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2016年7月29日
市尼甲子園へ!
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昨日のブログに市尼(イチアマ)のことを書いたら、昨夜「おめでとう甲子園出場」のメールが何通も届きました。やりました!市尼、33年ぶりの甲子園出場です。市尼の玄関ロビーには「祝 甲子園出場」という達筆の大きな文字も張り出されました。

決勝戦、試合の最後の方は、もうドキドキの連続でした。
みんな祈っていました、あと一人あと一人・・・って。
そして歓喜の優勝の瞬間、選手もそして監督も号泣です。
優勝インタビューでの監督の涙、キャプテンの涙、記録員の生徒の涙に
もらい泣きです。
本当におめでとう!甲子園出場おめでとう!
33年ぶりの甲子園です。

市尼崎には体育科があり、いい選手も入ってきますし、これが公立高校って
びっくりするくらい充実した施設もあります。息子が市尼1年の時には
3年には楽天の金刃(かねと)、2年には日ハムの宮西がいました。
甲子園にはあと一歩届いていませんでしたが、強豪市尼だったのです。
それなのに、ここ数年の市尼の低迷ぶりに、周りからはバッシングもあり、
監督の交代劇もありました。
そんな苦労の中での、33年ぶりの甲子園です。
そりゃ監督も泣くでしょね。竹本監督は元プロ野球選手ですし、一度は
監督を辞めてからの復帰でしたので相当なプレッシャーもあったでしょう。
それがあの号泣だったのでしょう。

尼崎市は今年市制100周年ということで、様々なイベントが催されますが
市尼甲子園出場は、大きな花を添えることになります。
尼崎には市尼の卒業生がいっぱいいますからね。

市尼は、進学実績もここ数年ぐっと伸びてきていますので、野球部の甲子園
出場で「文武両道の市尼」をアピール出来そうです。
教育委員会にとっても市尼の甲子園出場は本当に嬉しいことなのです。
市尼は、尼崎の希望の星なのです。


ところで
甲子園で、もし 市尼崎vs嘉手納 のカードになったら
私は悩むのはもちろんですが、大変なことが他にもあるのです。
実は、沖縄県の代表校のアルプス席では、毎年市尼ブラスバンドが友情応援を
しているのです。(沖縄代表校のブラバンが来るのは大変なので)
もし市尼vs嘉手納になったら、市尼ブラバンも半分ずつにするのかな(笑)

どちらにせよ、今年の甲子園は楽しみです。
開会式には、甲子園に行って応援してきますが、今から想像するだけで
涙が出そうです。

市尼、甲子園出場おめでとう!


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Posted by naka602 at 06:47 | TrackBack (0)


2016年7月28日
がんばれ市尼!
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夏の高校野球兵庫県大会の決勝が今日行われます。明石商vs市尼崎 です。市尼崎は私の息子の母校です。そして私は今、尼崎市教育委員会の教育委員です。久しぶりに力が入ります。市尼は「尼崎の星」なのです。
市尼頑張れ〜〜イチアマ〜〜!
市尼が勝てば、あの池山(ヤクルト)以来の33年ぶりの甲子園です。


実は12年前、息子が高3の時にも、決勝まで進みました。
メンバーは息子の友達です。応援にも力が入りました。
決勝の相手は強豪の報徳学園。
その報徳に対して市尼は初回に4点入れました。
「勝てる、甲子園に行ける!」
たぶん選手にも私たちにもそんな思いが頭をよぎったのでしょう。
市尼の事務室では、寄付金をどう集めるかの話が出始めたそうです。
その浮ついた気持ちが、報徳に逆転を許してしまったのかもしれません。
甲子園は遠くに行ってしまいました。
敗因は、初回の4点だったのかもしれません。

あれから12年、
今大会の5回戦では、西宮今津との延長再試合計24回を勝ち抜きました。
そしてあの報徳を準々決勝で1−0で競り勝ちました。その勢いで
準決勝も勝ち、とうとう決勝です。
ここ数年ずっと低迷していた市尼の久しぶりの快進撃です。
決勝の相手は、優勝候補筆頭の明石商業です。


エースの平林君は西宮の浜脇小・浜脇中の出身です。
頑張れ〜平林〜〜!
頑張れ〜市尼〜〜!
イチアマ〜〜〜〜!


