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2007年8月30日
ジョイントコンサート?
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 夏休みの仕事も、明日31日でようやく終了です。最後の17連戦を含め、夏休みで45本の講演・研修がありました。たくさんの仕事をいただき、本当にありがとうございました。でもちょっときつかったですね。特に最後の3日間はアップアップ状態で、移動の電車では爆睡状態でした。(あぶなく乗り越すところでした)
 昨日は、午前中に明石、午後は高砂で先生の研修に行ってきたのですが、夜は地元の西宮北口にある芸術文化センターで、ESPERANZA(えすぺらんさ奥田良子&奥田勝彦)さんのコンサートに出かけました。昼間の仕事で疲れ気味の私は、寝てしまったらどうしよう?と心配しながら会場に入ったのですが、コンサートが始まると、もう体は熱くなるばかりで、感動の連続でした。むちゃくちゃよかった!そんなコンサートでした。本当にすばらしかったのです。
皆さんにもぜひ聴いてほしいデュオです。エスペランサさんです、覚えてくださいね。実は先日、朝日新聞にも紹介されていましたので、下につけておきます。
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000000708250001
ESPERANZAのコンサート
http://pb.sbrain.co.jp/theme/V-1309.htm
 
そのエスペランサ(奥田良子&奥田勝彦)さんと、なんと私が今度一緒にジョイントコンサート?です。信じられないですが、本当の話です。
9月13日(木)14:00開演、大阪・浪速人権文化センター 定員1000人 入場無料
 「人・愛・ふれあいプラザ〜やさしさを風にのせて〜」
 ★ESPERANZA 心に響く愛の音色〜難病を乗り越えて〜
 ★仲島正教 あーよかったな あなたがいて〜優しさという温かい貯金〜
私の講演はともかく、エスペランサさんの演奏は本当にいいですよ。時間がある方はぜひ会場にお越し下さい。
 
 
※私の父の手術(胸部大動脈瘤)についてはご心配おかけしました。おかげさまで、術後も順調で近日中にICUから一般病棟に移れるようです。ホントよかったです。メール等いろいろとありがとうございました。
 

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2007年8月27日
おじいちゃん、がんばれ!
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 ただ今、講演・研修の仕事が休みなしの17連戦のまっただ中です。そして合間をぬって入院中のおじいちゃん(私の父)の見舞いに行ったりしながらバタバタと毎日を過ごしています。一昨日も愛知県での仕事から帰ったあと、娘と一緒に病院に行ったのですが、ベットに寝ているおじいちゃんは元気がなく、気弱な言葉も出てくるのです。そんなおじいちゃんに「大丈夫や」としか言えない私でした。
 
 今日、娘の机には小さな袋が置いてありました。それは今度おじいちゃんのお見舞いにと昨夜から娘がごそごそ準備をしていたものでした。袋の中を開いた瞬間、私は目頭が熱くなってしまいました。そこには小さなアルバムが入っており、開くとおじいちゃんが孫と元気に遊んでいる写真がいっぱいはさんであったのです。20年ほど前の、まだまだ若いおじいちゃんが孫を抱きながら満面の笑顔を振りまいている写真が何枚もあるのです。むちゃくちゃかわいいのです。いい写真ばかりです。これを見たら、きっとおじいちゃんは元気を取り戻すに違いない、そう思いました。
 そんな写真を用意した娘に、私は(親バカですが)「なんて優しい子なんだ」と感動してしまったのです。
 
 おじいちゃんは今日10時間にわたる大手術を無事乗り越え、今ICUに入っています。
おじいちゃん、がんばれ、そして真悠子が選んだ写真を早く見てやって!きっと元気が出るからな・・・・。

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2007年8月18日
夏季セミナー無事終了
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 私にとっての夏の一大イベントである夏季セミナーが無事終了しました。
 遠くは東京や埼玉からの参加者を含め、89名の先生方や学生のみなさんに10時から17時までの長時間、3つの講義を聴いていただきました。部屋の座席数は90でしたので、ほぼ満席で、熱気で冷房が効きにくい状況になり、汗をかきつつの7時間でした。みなさん、本当にお疲れ様でした。
 家に帰ってくると、充実感と心地よい疲れで、お風呂の一汗が本当に気持ちよかったです。そして89名のみなさんの感想を読みながら、また気持ちが高揚してくるのです。やってよかった!本当によかった!みなさん、本当にありがとうございました。
 
