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2021年2月24日
町の小さな果物屋さん閉店
町の小さな果物屋さん「フレッシュ コウキ」が閉店しました。お父さんの急病(心筋梗塞と脳梗塞)による突然の閉店なので、お父さんもお母さんもそしてみなさんも無念だったと思います。

さよならセール最終日(23日)は、たった2時間の開店でしたが、
たくさんの人がお別れにやって来られました。閉店と聞いて遠くから
駆けつけてくれた方もいらっしゃいましたし、お花を持ってきてくださる方も、
親子づれのお子さんは「おばちゃんへ」という手紙を書いてきてくれました。
おばさんも何度も涙を流しながら、お話をされていました。
ここは本当に愛されていたんだなと思いましたね。

その分、私が店番を、と思っていましたが、今日はお孫さんが大活躍で店番を
ずっとやってくれたので、私はただその感動のシーンを見ているだけでした。
何の役にも立っていませんでした(笑) 

でも何もしないわけにはいかないので、ちょっとだけ写真を撮りました。
みなさんの様子をスマホにおさめました。
そして最後はおばさん、娘さん、息子さん、お孫さん(3人)の6人に
お店の前に立ってもらい記念撮影です。
「お父さんがいなくて残念ね。お父さんうらやましがるね」とまた涙。
そして静かにシャッターが下りていきました。

家に帰ってから、その写真を整理して、おばさんに送ると
「今まで写真って全然撮っていなかったので、とても嬉しいです」と涙。
そのあと、さらに写真を選んで「フォトムービー」を送るとまたまた涙。

フォトムービーはスマホが勝手に作ってくれるので、私は何もしていない
のですが、少しは役立ってよかったなあと思います。
それにしてもスマホは凄いですよ。フォトムービーに音楽もつくのですが、
最後のシャッターが閉まるシーンで、ここだけは映像になっていて、
シャッターが床につく音(ガシャン)がちゃんと入っているのです。
ホンマ映画みたいでした。


町の小さな果物屋さん「フレッシュ コウキ」
     39年間、本当にありがとうございました。




Posted by naka602 at 13:49 | TrackBack (0)


2021年2月20日
町の小さな果物屋さん
我が家から歩いて2分、山手幹線沿いに「フレッシュコウキ」という小さな果物屋さんがあります。出来て39年が経ちます。夫婦2人で切り盛りしているお店ですが、ここは「夜中まで開いている果物屋さん」ということで有名で、深夜2時までこうこうと光るお店の灯りは、車からも目立っていました。

夜中に買いに来る人がいるのかと疑問に思いますが、
いるから開いているのです。
深夜に熱を出した子どものためにリンゴを買いにくるお母さん、
飲み会帰りにタクシーから降りて、罪滅ぼしのメロンを買うお父さん(笑)
明日のお弁当のデザートを買いに来る人・・・・
宅急便と洗濯も扱っていましたので、それを深夜に持ってくる人もいました。
私もその1人でした(笑)
そして一度や二度ではありません。怪しい人や痴漢から逃げてきた女性を
お店で守ったこともありました。地域の安全にも貢献していたお店です。
ただ、ここ10年ほどはお二人とも60を過ぎ、さすがに深夜は閉めるように
なりました。

このお店のもう一つの大きな特長は、おばさんがお喋り好きということです(笑)
おばさんはお客さんと喋る喋る喋る。おじさんは少しだけ喋る(笑)
そしておばさんはその人の名前を覚え、ますます親しくなっていくのです。
悩みを打ち明ける人や嬉しいことの報告に来る人もいっぱいいました。
とにかく社交的でええ人なのです。おばさんもおじさんも。

そんな愛されていた「フレシッシュコウキ」がお正月明けから店を閉めて
いたのです。貼り紙には、おばさんの字で
「しばらくの間、休業します」
休業は2月に入っても続いていました。
これは何かあったんだ。
もしかしておじさんが倒れたのではないか。
そんな心配が脳裏をよぎります。
そして
衝撃の貼り紙が・・・
「2月末をもって閉店します」 え〜〜〜!

