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2014年7月27日
息子の結婚式
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今日7月27日、息子雄介と桃代さんの結婚式がありました。新郎の父として、初めてのモーニング姿の自分がなんだか信じられない感じで、自分事なのに他人事みたいな気分で式を迎えました。

でも式が始まり、息子と花嫁さんを目の前にして、やっと実感です。
とっても素敵な二人に思わず拍手です。そしてちょっと涙も・・・。
小さい頃からのスライドショーに、幸せ感がおそってきます。
「おめでとう雄介、桃ちゃん」


披露宴では、みなさんから本当に温かい言葉をたくさんいただきました。
そんな話に感動し、後半は楽しい余興もあり、笑顔と涙のステキな披露宴に
なりました。2人はこんないい仲間や先生に支えられてここまできたのです。
本当に感謝です。



私のことですが、
昨夜家で「お父さんは、披露宴では、席を回ってお酒をついだりするの?」
とたずねられたので、「あまり動かない。静かに座っておくわ」と言ったのに
今日は全然守れませんでした(笑)ずっと動きっぱなしでした(笑)

でも、動く理由があったのです。
披露宴に駆けつけてくれた雄介の友達は約30人でしたが、私がよく知っている
子ばかりだったからです。
小中学生の時の友達とは、一緒にキャンプにも行きましたし、
高校の友達とは、バスケットの試合で3年間ずっと応援していました。
大学の友達とも、バスケットの試合で一緒でしたし、兵庫で試合がある時は
我が家によく泊まってもらいました。また卒業してからは「元気塾」にも
来てくれました。
だからなんだか、みんな自分の子どもみたいな感覚で、
私はうれしくてうれしくて、それぞれのテーブルを回り、その子らにビールを
つぎながら思い出話に花が咲いて大盛り上がりでした(笑)
新郎はそっちのけです(笑)
多分、彼らも「友人のお父さん」というより「雄介とこのオモロイお父さん」
として認めていてくれていたのだと思います。
その子らと一緒に盛り上がり、新郎雄介より楽しんだ新郎の父でした(笑)

そんな落ち着きのない新郎の父でしたが、
最後のお礼の言葉だけは真剣にやりました。
正面に新郎新婦と両家の親が並んで、まずは新婦の桃ちゃんからお父さんお母
さんへの感謝の手紙が読まれ、みんなが涙しました。雄介も読んでくれました。
その後の私のお礼の言葉です。真面目にせざるを得ません。

で、真面目にしたのかというと、まあまあ(笑)真面目にやりました。
お礼の言葉に「題」などありませんが、つけるとすれば「お好み焼き屋の大将」
そんなちょっと変わった3分間の話で、お礼の言葉にさせていただきました。
(まあまあウケました)


みなさん、本当にありがとうございました。
これからも二人をどうかよろしくお願いします。



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Posted by naka602 at 23:45 | TrackBack (0)


2014年7月20日
夜中の家庭訪問
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昨日、夜の10時過ぎに携帯のベルが鳴りました。私が3年4年と担任したN君からの電話でした。
「今日、実家に帰ってきたのですが、先生、今から来れますか?」
「OK!今から行きま〜す!」

ということで突然の夜の家庭訪問です(笑)
N君の家には10時半に到着。
N君の4年と5歳の息子とおばあちゃん(母)の出迎えに、少し照れながらも
久しぶりのN君宅です。「夜分にすみません」(ホンマ夜分すぎるわ(笑))


「先生が俺らを担任した時の年齢になりました」
「そうやな、あの時『3年3組33歳の仲島です!』って紹介したからな」
「俺もその33歳です。ところで先生は何歳になったのですか?」
「58歳や!」
「えっ、ホンマに? 仲島先生は昔と変わらへんな」
「そうやろ(笑)若いやろ(笑)」

それからN君とN君のお母さんと3人で、ビールを飲みながら
しゃべるしゃべるしゃべる(笑)
N君はビールを飲む飲む、私もついつい飲む飲む(笑)
お母さんはそれを見ながらニコニコ付き合ってくれます。そして
気づいたら時計は深夜の2時を指していました。
「アカン、もう帰らなアカンわ」
ホンマなんちゅう家庭訪問や(笑)
そしてやっと帰りました(笑)

