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2006年12月24日
教え子からのクリスマスプレゼント
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 拙著「教師力を磨く」の最後のページ(「終わりに」228頁)に登場する教え子から、
メールが届きました・・・・「大学合格しました」 って。 
 
 彼は私が小学2年生の時に担任した子どもです。中学時代にいろいろ問題を起こし、いっぱい心配をかけた奴です。そいつが高校3年になった今年の6月に 「俺、教師になりたいから大学に行こうと思っている」 というメールを私にくれました。「おまえなら、きっといい教師になれるぞ、がんばれ」 と返事をしたのですが、その後どうなったかとっても気になっていました。だから 「合格しました」 のメールはむちゃくちゃうれしかったのです。
 
 同時に彼のお母さんからもメールをいただきました。
「・・・・指定校推薦で合格しました。散々暴れた中学生活でしたが、その分高校では頑張って成績上位をキープしてきた結果です。私たち親に感謝の気持ちを伝えたかったそうです。ずいぶん大人になりましたよ。・・・・」
 
 彼のお母さんは、いろんな出来事があっても、いつもあいつを愛し、信じていました。反抗されても裏切られても、それでも彼を愛し、未来を信じ続けていました。きっと辛いこともいっぱいあったし泣いたことも度々あったことと思います。でもその気持ちはやっぱり彼の背中に届いていたんですね。お母さんの温もりが彼を変えたのです、きっと。
 「お母さんもよくがんばったね。ホントお母さんエライぞ」
この親子に大拍手を送りたいです。ええ親子やなあホンマに。 よかったよかった。
 
 彼から翌日、メールがまた届きました。
「本、読ませていただきました。載せていただいてありがとうーございました。昔のコト思い出しました。この本を読んで勉強させてもらいます」
 
 実は、あの本の一番最後を私はこう書いて、しめているのです。(231頁)
「・・・いつか彼が教師となって、この本を読んでくれることを願ってペンを置かせていただきます。  平成18年9月15日 仲島正教 」
あいつ・・まだ、教師になっていないのに、もう読みよった・・「おまえフライングやぞ!」
 
 教え子からのうれしいうれしいクリスマスプレゼントでした。

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Posted by naka602 at 22:19 | TrackBack (0)


2006年12月19日
一足先に仕事納め・・・ごめんなさい
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 今日は加古郡播磨町の蓮池幼稚園に行ってきましたが、この講演が今年の仕事納めになりました。10月11月12月とほぼ休みがないハードな日程でしたが、無事終了しホッとしています。今日の講演は1月から数えてナント197回目のものでした。自分でもびっくりの数です。 「病気もせずに、ようがんばったなあ」 って自分で自分をほめてやっています。 「よう儲かったやろ」 と言われそうですが、それでも現場時代の収入にはまだまだ追いつかないのです、ハイ。
 でも、もっとすごいことは、たくさんの人に出会えたことです。数人規模の講演会から何百人規模の講演会まで様々で、確かな数はわかりませんが、平均50人としても200回で1万人です。この1年間に出会った人の数を考えると本当にスゴイなあって思います。行った都道府県は28都道府県になりました。いろんな所に行けて、いろんな人と出会えたこの幸せを、今改めてかみしめています。みなさん、本当にありがとうございました。
 明日から、みなさんより少し早い冬休みに入ります。(ごめんなさい) しっかり充電してまた1月から頑張ります。
 
※この日の夜は、仲よしの中学校の先生と高校の先生と高校の校長先生の4人で、小中高の連携忘年会でしたハハハ。校種はちがっても子どもを思う気持ちは一緒です。久しぶりに熱い話で盛り上がったひとときでした。仕事納めにいいお酒でした。 では、おやすみなさい。

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Posted by naka602 at 10:38 | TrackBack (0)


2006年12月16日
今日の元気塾
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 今日は今年最後の元気塾でした。ちょうど2年目前の12月から始まりましたから今日でまる2年経ったということです。
 今日はその第1回目から参加している西宮・鳴尾小の福田祐二先生の実践発表からスタートしました。今日のテーマの「3学期にしておきたいこと」で福田実践を話してもらいましたが、発表を聞きながら、思わず涙が出てしまいました。なんといういい先生にいい子どもたちだって思いましたね。福田先生の子どもに対する愛情には本当に感動しました。今日の発表が聞けて本当によかったって心から思いました。くしくも2年前の元気塾で話した「守・破・離」のことを福田先生があらためて学級づくりの中で話してくれたことにも感動しました。
 
