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2020年12月19日
仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ
人間どう生きるか、どのように振る舞い、どんな気持ちで日々を送ればいいのか、本当に知っていなくてはならないことを、私は全部残らず幼稚園で教わった。人生の知恵は大学という山のてっぺんにあるのではなく、幼稚園の砂場に埋まっていたのである。

これは私が、幼稚園教員・保育士研修で必ず紹介するロバート・フルガム著
「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」の始めの文です。
その書名とよく似ています(笑)こんな本が発売されました。

「仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ」
(川上徹也著・ポプラ社1760円税込)

これは面白そうと思い、すぐに購入しました。本の帯には
「実在する書店をモデルにした感動のノンフィクション&ノベル」
小説と言いながら、実在の本屋さんと店主が登場するほぼ本当の話です。
しかもその本屋さんは、我が家からも近いJR立花駅近くです。

内容は出版取次会社の新入社員の大森理香(主人公)が東京から大阪に赴任し
戸惑いながらも、立花の小さな本屋の店主と出会い、成長していく小説ですが、
店主の小林由美子さんは本名で実在する人です。本屋も実在する小林書店です。
この小林書店で起こった本当の話が盛り込まれたほぼドキュメンタリーです。

読んでいくうちに気づいたのです。
小林書店のことは、数年前にTV「ビーバップハイヒール」で紹介されていた
ことを思い出し、尼崎市HPの「尼ノ国」にも紹介されていることを思い出し
たのです。「あの本屋さんのことや〜」
するとますます身近に感じ、あっという間に267ページを読んでしまいまいした。
店主の小林由美子さんがホンマいいんです。めちゃ素敵な人なのです。
そして由美子さんの夫の昌弘さんがこれまたいいんです。

もう感動がおさまりません。
すぐに感想を手紙にしました。
でも手紙じゃおさまりません。
「迷った時は行く」がモットーの私です(笑)
翌日、朝一番にJR立花駅を降りて「小林書店」に向かったのです。

10時開店ですが9時45分に着くともうシャッターは上げられ戸は開いています。
遠慮がちにそろりと入り
「おはようございます。もういいですか〜」
すると
「いいですよ〜」の声がし、そこには小林由美子さんが立っておられたのです。
(わぁ〜本物の小林由美子さんや〜〜とミーハーの私です(笑))

それからなんと45分間、店内で立ち話の花が満開です(笑)
本にも書いてありました「小林さんが話し好き」って。
喋りの仲島と話し好きの小林さんの立ち話は止まりませんでした(笑)
そのあとに本の配達があったので、45分でやむなく終わりましたが、
なかったら2時間ぐらいいきそうでした。

途中、急な呼び出しで小林さんが席を外すときには私に
「店番お願いね〜〜」と。(出会って10分ほどの私にです)
私も調子に乗って「お任せくださ〜い」って。
するとなんとその間に宅急便がきたのです。
「ハ〜イ、荷物はそこに置いてください」と私が受け取りもして、勝手に
サインもしたのです(笑)

小林さんが戻り、何もなかったように話の続きをして、そのあと本の中でも
登場していためちゃ素敵な昌弘さん(由美子さんの夫)ともお出会いし、
またまた感動するのです。


町の小さな本屋さんで、小林由美子さん、昌弘さんと出会って、つながり、
感動したあと、素敵な絵本を3冊とあの話題の傘を買って、小林書店を
あとにしました。

こんなことってあるんやなあ、
嬉しいなあ本当に。
あ〜〜なんて幸せな時間だったんや。


また小林書店に行きますね〜〜




Posted by naka602 at 21:36 | TrackBack (0)
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