 感想の中に、「講師の選定が抜群」という記述がありましたが、ゲスト講師の曲里先生と大路先生は、私自身が尊敬し、惚れ込んだ講師なので、「講師の選定が抜群」の言葉に感激してしまいました。ありがとうございます。
尚、来年の夏季セミナー(2008年8月9日(土))もこの講師陣で行う予定です。
 
 以下、今回の夏季セミナーの感想を一部紹介します。
★今日はありがとうございました。曲里先生の気さくな雰囲気と笑顔がとても素敵で、それだけで子どもから慕われているのだろうなと感じました。「ポケットの話」とても参考になりました。「クラスのリズムが狂ったら本を読む」ということを常に頭の中に入れておきます。本はすばらしい力を持っていることを実感させられました。
大路先生のお話は、とても温かく、自分自身を振り返り、考え直すことができました。子どもや保護者、地域から認められる学校でなければならないし、子どもたちが毎日笑顔で来れなければ意味がないと思います。大切なことを教えていただきました。本当にありがとうございました。
最後に、仲島先生にお話は本当に心にしみて、何回も涙がこぼれそうになりました。先生自身が本当に優しい方なのだと強く感じました。笑顔、身振りがとても激しく一時も目が離せませんでした。私は10秒がなかなか待つことが出来ないし、子どものいいところをなかなか見つけることができません。でも、今日先生から勇気と元気をもらい、頑張ろうと思いました。先生にお会いできて、心から感謝です。(愛知県・小学校教師・1年目)
 
★やっぱり・・・やっぱりすごい! このセミナーに参加すると、何かが感じられる、何かがある、・・・と期待していましたが、期待以上でした。感動です。今回参加して、教育の根本、それ以上にさらに深い人間の根本、人として大切なことを学ぶことができました。一昨年セミナーに参加させて頂いた時と現在とでは、関わる子どもが違い、日々悩むことも全く違うのですが、今の子どもたちを思いながら、また自分自身を振り返りながら、3名の先生方のお話を聞かせて頂きました。初心に立ちかえり、「子どもが好き」「子どもの笑顔と共にすごしていきたい」と強く感じることができました。本当にありがとうございました。(大阪府・聾学校教師・6年目)
 
★初めて夏のセミナーに参加させていただきました。この日が来るのを待ちに待ってワクワクしてやってきました。やっぱり期待通り心温まるお話を聞かせていただきました。曲里先生の、本を通して子どもとつながる事、そして安心できる場を提供されている図書室って素敵だな!って思いました。ディズニーとリッツカールトンから学ぶという大路先生のお話もへぇ〜そうかぁ〜と感動でした。専門書以外でも学ぶことがあることを知りました。何でも興味を持って調べる知る知りたいという大路先生のファンになりました。これも「わざわざ」ということですね。「時間がなーい」と嘆かず、知る聞く学ぶことを続けていきたいと思います。仲島先生のパートナーさんにも会えてよかったデス。今夜はおいしいビールが飲めそうです。ありがとうございました。(兵庫県・保育士・18年目)
 
★今回、母からのすすめで参加させていただきました。今年、初の教員採用試験を受験し、残念ながら不合格になってしまいました。実は昨年、教育実習に行った後ぐらいから、自分は教師に向いていないのではないかと悩んでおり、別の道なども考えていました。でも今回、お話を聞き、やっぱり教師って素敵だなぁと思いました。どうしても自分に自信がなく、消極的になっていましたが、もう一度教師という道を考えようと思うようになりました。本当にすばらしいお話をありがとうございました。(埼玉県・大学4年生)
 
★時間があっという間に過ぎたような気がします。大路先生の「人は自分を大切にしてくれる所に戻ってくる」という言葉がとても好きです。子どもが2学期、学校に戻りたいと思ってもらえるような接し方ができていたかなと振り返りました。夏休みぼけしていた頭に2学期に向けていいウォーミングアップになりました。仲島先生のお話を聞くと、いつも「自分の仕事っていいなあ」とちょっといい気分になって家に帰ることができます。今日はいつもの3倍くらい元気をもらいました!ありがとうございました。(兵庫県・小学校教師・3年目)
 