そして後日また貼り紙が
「6日間、短時間ですが閉店セールをさせて頂きます。
 皆様とお会い出来たら幸いです。
 2月16日、18日、19日、20日、21日、23日 AM10:00〜11:50 」


私、行ってきました、エプロンつけて。
きっとたくさんの人が、おばさんに会いに来るはず。
そしておばさんといっぱい喋るはず。
店番が出来なくなるはず。
なので私が店番をしようと。

おじさんは、やはり病気でした。
お正月明けに、心筋梗塞、脳梗塞で救急車で運ばれました。
幸い命は取りとめましたが、今は歩くこともできないようです。

今日もたくさんの人がお店を訪れました。
みんな心配で心配で駆けつけてくれていました。
品物を買うより、お喋りが優先です(笑)
おばさんとずっと喋っていました。
おばさんとおじさんは本当に愛されていたんだなと思いましたね。

そして私にも話しかけてくれます。
「お父さん、大変だったね」
「お父さんの後は継がないの?」
「お父さんの今の具合はどう?」
「お父さんをお大事にね」

私を息子と思って話しかけてくる人が続出です(笑)
マスクをしているので顔がはっきりわからないのでしょうね(笑)
おばさんと5歳ほどしか変わらないのに息子だなんて(笑)
最初は「違うんですよ」って否定していた私ですが、途中から
「お父さんは今病院でどうしているの?」ってきかれると、
「ちょうど今日からリハビリをし始めました」
なんて息子さんのように答えていました(笑)

ちなみに息子さんと娘さんも仕事の合間に駆けつけてくれました。
※フレッシュコウキのコウキは息子さん(39歳)のお名前です。


あと2日です。
21日(日)と23日(火)10:00〜11:50 
はっさく、いよかん、ネーブル、りんご、バナナ、ゆず、ニンジン
アボガド、それにカップ麺、飲み物、そして布、糸なども閉店セールで
安くなっています。もし近くを通りがかったら、お店をのぞいてみて
くださいね。私は赤いエプロンつけて2日とも出ていますので。

※フレッシュコウキ 西宮市大屋町 
 山手幹線沿い東向き 中津浜線交差点手前 美容院と接骨院の間



Posted by naka602 at 18:52 | TrackBack (0)


2021年2月18日
FM尼崎「顔晴れ!あまっ子応援団」
FM尼崎(82.0MHz)毎月第3金曜日17:40〜18:00 「顔晴れ!あまっ子応援団」が放送されています。パーソナリティーはFM尼崎の三宅奈緒子さんと尼崎市教委生徒指導担当の廣田誠先生です。

月に一度、尼崎の子どもたちの様子や先生たちの活動などを放送して
います。とても素敵な番組です。
「がんばれ」は「頑張れ」ではなく「顔晴れ」です。
そう「顔が晴れる」ということです。
実は、先日
この番組が、第22回JCBA近畿コミュニティ放送賞「情報・教養番組部門」で
優秀賞を受賞しました。

その番組に、明日19日に私もゲスト出演します。
もし時間が許す方は聴いてみてくださいね。
テーマは「教師になって本当によかった」です。

2月19日(金)17:40〜18:00 FM尼崎(82.0MHz)

Posted by naka602 at 14:03 | TrackBack (0)


2021年2月15日
わが人生に悔いなし
体育科教育3月号が発売されました。今回の巻末エッセイで私の連載は終了です。12年間という長きにわたり、支えてくださった皆さんに心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

今、ホッとしています。
これで締め切り間際にうけるプレッシャーから解放されました。
隔月連載ですので、2カ月に一度、大きなプレッシャーに襲われるのです。
2カ月はすぐにやってきます、ホンマすぐにです(笑)
そのたびに私は家で独り言というか、うなるのです(笑)
「何書こう?書くことが浮かばな〜い。もうダメだ〜」
「あ〜〜っ!」と。
そして家族に毎回言ってしまうのです。
「もし自殺していたら、原因は原稿が書けなかったからと思ってくれ」
すると
「ハイハイわかりました」と冷たい返事。

そんなことを繰り返していたある日、こんな文に出会いました。
それは私が憧れている浅田次郎さんのエッセイの中にありました。
あの浅田次郎さんでさえ、締め切りに苦しんでいるという内容でした。
「締め切りを英語でデッドライン。なかばジョークであろう」
そうかやっぱり締め切りは死にそうになるんだ、と納得しました(笑)

