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2021年6月26日
矢野監督は先生みたい
以前、このブログで矢野監督のことを「先生みたい」と書いたことがありました。それはタイガースは守備に課題があるのに、若い藤本コーチ久慈コーチを残留させたことでした。プロなら結果の出ないコーチを解雇し、新コーチを招聘するのはごく当たり前のことです。でも矢野監督は藤本・久慈両コーチを育てることが将来のタイガースのためになると判断し残留させたのが、私は「先生みたい」と思ったのです。

先日、同じように感じる場面がありました。20日の巨人戦です。
1-2で負けている7回裏、2死1.2塁のチャンスに、中野拓夢に代打北條
を送ったシーンでした。中野は新人ですが攻守に大活躍し、今や
タイガースに欠かせないバッターに「代打・北條」でした。
結果、北條は三振でこの試合は負けました。
ネットではこの采配に対する批判もたくさん書かれていました。
ある野球評論家も「矢野監督はなぜ中野に代打・北條を送ったのか?」
と疑問を呈していました。

その答えを私は知っています。
それは「矢野監督は先生みたいだから」です(笑)
今季で、もしかしたら戦力外通告を受けるかもしれないと噂されてい
る北條に「意地をみせろ。頑張れ」と矢野監督は無言のエールを送った
ような気がしたのです。

先日発売された雑誌「ナンバー」にこんな矢野監督の言葉がありました。
阪神の選手が積極的に走る理由は?

★指示待ち人間を作りたくないんですよ。命じられてから動く、いや命じ
られないと動けない人間ではなく、自分で考え、自分で動く人間を作り
たいんですよ。

★だから自分で考えて走った選手を、たとえアウトになっても責めたく
ない。そのかわり、次はどうしたらいい?ときくのです。

★チャレンジする姿って、みんながワクワクして前向きな気持ちになれる
じゃないですか。盗塁してアウトになった。そこで怒鳴られたら、選手は
次からは走らない。チャレンジする道ではなく、失敗しない道を選ぶよう
になる。で、成長が止まるんです。

★『走姿顕心(そうしけんしん)』という言葉があって、走る姿は心を
表す。確かに凡打で一塁に走る姿を見れば、その選手が諦めているか、
諦めていないかがはっきりわかります。


今季のタイガースは調子に乗っています。
もしかしたら優勝するかもと期待も大きいです。
だから矢野監督の采配への批判も少ないです。

でもこのまま、うまくはいかないでしょう。
つい1週間前には阪神と巨人は8ゲーム差だったのに
昨日で4.5ゲーム差に縮まりました。
なんかドキドキ、心配になってきました。
これから矢野采配に批判がくるかもしれません。

でも私は矢野先生、いや矢野監督をずっとずっと
応援していきたいと思っています。


昨夜の藤浪登板も
なんか矢野先生らしいなと思いました。
ファンはヒヤヒヤやけど(笑)



Posted by naka602 at 09:42 | TrackBack (0)


2021年6月15日
元気が一番塾YouTube版のスタートです
6月15日(火)とうとう始まりました。「そんなの絶対無理!」と思っていたYouTubeがついに始まりました。自分でもびっくりです。ホンマ信じられません(笑)

昨年、Kさんをはじめ何人かの人から「YouTubeをしたらどうですか」
と言われ、「とんでもない、YouTubeなんか出来るはずないです」と
答えていたのですが、年始の誓いに一応書いてみました。
「YouTubeを始める(確率5%)」と(笑)
その5%の確率が100%になるのですから、人生わからないものです。

でも何せ「YouTube超初心者の私」です。
事前にテスト動画も流し、練習していたのに、本番となった6月15日
0時0分ちょうどに配信しようとしたら、なぜかうまくいかず
アップロードされるまで、ナント1時間半もかかりました(汗)
夜中に悪戦苦闘していましたが、それでも自分で解決できたことに
満足した私でした(笑)

これからは
毎週土曜日に配信していきますので、どうかお楽しみに、ではなく
期待せずに待っていてくださいね(笑)
第2回の配信は、今週の土曜19日です。
ボチボチ頑張っていきま〜す。



※ところで疑問に思った人はいないでしょうか?
毎週土曜日配信なのに、なぜ第1回だけは火曜日配信だったのか。

答えは、教え子カフェ「lokki(ロッキ)」(西宮市江上町2-17)
の隣りに出来たラーメン屋さんにきけばわかります。
なぜならこのラーメン屋さんもオープンが6月15日だからです。
6月15日は特別な日なのです(笑) さて何の日かな?