★セミナーのタイトルに惹かれて参加しました。講師の先生方が年齢やキャリアに関係なく、パワーがあり元気であることに深く感動しました。多忙な日々の中で、どうしても目の前の課題や辛さに追われて、忘れていた教師になったときの新たな気持ちや原点を思い出させてくれました。本当にありがとうございました。遠方から来てよかったです。(愛知県・小学校教師・2年目)
 
★最後のビリーブの曲が流れているとき、鳥肌がたちました。まさに(予想以上の)感動があったからだと思います。今日はありがとうございました。特に学級経営のところが今後のヒントになりました。なかなか「築く」ところまではいってないので、悩んでいました。今日話していただいたことを参考にして2学期以降も努力し続けます。(兵庫県・小学校教師・5年目)
 
★夏季セミナーを春からずっと楽しみにしていました。神奈川から参加した新任教師の姪も目を輝かせて聞いていました。「新任研修でこんな元気が出る話が聞けるといいのに・・・」と言いつつ「来年も来よう!」「うん、また一緒に行こう」と話しました。若手教師が3人の熱い先生のお話にふれ、2学期からますます頑張って下さることを祈っています。私も初心にかえり、話が聞けて心がとても豊かになりました。いくつになっても「学びたい!よりよい自分でありたい・・」気持ちを持ち続けて頑張りたいと思います。(兵庫県・幼稚園長・32年目)
 
★まだ教職についたことがないので、とても勉強になりました。来年度から教師になったら絶対にやってみたいと思います。子どもに対する接し方など教育実習とはまったく違うと思いますが、子ども一人ひとりをしっかりみていきたいです。それと大学や大学院で現職の先生側と話をして、しんどい部分もたくさん聞いていますが、今日の話を聞いて、教師はいい仕事だなと改めて思いました。(兵庫県・大学院生)
 
★3名の先生方、今日は本当にありがとうございました。講演の内容はもちろんですが、曲里先生のいやされる声、大路先生の話し方、絶妙の間、姿勢のよさ、仲島先生のフットワークの軽さ、お笑い芸人のようなアクション付きトーク、など大変勉強になりました。元気塾に通う中で、自分も少しずつ変わってきているのかなあと感じられるようになりました。先日、先輩から「あなた、変わったね」と言われました。自尊感情まで育てていただいたようです。これからも、つながりと感動をモットーに頑張っていきたいと思います。(兵庫県・小学校教師・6年目)
 
 
 最後に、今回も参加してくれた大野茜先生、秀徳吉則先生。
本当にありがとう。私の自慢の教え子です。(仲島)
 
 
 

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Posted by naka602 at 11:47 | TrackBack (0)


2007年8月13日
お母さん ありがとう
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 私の名前は、正教(まさのり)ですが、この字を見てよく言われるのです 「正しく教える、まさに教師になるために生まれてきたような字ですね」 そのたびに、私は訂正するのです。 「それは違うのです。正教の正は、仲島家では長男がみな正がついていたのでそうなり、教は、私の母方のおばあちゃんの教子という名前の教をもらったのです。」
 私の母からは、「教おばあちゃんはとっても優しくていいおばあちゃんだったのよ」といつも聞かされていましたが、教おばあちゃんは、私が生まれる前に59才ですでに亡くなっていましたので、どんなおばあちゃんだったかは全く知リませんでした。
 
 そんな中、先日、NPO法人国際エンゼル協会発行の「お母さん ありがとう」 という本に私の母が文を寄せたというので、その本を読ませてもらいました。すると、今までほとんど知らなかった教おばあちゃんのことが書いてありました。 以下はその一部です。
 
