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2020年8月13日
本日はお日柄もよく
原田マハさんの作品に 「本日はお日柄もよく」 という小説がありますが、若い先生にこの本は読んだ方がいいと薦めています。校長会で校長先生にも薦めました。
この小説では、スピーチライターのことが描かれているので 「人の心をつかむスピーチの仕方」 が随所に出てきます。これを読めば、校長先生も先生方も子どもとの出会いのあいさつ、保護者向けあいさつにとても役立ちます。そして学校づくりや学級づくりにもつながると私は思っています。

オバマ大統領の演説は心に響くものがありましたが、これはオバマ大統領本人と
いうよりオバマ大統領のスピーチライターが素晴らしいということらしいです。
どこの国の大統領や首相にも、スピーチライターがついているようです。

そう思うと、今回の安倍首相の広島と長崎の平和祈念式典でのあいさつは
本当におそまつでした。広島も長崎も文面はほぼ一緒でした。私も新聞で
確かめましたが、広島と長崎が入れ替わっているだけで構成も同じです。
たとえ、言いたいことが同じでも、こんなスピーチでは被爆者の心に届く
はずはありませんし、逆に怒りが湧いてきます。
このスピーチライターはダメですね。
そしてそれを棒読みしている安倍首相もダメですね。
安倍首相も事前チェックした時にわかるでしょう。
「これ同じや」って、「これじゃダメだ」って。


私が西宮市教委の人権教育課係長だった時、
人権教育研究大会等での教育長のあいさつは、私が考えていました。
いわば私がスピーチライター?でした(笑)
でも当時の教育長は、私が考えた原稿を棒読みしないのです。時には
勝手に変えて自分の想いを話すのです。(それで時に失言もありました)
「なんでちゃんと読まないねん」と少し怒りつつ、私はこんな教育長がいいな
と思っていました。しゃあない教育長でしたが好きでした(笑)

スピーチは難しいです。
でもスピーチは人の心を動かします。
だからこそ、しっかり考えたいものです。
しっかり話したいものです。

もうすぐ短い夏休みが終わります。
校長先生、そして先生方、2学期はじめのあいさつはどうしますか。
子どもたちが「がんばるぞ」って思えるスピーチを考えてくださいね。
頑張れ〜〜〜〜。



※今日は亡き母(享年93歳)の誕生日です。
大正13年8月13日生まれ。生きていれば95歳です。
天国のお母さん、元気ですか?
明日お墓参りに行きますね。




Posted by naka602 at 20:13 | TrackBack (0)
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