Posted by naka602 at 20:41 | TrackBack (0)


2021年6月13日
ACP(アクティブ・チャイルド・プログラム)
今、発売中の体育科教育7月号(大修館書店)の特集2「ACPで子どもの元気アップ」を読んでの感想です。ACPとはアクティブ・チャイルド・プログラムのことですが、これは文中によると、2010年ごろに日本体育協会(現日本スポーツ協会JSOP)が提唱したプログラムで、内容を紹介するJSOP-ACPガイドブックも出ているようです。

あらかじめお断りしておきます(笑)
今回の私は、生意気です。上から目線です。
「えらそうに言ってすみません」
「どうかお許しください」
とまずは謝っておきます(笑)

このACPについて、大学の教授さんたちが
この内容はこうだとか、これからはこの取り組みが大事だとか、
偉そうに書いていますが、私から言わせれば、
「えっ、今ごろ言ってるの?」
「今ごろ、気づいたの?」
「今までしていなかったの?」
って、あきれてものが言えないのです。

ホンマ生意気で申し訳ないですが、私はこれを40年前からやっています。
そして先人たちはもっともっと前から実践しています。
それをACPって英語でカッコよく表現して、偉そうに語る大学の教授を
私は滑稽に思うのです。
そしてもっと笑うのは、それを学校に紹介して最初の10分の導入に使って
もらったらこんな効果があったと自慢気に報告しているのです。
私にしてみれば、これを「導入」にしか思っていない教授は何もわかって
いないんだと思います。これを「授業」としてまだみていないのです。
ACPの考え方は「導入」ではなく「授業そのもの」の考え方になって
いかないと結局何も変わらないのです。

ACPの内容をここで説明するとめちゃくちゃ長くなるので、
もし興味のある方は
「仲島正教『元気が一番塾」YouTube」で検索してもらえると今
「テスト動画7 2年くものすランド」の授業映像を見ることが
出来ます。この授業はACPの考え方とほぼ同じだと思います。

「おもしろそう」「楽しそう」「やってみたいなあ」
そんな場やしかけがあり、自分で考え、工夫しながらできる、
難し過ぎず、簡単過ぎず、そんな課題に挑戦し、
「やった」「出来た」「もっとやりたい」
そして共に喜び、協力する仲間がいる。
「まだまだ続けたい」
そうしていくうちに自然に力もついていく。

YouTubeに流れている「2年くものすランド」の授業は
1996年度のものですから、今から25年前になります。
私が初めてこのような授業をしたのは1981年25歳の時ですから
あれからもう40年も経つのです。大昔ですね(笑)
「3年ボールドアスレチック」という題材でした。

教育は「不易流行」です。
ACPは、大学の教授には「流行」かもしれませんが、
私にとっては「不易」にあたるのです。


さて本題です。
(えっ? 今までのは前置き? そう前置きです(笑))

そんな「不易」を話す「元気が一番塾YouTube」が
いよいよ6月15日(火)から始まります。
第2回以降は、毎週土曜日配信になります。
どうぞお楽しみに!
でもあまり期待しないでね。
何せ65歳のYouTubeですから(笑)

そしてもしよろしければ
チャンネル登録もよろしくお願いします(笑)



Posted by naka602 at 10:25 | TrackBack (0)


2021年6月6日
テスト動画7 2年体育「くものすランド」
「仲島正教 元気が一番塾YouTube」の正式配信は6月15日ですが、今もテスト動画が流れています。「私のプロフィール」「司書教諭の役割」「ジョブチューン」「あさのあつこ×仲島正教」
そして最新のアップは「2年体育くものすランド」です。このテスト動画7は、私の授業のビデオなので「仲島はこんな感じでやってたんだな」とわかってもらえると思います。41歳の若い仲島です(笑)


2年体育「くものすランド」
これは体育館のフロアいっぱいにゴムを張り巡らして、その中を子どもたち
が自由に動くというものです。何をするのも子どもの自由です。
子ども自身がこんな動きをしてみたい、こんな動きを作ってみたい。
「みんな違って、みんないい」
そんな『動きづくり』の授業です。

初めての日、私は朝早く体育館に行き、一人で体育館いっぱいにゴムを
張り巡らしていました。
そして1時間目の体育の時間、
何も知らない子どもたちは、体育館に入ってびっくりするのです。
「え〜これ何〜?」「わぁ〜すご〜い!」「おもしろそう〜〜」
子どもたちは大歓声です。
で、すかさず「さあ、ここで遊ぼう〜〜」と言うと、子どもたちは
一斉に体育館中を走りまわり、飛びまわり、寝転がり、キャーキャー
と大喜び、興奮状態になります。
「センセ〜くものすみたい」
「そうや〜これ、くものすランドや〜」
「めちゃくちゃ楽しいよ〜〜」
「もっともっと、まだまだやりたいよう〜」
運動の好きな子も、運動が苦手な子も関係ありません。
みんな楽しいのです。だって強制されないですからね。

次回もすごくすごく楽しみにしてくれていました。
そして2回目のくものすランドの時間です。
体育館のゴム張りの準備は、今日から子どもたちです。
すると時間がかかるかかる(笑)結局、20分かかりました。
「やっと出来た〜!」子どもたちは大喜びで動き出します。

ところが私は5分で集合させ「これで終わり!後片付けです」
「え〜なんで、もっとしたいよ。まだ時間あるよ」と言うので
「いやいや時間はないよ。だって準備に20分かかったでしょ。
だから片付けも20分とらないと出来ないから、もう終わりだよ」
「え〜〜〜」と子どもたちは不満タラタラでした。