「・・・・・・・・・・・・・・・・・
 私の育った家庭は、いつも静かで穏やかな雰囲気でした。母は父によく仕えていましたし、父も母を大切にし、温かく接していました。父と母が言い争っている姿などは、目にしたことは全くありませんでした。
 私にも両親とも優しく話しかけてくれて、叱られたり小言など言われたことはありませんでしたし、私もおとなしくて叱られるようなことはしない子でした。両親からは口ぐせのように「よい子だ」「かしこいね」と言われて、私自身は「そうかな」「これでいいのだ」と、両親の言葉にいつも安心して過ごしていました。
 「ほめ育て」という教えがありますが、私は両親からずっとほめて育ててもらったのです。後年、家庭を持ち二人の子の親になってからは、このほめ育てを、両親から受けたように気長にゆったりとはできませんでしたが、何とかそれに近い育て方を心掛けて、二人の子を育てました。
 母は明治時代の女子教育を受けた女性ですが、現代の教育に比べると、人生に必要な基礎知識や技能を確実に体得できる指導をされた、とても優れた教育だったと思います。
 母の名前は教子と書いて「おしえこ」と読みますが、その名前の通り、私は母から数々のことを教えてもらいました。それもごく自然に私が興味や関心を持った時や、疑問を持って尋ねた時に、要点をしっかり説明してくれたり、よいヒントを話して、自分で解決できるようにして、無理に覚えさせるとか、教え込むようなことはありませんでした。・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
 戦争も終わり静かな世の中になりましたが、生活は貧しく毎日辛く苦しい日が続きました。でも母は愚痴一つ言わず明るく過ごしていました。そんなある日私に 「あなたはしっかりしているからきっと幸せな人生が送れる。早くよい時代になるといいのに」 と言いました。私は何気なく聞き流したのですが、それから数日後に病気になり亡くなりました。まるで遺言のように私への励ましの言葉を残してくれたのです。私はこの言葉のおかげでか、少々の辛いことがあっても、くよくよせず、いつも前向きに考えて生きていくことができました。母にも欠点や弱点は多くあり、ごく普通の女性だったと思うのですが、私にとっては優しかった良いところしか記憶になく、今も娘として感謝の心ばかりです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
 
 この文を読んで、私は教おばあちゃんのことを初めて知りました。そしてそれが私の母親の姿にダブって見えることにも気づいたのです。私は子どもの頃からよくほめてもらったし、ずっと信じてもらえていたという印象があるのです。
 今の私の姿からは信じられないかもしれませんが、小学校時代私はおとなしくて発表もあまりしない子でした。先生からは「もっと発表しなさい」と言われ、懇談会でも母はそう言われていたと思います。でも母は「それでいいよ。あなたは大丈夫」って私にいつも言ってくれていました。

 
 その母が、今日83才の誕生日を迎えます。 
お母さん、ありがとう。そして、いつまでも元気でいてください。 息子より

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Posted by naka602 at 12:03 | TrackBack (0)


2007年8月8日
別府に行ってきました
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 7日、8日と一泊二日で大分県別府市に行ってきました。昨年夏にも別府に行ったのですが、今年も呼んで頂きました。1日目は市民一般向けの講演会で、2日目は教員・PTA向けの講演会でした。ビーコンプラザというとってもきれいな会場で、実はここには5年ほど前、全同教で来たことがありました。ホントきれいなすばらしい施設です。
 1日目の講演が終わったあとは、人権同和教育啓発課の吉松さんと小田さんが、別府観光に連れていって下さいました。全同教で別府に来た時はひたすら分科会で勉強していましたし、昨年はとんぼ返りでしたので、3回目にして初めての別府観光でした。別府一景色のいい展望台や有名な地獄巡り、そしてとっても気持ちのいい「むし湯」にも入りました。仕事で来たのか、観光に来たのか、ホントわからなくなるくらいでした。そして夜は筑浜課長さんをはじめ人権同和教育啓発課の皆さんが親睦会を開いて下さいました。昨夏にもお会いしていたので、会話もはずみ、おいしい料理に楽しい会話とホンマ楽しい別府の夜を過ごさせていただきました。そして泊まった旅館の展望風呂は、別府湾が一望できるむちゃくちゃ景色がいい所で、海風を受けながら温泉につかっていると疲れは吹っ飛んでいきましたね。みなさん本当にありがとうございました。
あー楽しかったなあ別府への旅行?いえ、別府での仕事でした。
 