でもこんなにうれしいことはありません。
教え子とお母さんと、今でもこんなふうに話をすることが出来るのは・・。
ホント幸せな深夜の家庭訪問でした。


今、私の講演は「人権・同和教育」が中心なのですが、
私に同和教育の原点を教えてくれたのが、N君のお母さんです。
どんな研修やどんな講演よりも、N君のお母さんの言葉が私の心に一番響いた
のです。私の本当の人権同和教育はここから始まったといってもいいでしょう。
あの頃のある研修会で、私はお母さんから頂いた手紙を読み始めたのですが、
途中から涙が止まらなくなって、とうとう隣の先生に読んでもらう始末でした。

「人間を変えるのは教育しかありません。同和教育は必ず人間を変えます」
このお母さんからの言葉を胸に、私はこれまでやってきました。

今日から夏休みです。7月下旬の2週間は人権研修がたくさん入っています。
N君とお母さんのためにも、しっかり頑張りたいと思います。



※昨日、宜野座高校は準決勝で延長戦の末、沖縄尚学高校に負けました。
 その沖縄尚学高校が、今日優勝し沖縄県代表に決まりました。









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Posted by naka602 at 23:02 | TrackBack (0)


2014年7月18日
がんばれ宜野座高校
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11日〜13日まで沖縄へ行ってきましたが、天気予報に反して3日間とも本当にいい天気で「沖縄らしさ」を十分に感じて取って帰ってきました。

沖縄の高校の校長先生の人権研修でしたが、沖縄ではあまり知られていない
「部落差別」の話も含め、私の笑い入りの関西弁マシンガントークに、
校長先生方はびっくりされていたようです(笑)
でも本当に一生懸命に聞いてくださったので感謝の一言です。
あとの懇親会でも楽しい時間を過ごさせていただきました。
「またうちの学校でも・・・」というリクエストも聞こえてきました。
いつでも行きます!と元気に返事をしておきました(笑)


そんな人権研修の翌日には、沖縄県の高校野球のベスト16、そしてベスト8
の戦いがあり、いよいよ明日はベスト4の激突です。

なんとその中に、2月に講演に行った宜野座高校が残っています。
講演会の後の生徒代表の挨拶は、野球部キャプテンの當間君でした。
ステージの上で固い握手をして「甲子園で待っています」「頑張ります」
そんな約束を交わしましたが、その実現まであと少しです。

昨日は宜野座高校へ、私の手作りの「応援ボード」を送りました。
本当は沖縄へ応援に行きたいところですが、甲子園で待つことにしました。

相手は優勝候補の沖縄尚学です。
ここを破ると甲子園がグッと近づきます。

がんばれ宜野座高校!





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Posted by naka602 at 00:04 | TrackBack (0)


2014年7月11日
沖縄へ行ってきます
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心配だった台風も去って行き、伊丹空港からの沖縄便はちゃんと飛ぶようです。11日から13日まで沖縄へ行って仕事をしてきます。(仕事です(笑))

今回の台風で大きな被害を受けた沖縄ですので、ウキウキ気分では行けないのですが、沖縄の校長先生方に少しでも元気が出るような話をしてこようと思っています。

まあそれでも沖縄へ行けること自体ホンマうれしいです。
大好きな沖縄ですからね。
今回も一人での食事はありません。
昼も夜も予定はびっちり詰まっています(笑)
忙しい中、仲島が来るなら、といって集まってくださるウチナンチュです。
本当に感謝、感激、感動の沖縄です。

では、行ってきま〜す!


