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2013年11月29日 |
「ちりとてちん」と「枝雀さん」 |
「BSプレミアムで再放送中の『ちりとてちん』に、またまたハマってしまった。草若師匠が3年ぶりに高座に上がる回を録画して10回繰り返して見た夜、まるで図ったかのように「君は桂枝雀を知っているか」(BS朝日)が放送された。演じているのは渡瀬恒彦だし、特定のモデルはいないと言われていたが、私はいつも草若師匠と「枝雀さん」が重なって見えていた。・・・・・・」 先週の土曜日の「ちりとてちん」は、前半の一番の感動のシーンでした。 私も録画して何度も見ているのですが、 島崎今日子さんも10回も見たんですよ(笑) 私と一緒や(笑) やっぱり「ちりとてちん」です! 島崎さんの記事を読んで、大興奮の私でした(笑) それから「枝雀さん」のことですが、実は私は 「枝雀」襲名前の「小米(こよね)」時代をよく知っているんです。 私は中学生の時、少し落語にハマっていました。 笑福亭仁鶴が大好きで、仁鶴さんの落語はよく録音していました。 特に「崇徳院」は大好きで、何度も何度も聞いていました。 「せおはやみ〜〜」(笑) そして、 その頃の若手注目株NO.1が「桂小米」のちの「枝雀さん」だったのです。 私は知っていたんです、その頃から枝雀さんのことを。(プチ自慢です) 実は私の姉も大学生の時、ABCヤングリクエストで「与論島洋上ツアー」 に当たって、道上洋三さんたちと一緒に与論島に行ったのですが、 その時「小米さん」も一緒だったのです。 その写真もどこかにあると思います。 姉弟がともに小米時代から知っていたのです(笑) そうそう私が落語の独演会に初めて行ったのも「枝雀独演会」でした。 「ちりとてちん」と「枝雀さん」 島崎さんの記事が、なんかうれしくてうれしくて。 私の大好きなライターの島崎今日子さんが、今日の新聞のテレビ評論「キュー」にこんなことを書いていました。続きを読む... |
Posted by naka602 at 23:24
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2013年11月27日 |
つながりの秋 |
そんなうれしいお誘いの中、四国中央市の市街地から車に乗って、山あいの小さな学校に到着です。ここは、自然の素晴らしさはもちろんですが、地元の名産「新宮茶」を使った「霧の森大福」がスマップ等により紹介され、全国から多数の観光客が訪れ「霧の森大福」を買っていくそうです。いつも昼前には売り切れるそうです。 その「霧の森大福」を校長室でいただいたあと、 1年生から9年生(小中1貫校)の授業を見させていただきました。 1、2年は複式学級で3年から9年生まで各学年1クラスの小さな学校です。 各クラスとも少人数ですが、とっても温かい雰囲気の授業なのです。 それぞれ教材も学年も先生も違うのに、なぜか同じ雰囲気です。 これがきっと「新宮イズム」というのでしょう。 教室の掲示もとってもきれいにまとまっており、子ども一人ひとりの良さを 導き出している掲示でした。特に中学校のクラスでのこんな掲示は珍しいです。 それから習字は3年生から9年生までみんなみんなすごく上手なのです。 落ち着いた字であり、堂々とした字です。 その下に子どもが書いているコメントも素敵です。 この字は、この子どもたちそのものです。 講演会には、中学生18名のほかにPTAだけでなく地域の方々がたくさん 参加してくださいました。地域の運動会以来のにぎわいだったそうです。 「孫も子ももう新宮にはいないけど、子どもたちの元気な姿を見ると、孫たち の元気な姿が思い浮かびます」と参加して下さったおばあちゃんもいました。 私の講演のあとは、参加した皆さんが輪になって座談会です。中学生からおば あちゃんまで一緒に話をしていました。ホンマええ雰囲気です。 そして最後は、 校長先生が音頭をとって、全員が手をつないで輪になりました。 こんな掲示物を発見しました。 生徒会の今月の目標です。 「つながりの秋」 生徒会のこんな目標を私は見たことがありません。 でも新宮小中の生徒会は、こんな目標を考えるのです。 ステキな子どもたちです。 ステキな先生たちです。 ステキな大人たちです。 また来たいです、この新宮小中学校へ。 11月24日は、愛媛県四国中央市の新宮小中学校に行って「新宮地区人権のつどい」に参加してきました。新宮小中学校の河村校長先生から「ぜひ新宮小中の来てほしい」というラブコールを受けていました。(河村校長は以前2度ほど私の講演をきいてくださっていました)続きを読む... |