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Posted by naka602 at 07:37 | TrackBack (0)


2016年7月26日
チャリティー講演会のお知らせ
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チャリティー講演会(8月3日)とチャリティーコンサート(10月14日)のお知らせです。もしご都合がつけば、ぜひご参加ください。

★8月3日(水)「仲島正教チャリティー講演会」
 いたみホール(兵庫県伊丹市) 午後2時〜  入場無料
 問合せ・申込は、072−784−7504
 ※この講演会は、国際エンゼル協会主催のチャリティー講演会です。
  バングラデシュの子どもたちへの支援の募金箱がありますので
  ご協力ください。
  国際エンゼル協会は30年にわたり、バングラデシュの教育支援を
  行っており、建設した学校は60校を超えています。
  

★10月14日(金)「バイマーヤンジンチャリティーコンサート」
 大阪市中央公会堂 午後6時30分開演  前売り2500円
 問合せ・申込は、06−6308−6868
 ※これは「関西いのちの電話」主催のコンサートです。
  「関西いのちの電話」は毎日24時間体制で電話相談を行っています。
  この1本の電話に自殺を思いとどまり、生きる希望を取り戻した人は
  数多くおり、まさに命の電話なのです。


「国際エンゼル協会」も「関西いのちの電話」もその活動の中心になって
いるのは、ボランティアの方々です。多くのボランティアによって支えら
れていますが、資金はまだまだ不足しています。
このチャリティーによって、少しでも援助をしていただけると助かるのです。

現在、私は
「国際エンゼル協会」の理事、「関西いのちの電話」の評議員をさせて
いただいています。
問合せ・申し込みは、国際エンゼル協会のHP、関西いのちの電話のHP
または仲島まで連絡していただければと思います。
どうぞよろしくお願いします。




 
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Posted by naka602 at 00:16 | TrackBack (0)


2016年7月19日
ショックな知らせが
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教育書やドリル等を出版している「フォーラム・A」の仲田義則さんは、7年ほど前に元気塾に来られ、私の話を熱心に聴講し、何度目かの元気塾で「仲島先生の本を出したいです」と申し出てこられました。光栄な依頼を受けたのですが、その時には大修館書店からの2冊目の依頼を受けており、順番としてまず大修館書店の本が出来てからでないと無理ですと一旦お断りしていたのですが、「それまで待ちます」とその後も元気塾に何度も何度も足を運んでこられました。私が「出来ないかも」と言っても「大丈夫です」って声をかけて下さり、せかすことも文句を言うこともせずに、ただ待って下さるのです。そんな仲田さんを見ていて次第に「仲田さんのために頑張りたい」と思うようになるのです。

そして昨年の夏に、やっと「仲島先生のブログをまとめた本を出しましょう」
ということで話が具体化してきたのです。
大修館書店の2冊目も少しずつ進み、先週末、私は東京に行ってきました。
少し目途もたってきたので、並行して「ブログ集」をやりだそうとブログの
選定に入り、今夜、仲田義則さんにメールを出そうと考えていました。
でも少し心配があったのです。
「仲田さん、元気かな?」ということが気にかかっていたのです。
今年の2月の元気塾も5月の元気塾も来られなかったのです。
3年ほど前に手術をしてから少し調子が悪くなっていたのです。

そんな心配もありましたが、
今夜は仲田さんに、元気の出るメールを出そうと準備をしていた夕方に
訃報が入りました。
編集部の方からのメールでした。
先週の木曜日に亡くなられたのです。私が東京へ行く前日でした。

あ〜〜〜なんということだ。
もうショックでショックで。
そして悔しくて悔しくて。
もっと早く出しておけば仲田さんも喜んでくださったのに。
待って待ってもらったのに、何も出来ずに、何も返すことも出来ずに。
本当に申し訳なくて申し訳なくて。
仲田さんの笑顔が頭の中を巡って巡って。

あ〜ショックです。


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Posted by naka602 at 21:54 | TrackBack (0)


2016年7月17日
甲子園一番乗り 嘉手納高校
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今日、沖縄県で全国で一番の夏の甲子園出場校が決まりました。沖縄県立嘉手納高校です。あの「基地の町・嘉手納」からの甲子園一番乗りです。
やりました!やりました!ついにやりました! 
私もめちゃくちゃ嬉しいのです。