 
※話は変わりまして、ここで少しお知らせとお礼を申し上げます。
春に乳ガン手術を受け、療養休暇をとっていた妻も、おかげさまで元気になり、今週の6日から現場復帰をしています。ちょうど夏休み中ですので、2学期にむけていい助走期間になりそうで、9月からパワー全開でスタートが切れそうです。いろいろとご心配おかけしました。本当にありがとうございました。

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Posted by naka602 at 23:43 | TrackBack (0)


2007年8月4日
コラム「こころの定年」 朝日新聞Be
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 今日の朝日新聞土曜版Beに連載されている「こころの定年」というコラムに、なんと私が紹介されています。朝から「読んだよ」というメールが何通か届きました。
 
 「こころの定年」というコラムは、ライフ&キャリア研究所の楠木新さんが、全国各地を歩き、定年前に辞めて新しいことをしている人を紹介しているのですが、私の所にも以前取材に来られていました。なんだか恥ずかしいのですが、朝日新聞をとっていない方もいらっしゃるので、その文をここにも紹介させてもらいます。
 
 「こころの定年」 〜若い教師に期待する〜  2007.8.5 朝日新聞
 若い教師を支援する「教育サポーター」を名乗る仲島正教さん(51)は、元小学校教師。兵庫県西宮市の小学校に21年間勤めた後、市の教育委員会に異動となった。
 現場を離れると次第に疑問が膨らんだ。学校や教師に対する世間の目は厳しくなったが、情熱を持って頑張っている教師は多い。特に若い先生を応援すれば大きな力になる。一方で、自分にとって教師の仕事は天職だとずっと思ってきた。校長や教頭として現場に戻ることも捨てがたかった。仲島さんは迷った末 「40人の子どもを育てることよりも、40人の先生を育てて、1600人の子どもを元気にしたい」 と考えた。かつての教え子たちも 「先生、私らにチャレンジしろって教えたやん」 と、後押ししてくれた。やはり教師である妻も賛成してくれた。
 独立して2年半、若い先生の育成と講演に取り組んだ。学級づくりや人権教育などの話を主題とした講演で、昨年だけで200回、全国を走り回った。不安だった収入は、退職前には届かないものの順調に伸びている。
 仲島さんは月1回、若手教師を対象にした「元気が一番」塾を主宰。多くの若手が参加している。ある月の実践報告では、新任2年目の女性教師が、この塾での研修をヒントにした取り組みについて発表した。1年間の子どもの成長記録をビデオで紹介したというのだが、彼女の報告を聴いて驚いた。 「38人全員を見ていたつもりが、数人を見ていなかった自分に気づいた」 というのだ。全体をぼんやり見ているだけでは、何も見ていないのと同じ。組織でも管理職が見逃しがちなことを、彼女は気づいていた。仲島さんの取り組みは、実を結びつつあるようだ。
(ライフ&キャリア研究所代表 楠木 新) 
 
実は、ほかにも
「英語教育」2007年8月号の中で酒井志延さん(千葉商科大学教授)が 「いま教員に薦めたい本」 というテーマで、 「体育科教育」2007年8月号の中で米村耕平さん(香川大学准教授)が 「えつらん室」 というコラムの中で、私の拙著「教師力を磨く」の書評を書いてくださっていました。お会いしたこともない方が、私の知らないところでこうやって書いてくださっていることを光栄に感じ、本当にうれしく思います。こうやっていろいろな人に支えられながら自分があるんだなと改めて感じています。
 
 
 
 

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Posted by naka602 at 21:53 | TrackBack (0)


2007年8月3日
夏季セミナー満員御礼
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 若手教師パワーアップセミナー「元気が一番」塾 2007夏季セミナーの受付をまもなく終了します。定員75名の広報でしたが、すでにオーバーし、現在は予備席(15人)の分までいきましたが、これもまもなく満杯になりますので、受付はあと3人限りになりました。たくさんのみなさんの申込みに感謝いたします。本当にありがとうございました。
 
 これまで事前に申し込んで下さった方には、申込みOKの連絡(メールorFAX)をしていますが、申し込んだのにOKの連絡が来ていない方は、ご一報下さい。時々もれることがありますので、よろしくお願いします。
 