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Posted by naka602 at 00:53 | TrackBack (0)


2014年7月5日
安静に、ネイマール
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FIFAワールドカップ8強、ブラジルvsコロンビアの試合中、ブラジルの至宝であるネイマールの腰に相手選手の膝が当たり、ネイマールは転倒し、そのまま担架で運ばれました。

テレビを見ていた私は、ネイマールの様子を見て、もしかしてと思いましたが、
その予想は当たりました。腰椎第3骨の横突起の骨折でした。
でも横突起なら大丈夫です。2,3日は痛みますが2週間ほどで治り、1か月後
には練習を少しずつ再開できると思います。この骨折は、日にち薬なのです。
ワールドカップの欠場は本当に悲しいですが、大事に至らなかったのは幸いです。
横突起から少しずれて腰椎そのものの損傷だと選手生命まで危ぶまれましたから。


なぜ、こんなに詳しいかというと私も同じ所を骨折したことがあるからです。
私のこれまでの人生で唯一入院したのが、この骨折の時です。
今から28年前、30歳の時に授業中の事故(鉄棒から転落)で
腰椎第3、第4、第5の横突起の骨折をしたのです。
ネイマールは第3の1本でしたが、私は第3第4第5の3本の骨折です。

でも骨折の翌日には、腰にコルセットをして学校に行って仕事をしました。
痛みはありましたが、なんとか授業もできましたし、1週間後には1泊2日
の転地学習にも子どもたちを連れていきました。

でも安静にせずに無理をした私の骨折は悪化してしまい、その後
強制的に入院させられたというわけです(笑)
病室でもよく動く私だったので、ベルトで固定されてしまいました(笑)
でもその甲斐あって、2週間で無事退院ということでした。
その後は後遺症もなく、元気にしています。

だから、ネイマールも欠場は残念ですが、
ここは安静にしてゆっくり休んでください。
そしてまた大活躍をしてください。


そんなネイマールのためにも優勝めざして、ブラジル頑張れ〜!




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Posted by naka602 at 00:18 | TrackBack (0)


2014年7月3日
尼の誇り
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今日は、尼崎市のマイスター教員による公開授業研修講座の第2回目が行われました。授業を公開するのは、尼崎市立七松小学校の中田真一先生です。
6年生の理科「植物の呼吸(光合成)を調べる」。

結論から言います。
凄い授業でした。感動しました。さすがマイスター教員です。

尼崎の先生で、中田先生の授業をまだ見ていない人は、今すぐ見に来るべきです。市外や県外の先生は年休とってでも、旅費がかかってでも見る価値はあります。
中田先生も退職まであと少しです。もう時間はありませんよ、みなさん。


今日の授業は、子どもたちに人気がない植物教材です。
なのに、この6年生たちは、バリ一生懸命に取り組むのです。
(※「バリ」とは「めちゃ」という意味です。中田先生が使います)
よく動き、しっかり発表するのです。
凄いです。正直ちょっと信じられない光景でした。

ふつう授業を見ていると「あの子がちょっとなあ」と気になる子がすぐにわかる
のですが、今日の授業ではそれがわからないのです。きっとこのクラスにもしん
どい子がいるはずです。でもその子が目立たないのです。

中田先生の声は小さいです。でも子どもたちはよく聞いているのです。いえ、
正確に言うと「聞きたい」のです。聞きたくなる中田先生の言葉なのです。
中田先生は「聞く『しつけ』は指導します」とおっしゃっていましたが、
ただ聞け!だけではだめなのですね。聞きたくなる話をすることが大事です。
中田先生はそのために「準備」に多くの時間をかけています。

でも中田先生にとっては、その準備の時間こそが「楽しい」のです。
「教師が楽しめるものは、子どもも楽しめる」
「簡単に手に入れたものは、簡単に忘れる。でも苦労して手に入れたものは
 忘れないし、価値がある」
それは子どもたちも同様です。中田先生の授業では失敗や間違いや戸惑いが
とっても重要です。先生はすぐには教えません。子どもたちはそれを楽しんで
いるようでした。