 12時元気塾が終了したと同時に、芦屋の野村先生が突然「出版のお祝いにみんなで胴上げをしよう」と音頭をとり、私は胴上げされてしまいました。はずかしい〜と思いつつ、うれしい胴上げでした。気持ちよく上がり、天井にぶつかりそうになりました。星野監督になった気分でした。「おめでとう」という団扇まで登場し本当にびっくりでした。みんなホントありがとう!感謝感謝。
 
※「教師力を磨く」 おかげさまで増刷されることになりました。皆さんがたくさん買っていただいたおかげです。本当にありがとうございました。新聞や雑誌にも書籍広告が載っているようです。神戸新聞、聖教新聞、京都新聞、沖縄タイムス、中日新聞、東京新聞、週刊新潮、教育タイムス・・・もうすぐ解放新聞にも書評が載るそうです。みなさん本当にありがとうございます。 

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Posted by naka602 at 23:42 | TrackBack (0)


2006年12月11日
今日は3連チャン
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 今日は仕事の3連チャン。
 午前中は明石の大久保南小学校PTAでの講演会でした。昨年の同時期にすぐ隣の大久保南幼稚園PTAでも講演をしたので、1年ぶりです。もしかして昨年幼稚園で聞いた方が小学校にもいらっしゃるかな?と思っていたら、会場に着くなり「昨年お世話になりました」ってあいさつされました。うれしいもんですね、こういう再会って・・・。そして講演会が終了すると今度は3人の方が来られ 「昨年聞きました。今年も楽しみに待っていました。本も買って読みましたよ。ここにサインしていただけますか」 って私の本を持ってこられました。教師向けの本なのにわざわざ買って読んで下さったのです。本当にありがたいことです。感激!
 午後は西宮に戻って、私がかつて勤務していた平木小学校の授業研究会でした。我が子に厳しいのと同じように、この学校には期待が大きくてついつい厳しいことを言ってしまう私です。今日の助言もずいぶんきつかったと思います。でもそれを先生方は真摯に受け止めてくださいました。教師同士が切磋琢磨してこそ力は伸びるのだと思いますね。いい学校ですよここは。
 夜は、同じ西宮の安井小学校の地域懇談会でした。私がいた頃のお母さんも参加していたので 「まだ学校に子どもがおったんか?」 って失礼な言葉を言ってしまいましたが、「そうやねん、上と下はずいぶん離れてるねん」 って笑いながらの再会に今までの疲れは飛んでいきました。。知ってるお母さんがいるとやっぱり元気になりますね。いい地域懇談会でした。
 
 そして午後9時、会場の若竹公民館を出ようとしたら、(先日講演をした)車いすの大矢勇気君がそこにいるんです。 
「どうしたんや、こんな時間に?」 って言うと、
「先生を待っていたんです。この前、わざわざ講演を聴きに来てもらったから、一言お礼を言おうと思って・・・・」
「メールでありがとうございましたって送ってきたやないか。あれで十分やのに・・・」
「でもメールではなく、やっぱり直接会ってお礼を言う方がいいと思ったので・・・・・」
 
夜9時に、わざわざ寒い中、車いすでやってきてくれたのです。
そんな大矢君の誠意に・・・・まいってしまいました。 うれしいですね、本当に。
 
「ところで、なんで若竹公民館にいるって知ってたんや?」
「先生のホームページで見ました。先生今日3連チャンやったんですね。先生、無理したらあかんで、風邪に気つけや」
帰りの自転車は寒かったですが、心は温かいままでした。大矢君ありがとうな。
 
 
 

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Posted by naka602 at 11:12 | TrackBack (0)


2006年12月4日
大矢勇気さん講演会〜私の体験・そして未来〜
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 このブログにも何度か登場した大矢勇気さん(25歳)の講演会が、今夜西宮市若竹公民館で行われました。彼は講演の冒頭 「僕は話すのが苦手なのでうまくしゃべれませんが・・・」 と言ったのですが・・・(実は私も内心心配していましたが) どうしてどうして、そのしゃべりに私はびっくりしてしまいました。いつの間にこんなにうまくなったんや。講演が終わった後 「大矢、今日の講演は200点や」 って言ってやりました。本当にいい講演会でした。よくがんばったな大矢君。
 
 大矢勇気25歳。彼は16歳の時に工事現場の8階から転落し、一命は取り留めたもの下半身不随になり、車いす生活になりました。一生歩くことはできないということを知った時、死も考えたようです。でも母や兄の献身的な介護に心が動かされ、次第に生きる希望を見つけていきました。高校にも復学し定時制高校を6年かけて卒業しました。そして障害者スポーツに出会い、岡山国体、のじぎく兵庫国体(障害者スポーツ大会)で2年連続金メダル(スラローム競技)に輝いたのです。
 
