった2局だけ。20年を節目に放送を止めた局が大半です。 「あぁこうやって忘れられていくんだな」と少し寂しい思いになりつつ、 自分の中の防災意識も薄れていくのを感じています。 震災後、ポリタンク(20L)2個に水を入れていつも保管していましたが、 20年も経つとポリタンクも割れてしまったのです。ここ1年ほどほったらかし にしていましたが、先日、コーナンに行って、ポリタンクを買い直しました。 新品のポリタンクに水を入れながら、もう一度防災意識を見つめ直しています。 |
今年もこの日がきました。あれから22回目の1.17です。20年過ぎても、ちっとも涙は枯れません。年月は関係ないのでしょう。たぶんこの思いは一生続くのでしょうね。
Posted by naka602 at 07:06
| TrackBack (0)
|
TrackBack |
この記事へトラックバックするには、このURLをお使いください: |