こんな場面が最後にありました。
アンモニアの刺激臭に中田先生の顔がゆがみます。
そして「オジギソウにアンモニアを嗅がせるとどうなると思う?」
と子どもたちに問いかけ、オジギソウに嗅がせます。
するとオジギソウはアンモニアに反応し、すぐに閉じてしまいました。
「わあーーー!」子どもたちは驚きます。
もし私だったら、そのあとに教師らしく?「なんでと思う?どうして?」
ってすぐに質問をするでしょう。
でもその時の子どもたちの興味は、オジギソウが閉じたことよりアンモニアの
刺激臭です。自分も嗅ぎたくてしかたがありません。
すると中田先生はアンモニアを嗅がせてやります。
顔をゆがめる子どもたちを中田先生はニコニコ見ています。
しばらくすると、子どもたちは今度はオジギソウを見に来ていました。

教師がさせたいことより、子どもが今何を感じ、何をしたいのか。それが優先
されます。やはり中田先生の原点は「子どもの姿」なのです。


理科室も少し紹介しておきたいです。
ここの理科室は、楽しい部屋です。入り口から楽しいものばかりです。
私も楽しくてずっと部屋中を見ていました。

実は、休み時間も鍵はかからず開放されています。
誰でもいつでも入ってもいいのです。
南側のコーナーは自由にさわっていい所です。実験もOKです。
北側のコーナーはさわらないでの所です。時々さわる子もいます。
先生は注意はしますが、心の中では許しています(笑)
展示物も少しずつ入れ替わっていきます。だからまた来たい。
なぜかわかりませんが、イチローやジュラシックパーク、宇宙兄弟の
ポスターもあります。あっ相棒もありました。
ワールドカップの優勝予想投票もあります。もう遊び心満点です(笑)



あとの研修会で中田先生がこんな話もされました。

脈拍のことを勉強したあと、A子は自分でいろいろな場面を想定して
脈拍の変化を調べてノートにまとめてきました。
食事の前と後、勉強の前と後、運動の前と後、テレビの前と後、
入浴の前と後、そして睡眠の前と後。
自分で手首の脈拍を計るのですが、睡眠中だけは自分で計れません。
それでお父さんにA子は頼みます。3回とってもらったようです。

そのノートを見て、中田先生はA子の自主勉強に感心しつつ
「思春期を迎えた6年生の娘の寝顔を見ながら、手首をとり脈拍を計る父親の
 姿を想像して温かい気持ちになった。この父娘はいい関係だと安心した」
と話されました。

こんな人間味あふれる中田先生です・・・「中田先生は尼の誇りです」


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Posted by naka602 at 21:35 | TrackBack (0)


2014年7月2日
あのスローガンが・・・
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朝7:15から、BSプレミアムでは、NHK朝ドラの再放送「カーネーション」をしています。毎朝見ている私はここのところ悲しい気持ちでいっぱいです。今、ちょうど戦争の場面なのです。主人公の糸子の戦争に対するつぶやきに「その通りや!」といつも思っています。ドラマはやっと今朝終戦をむかえました。

昨日、安倍内閣は「集団的自衛権」を閣議決定しました。
安倍首相は「戦争に巻き込まれることはない」と断言していましたが、
これまでよりは、巻き込まれる可能性が高くなったのは確かでしょう。
ドラマは終戦しましたが、現実は開戦への道ができたようです。

新聞大手4紙のコメントは対照的です。
読売、産経は賛成側。朝日、毎日は反対側。
どの新聞を読むかによって、ずいぶん変わってしまいます。
だからこそ、1紙だけ読むのではなく、両方読むことが大切になります。

私は反対派なので、読売や産経を読むとムカッとするのですが、
ある意味これは正常な世の中かもしれません。
4紙が一斉に一緒の方向になることが、もっと怖いことなのでしょう。
賛成派もいれば、反対派もいる、それが共存してこそです。

ただ、賛成派と反対派が拮抗していると政治は進みにくくなります。
そして「強いリーダー」を求めてしまいます。
そこに安倍さんや橋下さんが登場してきたのです。

でもこの強引さは気をつけないといけません。
あっという間に大変な社会になってしまいますからね。
だからこそ、無関心だけは絶対にダメです。


「教え子を再び戦場に送るな」
このスローガンが現実味をおびてきました。



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Posted by naka602 at 09:18 | TrackBack (0)