いつも気楽にしているように見える私ですが、心の片隅には
次のエッセイは何を書こうかな?なにかネタはないかな?といつも考えて
いました。原稿を送った後の1週間くらいです、気が休まっていたのは。

あ〜12年間、本当によく頑張りました。
自分で自分をほめてやりたいです。
正直、ちょっと寂しい気持ちもあるのですが、
やっぱりホッとしています。肩の荷がおりました。


それにしても
こんな奴をどうして体育科教育の編集部は抜擢したのでしょうね。
自分で言うのはおかしいですが、これは「抜擢」です。
これまでこのエッセイを書いていた人は、立派な肩書きもある名の通った
有名な人ばかりでしたから、突然名もない「仲島正教」という名前に
「これ誰や?」と99.9999%の読者は思ったと思います。

こんなエッセイを誰が読んでくれのるかと思いながら書き続けていましたが、
私の連載が始まって2年後、沖縄県名護市大宮小に行った時、講演会のあと、
若い先生が私のそばに来て
「体育科教育のエッセイをいつも楽しみに読んでいます。まさかその先生が
 うちの学校に来て頂けるなんて夢のようです」と。
あ〜読んでくれている先生もいるんだと感動してしまいました。
すると奈良県の中学校に行った時も体育の先生が
「あのエッセイの先生とお会いできて感激です」
兵庫県の高校に行った時も校長先生が
「いつも愛読しています。今日は生徒にも紹介します」
といろんな所に読者がいるんだと思うと頑張る力が湧いてきました。
編集部の方からも「先生のファンがいますよ」という言葉に背中を押され
とうとう12年間という長期連載になってしまいました。
まさかここまで続くとは思ってもみませんでした。

最後のエッセイのテーマは 「わが人生に悔いなし」 です。
石原裕次郎さんの最後のリリース曲「わが人生に悔いなし」という歌を
聴いたあとに頭に浮かんだことをそのまま書きました。
エッセイもやり遂げ、悔いはなしです。
みなさん、長い間、本当にありがとうございました。


ところで今の学校現場では
石原裕次郎さんを知っている人はもう少ないでしょうね。
私はやはり昭和の先生でした(笑)







Posted by naka602 at 08:12 | TrackBack (0)


2021年2月11日
ようこそタントさん
昨日は、一日中ホンダCRVを乗り回したあと、優しく拭いてお別れをしました。そして今日、新しい車がやってきました。その名は、ダイハツ「タントカスタム」です。

車屋さんで新旧2台の車に挟まれて記念撮影をしてきました。
「CRVさん、20年間ありがとうございました。」
「タントさん、これからよろしくお願いします。」


たぶんこれが最後の車になると思います。
次回の免許更新を最後にして、その次は免許更新ではなく免許返納です。
70代前半まで「タント」にお世話になろうと考えています。
私もそろそろ終活です。

「最後はもっとカッコイイのを」とも思ったのですが、いろいろ考えて、
一番実用的な軽自動車になりました。そしてお世話になった車屋さん直系の
ダイハツの車にしました。
でもこの「タントカスタム」は凄いです。昔の軽自動車のイメージとは全く
違います。装備や機能は最新で、CRVなんか足元にも及びません。
走りも昔の軽自動車とは比べものになりません。
今の軽はホンマ凄いです。 そして価格も(笑)


ちょっと振り返りますね。私の車の歴史を。
1台目 ミツビシギャラン白1600中古・・故障が多くて「一番困った車」
2代目 ニッサンマーチ赤1000新車・・・・「一番私らしかった車」
3代目 ホンダプレリュード赤2000中古・・「一番カッコよかった車」
4代目 ホンダアコード白2000新車・・・・「一番家庭的だった車」
4代目 ミツビシミニカ黄550新車・・・・「一番タイガース的だった車」
※この時期は2台の車で保育所に通っていました。
5代目 マツダフレンディ緑2000新車・・・ワンボックス車で屋根が上がる
    オートフリートップ仕様でどこにでも行ける「一番楽しかった車」
6代目 ホンダCRV白2000新車・・・・・「一番好きだった車」


さあ、7代目ダイハツ「タントカスタム」白660新車は
どんな車になるでしょうね。楽しみです。


ようこそタントさん。





Posted by naka602 at 14:08 | TrackBack (0)


