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2020年4月30日
春の叙勲その2 お母さんごめんなさい
春の叙勲その2です。実は叙勲については、今まであまり興味もなく素通りしていましたが、昨年私の大学の恩師である船越正康先生の叙勲受賞パーティーのMCをしたことで、少し興味を持つようになったのです。
そして気づいたのです。
「うちにも似たものがあった」と・・・・。


2年前に母が93歳で亡くなった後、部屋の後片づけをしていた時に
「これなんや?」
綺麗な入れ物に入った「勲章みたいなもの」が見つかったのです。
同時に、文部省の特殊教育(特別支援教育)表彰者名簿も見つかり、
母の名前も載っていました。昭和53年(1978年)54歳の時です。
「そうか、これは、この表彰とセットでもらったんだな」と
その時は思っていたのです。
母は「養護学校教諭免許」を日本で一番に取得した人です。
昭和35年(1960年)のことです。
日本の特殊教育(特別支援教育)のパイオニアだった人です。
だから文部省の表彰は、当然のことだったと思います。

そうなんです。そう思い込んでいたのです。
そして船越先生のパーティーのあとにそのケースをもう一度見直して
ビックリしたのです。
旧字で印章のような字だったので気づいていませんでしたが、よく見ると
『瑞宝単光章』

「わぁ〜これ叙勲の勲章や!本物の勲章や!」
「え〜これいつもらったんやろ? 全然知らんかった〜〜」
「わぁ〜お母さんごめんなさい。 全然知らなくて」

調べて見ると『瑞宝単光章』は平成15年(2003年)に新たに
作られたみたいなので、授章は2003年以降になります。
母の78歳以降になります。

たぶん母はこの授章のことは、私にも話したのだと思いますが、
私が聞き流していたのだと思います。興味がなかったので・・。
まあたぶん母もそんなことを自慢する人ではないので、
母も軽く喋っただけだったのだと思いますが・・。

あ〜〜でもでも
今更ですが、「お母さんごめんなさい」
お祝いのひとつもせずに・・。
なんて親不孝な息子なんだ。「ホンマごめんなさい」



ところで、これは何年に授章したのでしょうね?
もう母も父も天国にいるのでそれが分からずじまいです。
ネットで調べてもわからないし、頼みの綱は
「探偵ナイトスクープ」しかないなと思っています。




Posted by naka602 at 23:14 | TrackBack (0)
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