 夏季セミナーまであと2週間。会場はJR神戸線元町駅北側徒歩5分の兵庫県民会館です。セミナーは10階の「福」という部屋ですが、とても景色がよくて気持ちのいい部屋です。今回は20代30代の先生方だけでなく、40代50代の先生方の参加や、親子で、夫婦での参加もあるようです。8月18日、みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。9時30分受付、10時開始です。
 
※8月5日、申込み受付終了しました。
 

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2007年8月1日
楽しい思い出をいっぱい持っている人は・・・
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 今夜のクローズアップ現代(NHK)には、「バッテリー」の大ヒットで最近クイズ番組にも登場するほど有名になった作家あさのあつこさんが出演していました。今や超有名人になったあさのさんのお話を聞きながら、10年前にいただいたあさのさんからの手紙の内容を思い出していました。そ、そうなんです、あのあさのさんから手紙をいただいたのです!
 
 10年前、「舞は10さいです」というあさのあつこさんの本が夏休みの課題図書になっていました。その「舞は10さいです」をクラス全員が読んだのですが、私の知らないうちにまず数人があさのさんに手紙を書き、その後、全員であさのさんに手紙を送ったのです。するとなんと、あさのさんからすぐに返事が届いたのです。その手紙がとても温かく心に残ったので学級通信にも載せておうちの方にも知らせました。その一部を紹介したいと思います。
 
4年1組のみなさんへ。
 みなさん、こんにちは。私は「舞は10さいです」を書いた者です。・・・・・・(略)・・・・・・
 4年1組のみんな、「舞は10さいです」読んでくれてありがとう。とてもとてもうれしいです。 本を書くことは、たった一人の作業です。だれかと助け合ったり、途中で代わってもらったりすることができません。だから時々すごくしんどくなります。「もうやめちゃおうかな」って考える時がよくあります。実は仲島先生からお手紙をいただいた時も、ちょっとそんな気になっていた時でした。私の本をこんなふうに読んでくれる子どもたちがいるんだ。そう思うとすごいすごい力がわいてきました。「よい41倶楽部」の100号ではありませんが、みんなが読んでくれる本を書いた自分が好き!と思ってしまいました。編集部の人にもみんなのことを知らせました。「あさのさん、よかったですね。舞ちゃん、みんなの心に届きましたね。うれしいです」と大喜びしてくれました。・・・(略)・・・4の1の写真は、仕事をする机の横にはりました。みんなの笑顔を見ながらがんばります。本当にありがとう。・・・・・・(略)・・・・・
 楽しい思い出をいっぱい持っている人は、どんなつらいことにも 苦しいことにも 負けないのだそうです。これからみんなにも、つらいこと、いやなこと、悲しいことがあると思います。その時、4−1の思い出や、自分が好き!仲間が好き!という思いがみんなを励ましてくれるのです。5年になっても、6年になっても、大人になっても、この笑顔、忘れないでくださいね。私もいろいろ悩みながら、やっぱり友だちが好き!人間が好き!自分が好き!と言える子どもたちを書いていきます。・・・ステキな励まし、ありがとう。・・・寒いけどかぜひかないでください。さようなら。 (あさのあつこ)
 
 今や「時の人」のあさのさんの文をこんなブログに勝手に公開すると叱られるかもしれませんが、あさのさんってずっと前からこんなにステキな人なんですよ、って言いたいし、そんな人と手紙のやりとりがあったことをなんか自慢したくなっているんです。どうかお許しを。
 この時期は、あの「バッテリー」は、まだ1しか出ていませんでした。数ヶ月後「バッテリー2」が出版されました。私はこの2年後、6年の担任の時に「バッテリー」の読み聞かせをしていました。そのバッテリーがその後こんなにヒットするとは・・・・。
 
 それから、8月18日の夏季セミナーのゲスト講師の曲里由喜子先生は、何を隠そう「舞は10さいです」を私のクラス全員に読ませた張本人の司書教諭です。その曲里先生の話が8月18日にあるんですよ。みなさん、夏季セミナーもどうぞお楽しみに!
 
 
 
 
 

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Posted by naka602 at 20:10 | TrackBack (0)