2021年2月10日
イエスマン
今朝のNHK朝ドラ「おちょやん」は、千代が実力者で権力者の千之助にバシッと言い返す場面でしたが、それを見ながら森さんや二階さんに言い返す人は自民党にはいないのか、って思ってしまいました。先日最終回だった大河ドラマでは、明智光秀が織田信長にバシッと言い返し、それでもきかない信長を本能寺で討ちましたが、「自民党の変」はないのでしょうかね。

なんぼ偉い人でも「アカンことはアカン」のです。
暴走する人は止めなアカンのです。
言わなアカンことは相手が誰であろうと言わなアカンのです。

私は先生や先輩からそう学んできたんです。
そして
私は子どもたちにはそう教えてきました。
そして
私は言い続けてきました。


でもね、そんな自分が言うのはおかしいですが
バシッと言うのは、しんどいですし、心身ともに疲れます。
「仲島は言いたい放題や」「おまえは強いな」
と言われたこともありますが、強くなんかないし、言わない方が
よほど楽だし、ホントは自分もそうしたいと思うこともしばしばです。
言えば軋轢も出るし、雰囲気も悪くなるし、会議も長くなります。
それでも言わなアカンと思ってやってきました。
ホンマ損な役回りです。

二階さんの会見の時は、いつも後ろに二階派が並んでいます。
私には、この光景は滑稽に見えるのです。
「私は二階さんの取り巻きですよ」って堂々と胸を張ってるように
思えて笑ってしまうのです。
二階さんも一人で堂々と言ったらいいのにと思うし、後ろの人は何を思って
立っているのでしょうね。一時は女性総理候補と言われた野田聖子さんは
二階さんが森さんを擁護している発言を聞きながら、何とも思わないの
でしょうかね。

ずっと前のTV「コトー先生」の中で、大学教授とその取り巻きが記者会見
している最中に1人の若い医師が立ち上がって不正を暴いたシーンがありま
したが、あんなことは政治の世界ではおこらないのでしょうね。


私は「イエスマン」ではなかったです。
そのせいで上の人の気分を害したこともあったと思います。
ごめんなさいね(気持ちがこもってない!)
でも私は
「わが人生に悔いなし」です。


※予告です(笑)
来週のブログには「わが人生に悔いなし」が再び登場します。








Posted by naka602 at 08:18 | TrackBack (0)


2021年2月6日
お別れの日が近づいてきました
とうとうお別れの日が近づいてきました。カウントダウンが始まり、今、寂しくて、愛おしくて、悲しくて、辛くて・・・・・とちょっと大げさですが(笑)、今までのお別れとは違った感覚です。

愛車「ホンダCR−V」と、とうとうお別れです。
今までもいろいろ車を乗り換えてきましたが、だいたい6年ぐらいのサイクル
でしたが、CR−Vはなんと20年です。
さすがに20年乗ると愛着は半端ないです。
それくらい大好きな車でした。

ささやかですが、
憧れだった「RV車・4WD」
憧れだった「皮シート」
憧れだった「サンルーフ」
憧れだった「シートヒーター」
ホント気持ちよく乗ってきました。

「この車はもう20年になるんです」と言うと
ほとんどの人は
「えっ?そうは見えないですね。まだまだ綺麗ですね」
と言ってくださいます。
それはきっと
仲島独自の洗車法(別名・大雨洗車法orずぼら洗車法)で
いつも綺麗にしていたからでしょう。

故障もほとんどなく20年乗りました。
それはずっとお世話になっている車屋さん(整備工場)のおかげでもあります。
今も快調で私はまだまだ乗れると思うのですが、社長さんが
「先生、そろそろですよ。もういつ止まってもおかしくない状態ですよ」
と親切に脅して(笑)くれるので、私も観念しました。
ここの社長さんには、2代にわたってお世話になっているので、素直に
社長さんのいうことをききました。

実はこの整備工場では、私のほかにもう一人CR−Vを20年乗っている人が
いるそうです。どんだけCR−Vは強いねん! ここの整備は確かです。



カウントダウン「あと5日」
ありがとうCR−V。



Posted by naka602 at 10:07 | TrackBack (0)