 今日は地元の地域福祉講座の講演会だったのですが、福祉協議会の副会長はあいさつの中で 「大矢さんは芦原地域の宝です」 と話されました。その言葉を恥ずかしそうに聞いている彼の表情はなんともいえませんでしたね。子どもの頃少しやんちゃだった彼がこんなにも立派に成長し頑張っている姿に、みんなは勇気と希望をもらったことでしょう。
 
 彼は寝ている時、自分で寝返りがうてません。そのままの姿勢だと床ずれがおきてしまうので、3時間毎に体を動かすことが必要になってきます。それを彼のお母さんはずっとやってくれました。 
「母のおかげで、この10年間一度も床ずれをおこしませんでした。そんなお母さんに感謝の気持ちでいっぱいです。そんな母親と、いつも僕を励ましてくれた兄ちゃんのおかげで僕は今日までやってこれました。お母さん、お兄ちゃんありがとう」
 そんな言葉に会場は涙につつまれました。 ありがとう大矢君。
 
 

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Posted by naka602 at 23:40 | TrackBack (0)


2006年12月3日
私のストレス
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 「あなたのストレスは?」
私はあんまりストレスを感じない方ですが(鈍感なのかな・・・)、まあ今の私の唯一のストレスというか心配事は 「絶対に講演の時間に遅れないこと。絶対に休めないこと、だから病気は出来ない」 ということですね。

 昨日は鳥取県での講演でした。講演に行く時は、私の講演のお世話をして頂いている会社から、事前に切符をいただきその時間にそって会場入りするのですが、特に乗り継ぎがある場合は列車が遅れないか気になるのです。昨日も岡山で鳥取行の特急に乗り継ぐのですが、新幹線が遅れると、乗れなくおそれがありますので、心配性の私は少し早めの新幹線に乗ることがあります。昨日も一本早い新幹線の自由席で岡山に向かいました。
 西明石を過ぎた頃、走行中に車両の下からドーンという音がして何かが当たったようなカタカターンという大きな音がしました。「あ、やばい」 と思ったとたんにスピードが落ち、とうとう列車は止まってしまいました。「異音がありましたので安全のために床下点検をします」のアナウンスがあり、「あーダメかもしれない」 と半分あきらめました。 すぐに会社に連絡し、もしもの場合の判断をゆだねましたが、迅速な判断で、この時はこうするあの時はこうしてくださいと的確な指示をしてもらい少し安心しました。(さすがですね、この会社に感心しました)
 幸い点検は15分ほどで終わりすぐに動き出し、岡山で無事乗り継ぎが出来ましたが、本来の列車では危なかったかもしれませんね。あーよかったです。ホント胸をなで下ろしました。鳥取での講演は 「大成功でした」 と現地の担当の方に言っていただき、帰りの列車はホッとしてゆっくりと寝て帰りました。
 
※もう一つ、最近気になった電車の話です。
先週の金曜日に東京の中学校に行った時に、PTAの方から冗談交じりで 「関西はスゴイところですね。駐車場では平気で横入りがあるし、エスカレーターではみんな走っているし、信号は誰れも守らないですね。それにこの間新大阪から神戸に行くのにJRに乗ったら、電車の中でみんな何かを食べているんですよ。子どもにパンを食べさせている親とか、車内のあちこちで食べている人がいっぱいいるんです。関西は電車でも食べるんですね」 って言うので、「それは偏見ですよハハハ、そんなこともたまにはありますが、関西の人がみんなそんなのではありませんよ」 と笑いながら否定したのですが・・・・・・、
土曜日の帰り、新大阪からJRに乗ってびっくり、私の横に座っていた女性が何かを食べているし、前に座っている女子高校生が大きなパンを出して食べています、さらに斜め前の女性も食べているではありませんか。私から5m範囲で3人の女性が食べているのです。唖然としてしまいました。きっと東京の方もこんな場面に遭遇したのではないかと思います。あーショックでした。なんでや!って言いたくなりましたね。そういえばその日の朝、新幹線に向かうJRでも私の横に立っていた女性がパンをつまんでいました・・・・・。あーなんということだ・・・・。ここは家ではないぞ、電車の中だ、そんな常識もないのか・・・とあきれてしまいます。今回たまたま全て女性だったのかもしれませんが、車内での化粧も含め、女性の方・・・・・なんとかしてよ、とつい愚痴を言う50のおっさんでした。でもマナーは男も女も関係なしです。男も気をつけて! 
 ちなみにもう一度言いますが、関西ではこれが当たり前っていうことではないんですよ。こんな人はたまにしかいませんよ。ほとんどの関西人はちゃんとしています。この事はわかってくださいね、関東のみなさん。 (関西を誇りに思う50のおっさんからの訴えでした)

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Posted by naka602 at 07:48 | TrackBack (1)