Posted by naka602 at 21:25
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2013年11月17日 |
吉本さんのために |
その講演会に私が招かれたのですが、そのきっかけは吉本さん(防府市のPTA会長さん)が作ってくださいました。 初めてお会いしたのは、2011年の夏の広島での全国PTA大会です。そして 2012年の2月には、山口県周南市での講演会にわざわざ会いに来て下さいました。 そしてその時に「2013年11月の山口県PTA大会には仲島先生を講師として招きたい」と言ってくださったのです。 そうです今日の大会の予約は、1年半前以上に決まったのです。 それまでの会議での講師選定では、ほかの有名な講師の名前も随分あがった ようですが、吉本さんが「絶対に仲島」と譲らなかったそうなのです。 吉本さんのおかげで、私が講師に決まりました。 なのになのに、周南市でお会いして1週間後、吉本さんは、くも膜下出血で 帰らぬ人となりました。突然の訃報に言葉が出ませんでした。 今日は、そんな吉本さんのために頑張りたい! 「仲島を推した吉本さんの判断はよかった」と思ってもらえるような講演をしたい と強く思って防府市に入りました。 控室で休んでいると予期せぬ来客です。 吉本さんの奥様と5人のお子さんたちが訪ねてきてくださったのです。 あー吉本さんが一番愛していたファミリーです。 感動の対面でした。 気合の入った講演会は、無事に終了しました。 自分で言うのもなんですが、いい講演会になったと思います。 きっと吉本さんは、天国から誉めてくださったと思います。 その証拠に、あんなにもあんなにも大きな拍手をいただきましたし、 終わってからもたくさんの方から声をかけていただきました。 拙著もナント100冊も売れたのです。 (おかげで、帰りは予定の新幹線に乗り遅れました(笑) でもご心配なく、次の新幹線でゆっくり座って帰りました) 閉会の挨拶で、防府市の役員さんが最後に吉本さんのことを話されました。 スクリーンに吉本さんの元気な姿の写真も映し出されました。 続いて、私が吉本さんに書いたボール型色紙も映し出されました。 そこにはタイガースのことも書いてありました。 吉本さんとタイガースの話をいっぱいしましたからね。 ちょっと笑ってしまいました。でも涙も止まりませんでした。 吉本さんのお子さん5人(あと3人いらっしゃいます。みんなで8人)に 「お母さんを助けてあげてね」というと 一番上のお兄ちゃんとお姉ちゃんは、しっかりと「大丈夫です!」と こたえてくれました。この子たちだったら安心です。 吉本さん、ゆっくり休んでくださいね。 今日は山口県PTA研究大会で防府市に行ってきました。防府市公会堂には約1200名ほどのPTA会員さんが集まり、盛大に会が催されました。続きを読む... |
Posted by naka602 at 01:10
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2013年11月14日 |
一息ついてから |
あいにく席はいっぱいでしたが、すぐ近くの優先座席に目をやると、ナント 2人の若者が脚を開いて3人分ほど場所をとって携帯をさわっているのです。 優先座席で、脚開いて、携帯して、アカン3冠王です! 私はムカッときて、若者に近づき、キツイ言葉を発しそうになったのですが、 一息ついて、 「そこ、少し詰めてあげて」と若者に優しく声をかけ、 「おじいちゃん、ここどうぞ」と手招きしました。 すると若者は、おばあさんにも気づき、二人とも立って、おばあさんに席を 譲ってくれました。 私は若者にホンマは「おまえらええ加減にせい!」と言いたかったのですが、 グッと我慢して、笑顔で会釈をしました。 すると、みんなが平穏無事に落ち着きました。 誰も嫌な顔になりませんでした。 これでよし!と私は心の中で、自分を誉めました(笑) 全国各地の鉄道を利用していると分かったことがあります。 それはローカル線の高校生の車内マナーが悪いことです。 ローカル線はお客さんが少ないので、高校生は我が物顔です。 4年ほど前の、あるローカル線でのことです。 座席に平気でかばんを置く生徒や、4人席を2人で占領して座っている生徒 もいるし、ぺちゃくちゃうるさいのです。 そんな中で私はイラつきながら立っていました。