するとその次からは、しっかり遊ぶためには、準備を早くしようと、
工夫をし始めます。子どもたちは協力して動くようになるのです。
この準備も、大切な体育の授業の一コマなのです。
体育の研究発表会などでは、よく授業前に準備がされている光景を
見たことがありますが、あれでは子どもは育ちません。準備も片付け
も子どもにさせなければ意味はありません。先生がしてはいけません。

この動画の日の授業では、子どもたちは
なんと3分40秒で準備をしてしまいました。子どもたちが必死で走っ
て準備している様子や協力している姿も映っています。

実は「みんな違ってみんないい」という授業をしていると
「楽しそうだけど、力がついていないのでは?」
と指摘を受けることがあります。
「あの子はいつもと跳んでいるだけ、それも同じ動きばかりだ」
と偏りをつかれることもあります。

それに対して私はどうしていたかというと、
基本的には「いつもみんな違ってみんないい」のですが、
時々、私が一斉に大事な動きをさせたりしますし、個別に回って
「右足で跳んでいたね。じゃ左足では跳べるかな?」と声を
かけたり、友達の動きを紹介しながら多様な動きを引き出しています。
また3人組で友達の「まねっこ」をすることで動きを広げています。
そして授業が進んでいくと、個人の動きから、集団の動きへも変化
していきます。くものすランドの中で鬼ごっこも始まります。
それならみんなでリレーをしようとゲームに移っていくのです。

実は私がいろいろ仕組んでいるのですが、子どもたちにとっては
楽しく遊んでいるうちに、いろいろな動きをし、力をつけていって
いるのです。

体育館にマットだけを並べて、
「手は肩幅に開いて、膝を曲げて、さあまっすぐに回りなさい」
そんな授業より、体育館にゴムを張り巡らし、マットがなくても
床をゴロゴロ回る子どもたちの目は生き生きしています。

Kさんの作文です。
「私はいつも
 体育の時間がきらいなのに
 くものすランドができてから
 すきになりました。
 もしかしたら、くものすランドが
 わたしに
 まほうをかけたのかもしれないな」



私は若い先生に
低学年の指導は 「子どもたちに魔法をかけるんだよ」
といつも言っています。



Posted by naka602 at 23:59 | TrackBack (0)


2021年6月2日
元気が一番塾の復活?
まさか自分にこんな日が来るとは思ってもみませんでした。今日6月2日、私は65歳になり「前期高齢者」に認定されました。 自分が高齢者?えっまだまだ元気やで、と65歳が信じられない自分がいますが現実なのです(笑)

これまでも「歳をとるって嫌だなあ」と思う時と
「歳をとるのもいいもんだ」と思う時がありましたが、
「歳をとるのもいいもんだ」と思っている時の方が
いい顔をしていたのは確かです。
だから
今日からも「歳をとるのもなかなかいいぞ」って思いながら
生きていこうと思っています。
いえ「歳をとる」ではなく「歳をかさねる」ですね(コレ納得!)


さて
そんな前期高齢者の仲島のチャレンジは
年始に誓ったYouTube配信です。
確率5%と書きましたが、100%になりました。
いろいろ迷い悩みましたが、
ついにやり始めます! (潤さんありがとう)

6月15日「仲島正教 元気が一番塾」YouTube配信開始です。
以後、毎週土曜日に発信します。
時間は毎回15分前後のワンポイント講座(雑談)になります。

以前の元気塾は、月に1回で120分でしたが、
今回の元気塾は、週1回で15分と短縮版で数を多くするつもりです。
スマホやPCで120分はしんどいですからね。15分ずつなら気楽に
みてもらえるだろうと思っています。
撮影は自宅の「Aスタジオ」でします。(別名リビング)

「今日は仲島のええ話を聞いたわ」
「今回は仲島のアホな話を聞いたわ」
「今回は仲島もスベったな。アカンな」
ってな感じのYouTube配信です。
YouTuberとして儲けようなんで1mmも思っていません。
みなさんに「ちょっとだけ元気」になってもらえたら幸せです。

2005年〜2014年まで10年間120回実施した「元気が一番塾」の
復活というとカッコイイですが、
控えめな続編「元気が一番塾YouTube版」ということにしておいて
くださいね。どうぞみなさんお楽しみに、ではなく
あんまり期待しないで待っていてくださいね(笑)


なお、
「仲島正教 元気が一番塾YouTube」のチャンネルはすでに出来て
いますので「仲島正教元気が一番塾YouTube」で検索してもらえば
見ることが出来ます。現在、テスト動画の3と4が流れていますので、
もしよろしければ「チャンネル登録」をお願いします。
もちろん、6/15配信後でもOKです。

一流のYouTuberは「10万人チャンネル登録」だそうですが、
私の目標は「100人チャンネル登録」です(笑)
これくらいでちょうどです。


さあ、65歳のチャレンジの始まりで〜す。
テキトーに頑張りま〜す。






Posted by naka602 at 22:29 | TrackBack (0)