嘉手納高校には、私は特別な思い入れがあるのです。
沖縄の高校へは7校行きましたが、一番最初に行ったのが嘉手納高校でした。
体育館の上空を戦闘機が飛び、爆音が聞こえる中の講演会でした(2008.11)
そして講演の最後には
「私の家は甲子園の近くです。次は甲子園で会いましょう!」と締めくくった
のですが、1年半後のセンバツ大会で本当に甲子園で再会したのです。
無名の嘉手納高校がホンマに甲子園にやってきたのです。
「あの時のタイガースの先生や!」と生徒たちも覚えてくれていました。
私も嘉手納の帽子とTシャツを着て、一緒にアルプス席で応援しました。
そしてその年の冬には、再び嘉手納高校で講演をしました。
最後はエースとキャプテンと握手をしながら学校を後にしました。


さあ次は夏の大会出場へ!・・・と期待するのですが、
夏の大会出場は、センバツよりはずっとずっと難しいのです。
沖縄には強豪校がいっぱいです。興南や沖縄尚学もさらに強くなっています。
毎年なかなか勝ち進めませんでしたが、今年ついに決勝まできたのです。

実はもう一つ思い入れがあります。
それは嘉手納高校が神谷さんの母校だからです。
神谷さんは、私が沖縄でいつもお世話になっている人です。だから
「お世話になっている=神谷さん=嘉手納=応援」の式が成立です(笑)

昨夜から、神谷さんとはメールのやり取りをしながら、決勝戦を前に
もうドキドキでした。
今日の決勝戦の試合は、神谷さんはもちろん球場で応援し、私はネットの
ライブ速報を見ながらの応援でした。点が入るたびにメールをしながら
あたかも一緒に応援しているような気分でした。
そして歓喜の瞬間、神谷さんの目からは大粒の涙が流れ落ち、みんなで抱き
合って喜んでいました(と私の想像です(笑)でも当たっているでしょう)


8月7日(日)午前9時、選手権大会開会式。
夏の甲子園についに嘉手納高校がやってくるのです。
堂々とした嘉手納の入場行進を観に行きます!

嘉手納高校、甲子園出場おめでとう!


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Posted by naka602 at 18:37 | TrackBack (0)


2016年7月2日
目の前の子どもをみて
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先日、ある小学校の授業研究会に行ってきました。5年国語「千年の釘にいどむ」という説明文の研究授業でした。授業者は30歳の男性教師です。

研究授業の1週間前に指導案が送られてきました。
「遅くなってすみませんでした」という言葉が添えられていました。
助言者には「最低1週間前に指導案を送る」が一般的なのでしょうね。
でも私は直前に読むことにしているので、前日で十分と思っていますので
謝罪はいらないのです。

翌日授業者からメールが届き、
「この指導案にも指導を入れてほしい」ということで
仕方なしに(笑)指導案を読み込みました。そして少しだけ助言を入れると
2日後、新しい指導案が送られてきました。

そして研究授業の前夜にまたメールが来ました。
「今日の子どもの様子を見て、明日の授業の展開を変えましたので
 新しい指導案を送付します。直前の変更で大変申し訳ありません」

そのメールにすぐに返信しました。
「直前の変更OK! 変更バンザイ! 
 目の前の子どもの様子を見て変更するのは素晴らしい!
 それでこそ担任の先生です。それが子どもを大切にするということです」
という称賛メールを返信しました。
そして指導案をよく見ると指導計画も「7時間計画」が「10時間計画」に
変更されていました。目の前の子どもを見て3時間延ばしたのです。
「指導計画」に子どもを合わせたのではなく「子どもの様子」に「指導計画」
を合わせたのです。これが本当の指導計画です。これが本物の授業です。

研究授業は、予想通り素晴らしい授業でした。
研究テーマである「自ら考え、共に高め合う授業」になっていました。
子どもたちの生き生きした姿を見ていると、あっという間に45分間が過ぎ
ていきました。子どもたちもまだまだやりたかったみたいでした。
やはり目の前の子どもをみて作り出された授業は本物になります。

この子どもたちは昨年(4年)は荒れていたそうです。授業中もざわざわし
友だちにひどい言葉を浴びせる子もいたそうです。
そんな荒れた子どもたちも、自分を大切にしてくれる授業によって劇的に
変わるのです。事後研究会でもA君、B君、C君の姿に感動したという意見
が出ていましたが、やはり「授業で子どもは変わるのです、学級は変わるです」
力の強い教師をもってきて、荒れた子を押さえつけると一時的に収まりますが
根本的には解決はしていません。やはり子どもは授業で育てるのです。


「教師の命は授業」
それを実感した研究授業でした。
素敵な30歳の先生(私の半分です)、
そしてそれを支えた5年の先生たちのチームワークに
乾杯です!


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Posted by naka602 at 22:51 | TrackBack (0)