私の目の前の高校生は、 脚を開いて寝ていました。 すると次の駅で、おばあさんが乗車してきました。 本来なら座る席はいっぱいあるのに、高校生のマナーの悪い座り方で、 席が空いていませんでした。 私はキレました。即、目の前の高校生に 「おい、起きろ! 席を空けろ!」 高校生は、いきなり知らないオッサンに怒られて、 びっくりして立ち上がりました。 そして、おばあちゃんに座ってもらいましたが、 おばあちゃんも申し訳なさそうな表情だし、高校生はしょぼんとした顔で、 私の目は吊り上っている・・・雰囲気は最悪です。 この注意の仕方はまずかったです。(反省!) やはり注意は「一息ついてから」ですね(笑) ここにも「10秒の愛」が必要です(笑) 先日、阪急電車でこんなことがありました。私はドアに近くに立っていたのですが、そこに杖をついたおじいさんと横で支えるおばあさんが乗り込んできました。続きを読む... |
Posted by naka602 at 23:56
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2013年11月6日 |
あいつはやっぱり優しい奴です |
「センセイ、お待たせしました」 「おまえこそ、お疲れさん」 そこから2人で、深夜のファミレスに行きました。 彼(26歳)は大学卒業後、すぐに就職しましたが、昨年突然辞めてしまいました。その後は、もう1年ほど就職もせずにアルバイト生活をしています。 深夜の食事をしながら、彼はしみじみと語ります。 「センセイ、なんぼ嫌な仕事でも、やっぱり仕事をやっている方がええなあと思いますわ。毎日何もしていないって、気持ちがしんどいですわ」 「でもオカンはそんな俺を非難もしないで温かくみてくれています」 「でもセンセイ、仕事辞めてブラブラしてて、いいこともありました。それまではゆっくり話したことがなかったオカンとよく話をするようになりました。それに弱っていたおじいちゃんとおばあちゃんの世話にも行けるようになりました。仕事を続けていたら、こんな時間はなかったと思います。負け惜しみみたいだけど、仕事辞めてよかったかなと思っています」 そんな彼の言葉を聞いて、涙が出そうになりました。 あついはやっぱり優しい奴です。 仕事辞めたけど、ホンマええ奴ですわ。 実は、2か月前に心機一転、就職試験を受けましたが、見事に不合格(涙) でも5月に、また同じ会社に挑戦するって元気に話してくれました。 今度はきっと合格ですよ、私はそう信じています。 彼との深夜のデートは午前2時まで続きました(笑) いい時間でした。ありがとうK! 昨夜のK君のことです。約束通り12時にガソリンスタンドに行くと、彼は後片付けをしているところでした。黙々と動きながら各計器をリセットし、集金し、ロープを張り、スタンド全体の電気も消されました。そんな作業は当たり前といえば当たり前ですが、働く彼の後姿はなんだかたくましく見えました。続きを読む... |
Posted by naka602 at 22:07
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2013年11月5日 |
アイフォンの故障 |
アイフォンは、ソフトバンクショップで購入しても、修理等はソフトバンクでは受け付けてくれません。アップルストア、もしくはクイックガレージというアップル直営の店に行かないといけません。この辺りでは、梅田のロフト、三宮のジュンクにクイックガレージがあるので、さっそく三宮に行ってきました。 この日は休日のせいもあったのでしょう、受付まで2時間待ちで人がいっぱいでした。よっぽどもう帰ろうかなと思ったのですが、せっかく三宮まで来ているので、その辺りをブラブラして時間稼ぎをすることにしました。 悲劇はそのあとに起こりました。 センター街を歩いていると、カランと小さな金棒を蹴ってしまいました。 「何でこんなとこにこんな棒があるんや」と足元を見ると、 なんと私の靴底が半分以上ベロリとはがれているではありませんか。金棒はその靴底にあったものです。「あーーーどうしよう?困った困った」 でも何とかしないといけないので そこから、センター街をすり足で移動ですわ(涙) 「早よ靴屋を探して新しいのを買わなくては・・」 でもここが三宮でホンマよかったです。 この辺りには靴屋はたくさんありますので5分ほど歩いて「ABCマート」を見つけました。「よかった!」でもそんな歩き方で店の中まで入っていけないので、店頭にあった適当な靴を「この靴の26cmお願いします」と言ってすぐに購入です。9990円。 そのあとの、歩きやすかったこと、歩きやすかったこと(笑) おかげで、けっこう時間稼ぎが出来ました(笑) 歩きやすくてなんだか楽しくなって、 久しぶりのセンター街を生き生きと歩いていると「ユニクロ」を発見。 ユニクロに入ると今日は特売日、あのフリースが1290円です、安っ! 今の季節に着れる薄手のセーターが1990円、これも安っ! ダウンベストも1000円引きの2990円、安っ! 「もうユニクロは買わないぞ」 って昨年誓ったのに、あまりの安さについ購入してしまいました。 あーあ、今年もユニクロから脱することができないようです(笑) そんなこんなをしているうちに1時間半たったので店に戻ると、 ちょうど名前を呼んでもらいました。 修理は10分ほどで済みました。修理といっても実は新品と交換だったのです。ここでは部品修理はしないようで、不具合は新品と即交換なのです。アップルは凄いですね。私のは1年未満なので、もちろん無料で新品をいただきました。ピントもきっちり合うようになり、ピカピカのアイフォンに少しうれしくなりました。 まあ、アイフォンは無料でも、 靴9990円、ユニクロ6270円、計16260円でした。 高いのやら、安いのやら(笑) ※先ほど(午後9時頃)セブンイレブンに行ったのですが、その近くのガソリンスタンドで見つけました! この前から就職のことで気になっていたK君を。 私がじっと見つめていたら、向こうにいたK君も気づいてこちらに来てくれました。 「バイトは何時に終わるんや?」 「12時です」 「そうか、じゃ12時にまた来るわ」 そう言って別れました。ただいま午後11時20分。 もうすぐ教え子K君と深夜のデートです(笑) これから出かけてきます。 教師の仕事はいつまでもオモロイですわ(笑) 春に買ったばかりのアイフォン5が故障です。カメラのピントが合わなくなってしまいました。ネットで検索するとけっこう多い故障みたいで、やはり日本製とは違うんだなと思いました。続きを読む... |
Posted by naka602 at 22:19
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2013年11月1日 |
授業で教師も子どもも変わる |
今回もいい授業を見て、ええ気分になりましたわ。 いや〜ホント素晴らしかったです! 子どもの目が輝いていましたね。 どのクラスの子どもたちもホンマいい表情でした。 今日の授業はどのクラスも、子どもがあまり好きでない場面をあえて取り上げていました。それを子ども同士でじっくり考えさせ、子ども自身がみんなに説明していくのです。教師はそれを「待ち」「支えて」「つないで」いきます。特に教師にとって「待ち」は大変です。先生が言えば簡単にすむことを、あえて考えさせるのですから時間がかかります。一見、回り道、遠道に見えますが、長い目で見るとこれが「近道」になるのです。 こんな授業はなかなかできません。校長先生が「これが日々の実践の成果です」と言われていましたが、普段からしていなくてはこんな授業はできません。これは本当に素晴らしいことですし、武庫の里小の先生方の日々の努力には頭が下がります。 同志社小の太田誠先生が、今日の授業を見てこんな講評をされていました。 ★子ども自身が1時間の授業のイメージを持って進んでいた。 ★間違いが許され、それを皆で修正していく風土があった。 ★誰もが自分の考えを伝え合うことができる学級であった。 ★まずは子どもの声をきき、そこから授業が進んでいくスタイルであった。 算数と言えば「100マス計算」のような反復練習のイメージもありますが、本質はそんなことだけではありません。もちろん反復練習も大事な学習ですが、武庫の里小学校のような「算数的活動」「数学的思考」を深めていく学習こそが「生きる力」の育成につながるのでしょう。 尼崎市は学力向上に向けていろいろな取り組みをしてきましたが、この5年間の伸び率は県内でもトップクラスの成果を出しています。放課後学習等の効果もあるでしょうが、やはり一番は「授業改善」でしょう。武庫の里小学校の授業を見て改めて確信しました。 教師の命は「授業」です。 先日、小野南中学校の授業を見てましたが、今回は尼崎市の武庫の里小学校の研究発表会で、算数の授業を7学級(1年〜6年、特別支援学級)見てきました。続きを読む... |
Posted by naka602 at 10:43
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