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2018年12月31日
順番は守りました
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父が亡くなったのが2008年。そして10年後の今年、母が亡くなりました。とうとう親がいなくなり、姉と2人きりになりました。自分が歳をとれば、そうなることは当たり前と言えば当たり前ですが、やはり寂しいものですね。
親にはいろいろ心配もかけましたが、
一番の親孝行は、親より長生きしていることでしょう。
順番は守りました。
これからも天国から父も母も応援してくれるでしょう。

2018年ありがとうございました。
そして2019年も頑張ります。

みなさんもよいお年をお迎えください。
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Posted by naka602 at 22:20 | TrackBack (0)


2018年12月28日
野辺山高原「さんかくじょうぎ」
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例年の年末は暖かい沖縄へ行っていた私が、今年はなんと寒い所へ行ってきました。信州長野県の野辺山高原です。行く前日の最低気温がマイナス12度です。えっ!この寒さ。どうしたらいいの?何着て行こうか?靴はどうしよう?と悩みながらの出発でした。

野辺山、清里がある小海線は、日本一標高の高い所を走っている鉄道です。
ということで、少々鉄ちゃんの私は中学の頃から知っている場所で、
その後大きなブームがやってきて若者たちが大量に訪れた場所です。
今は少し静かになっているようですが、やっぱりいい所であることは
変わりないです。そこに行けることは本当に楽しみでした。

そのきっかけは
11月13日に野辺山高原近くの南牧中学校に講演に行ったことです。
PTA役員の麗(うらら)さんが、講演前の昼食は野辺山高原のペンション
「さんかくじょうぎ」で、ということで訪れたのですが、その昼食の
美味しいこと美味しいこと。それもそのはずです。シェフはフランスで修業を
してきた一流料理人です。(麗さんの義弟さんです)
そして食べてる時にお話相手をして下さったのがシェフのお母さんですが
このお母さんの話が楽しくて楽しくて、本当に素敵なランチになりました。
この日の講演は日帰りでしたが、このペンションに泊まりたくなりました。

そして1か月後、泊まりに来たのです(笑)
思ったらすぐに行動に出る私です(笑)

ペンションのお母さんもシェフも麗さんも、まさかまさかこんなすぐに
来るとは思っていなかったようで大変驚いておられました(笑)

泊まると、このペンションの良さがいっぱいわかりました。
景色よし、部屋よしは当たり前ですが、料理はやっぱりめちゃ美味しいです。
どう表現していいのか私にはわからないのですが、とにかく一品一品が手間が
かかっているのがよくわかります。ホンマ美味しいです。
厨房では、シェフ、シェフの奥様、そしてお母さんお父さんが、力を合わせて
料理を創りあげておられます。なんと素人だったシェフの奥様の作るプリンは、
プリン好きの私が食べてきた中で一番美味しかったです。おかわりしました。

そしてこのペンションのお隣りには、陶芸教室が出来る工房もあります。
そこには麗さん夫婦がいて、陶芸を教えてくれるのです。
ペンションの美味しい料理をのせている素敵な陶器は、麗さん啓太さん夫婦が
作ったものだとわかり、納得しました。こんな表現はどうかわかりませんが
派手じゃなくて優しさがあるというか、とにかくいい雰囲気の陶器なのです。
私の好みなのです(笑)

このペンション「さんかくじょうぎ」にはリピーターが多いそうです。
あのシェフの料理をもう一度食べたい。
あのお母さんともう一度話したい(笑)
あの工房で体験したい。
そしてあの景色を見たい。
そう思う人は多いと思います。
その気持ちはよ〜くわかります。

またまた私からのお薦めが出来ました。
「野辺山・ペンションさんかくじょうぎ」
と検索してください。HPが出てきます。
ぜひ春に夏に秋に冬に、野辺山高原に行ってくださいね。
めちゃくちゃいいですよ!
そして「仲島に紹介してもらった」と言えば、
あのプリンがもう一個出てくると思います(笑)

そうそう言い忘れていました、宿泊費のことを。
大阪の人間は、ここが一番気になりますね(笑)
今回の宿泊費は、1泊2食で一人12500円です。
これめちゃくちゃ安いですよ。
あの夕食フレンチは私の感覚では9000円ですね。
朝食は2500円ですね。あのプリンは500円
わぁ〜これでもう12000円や。
残り部屋代は500円や(笑)
安っ! 得っ!

八ヶ岳連峰と富士山の写真も撮ってきました。
山の景色にめちゃ癒されます。
野辺山高原には北海道のような雄大さがあります。
元気に生きようって希望が湧いてきます。
ホンマええよ〜〜〜〜〜〜
ぜひぜひお越しを・・・。
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Posted by naka602 at 22:18 | TrackBack (0)


2018年12月23日
お母さん、ついに出来たよ
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1958年4月、私がまだ1歳10か月の時、母は「尼崎市立尼崎養護学校」の開校メンバーとして、学校づくりに参画していました。その尼崎養護学校が来年1月より、新校舎とともに「尼崎市立あまよう特別支援学校」として生まれ変わります。
今日その内覧会に、母の写真を持って見学に行ってきました。

尼崎市立なのに尼崎養護学校の校舎は、なぜか武庫川を越えた西宮市に
ありました。当時は飛び地でいうことで、一応尼崎市でしたが、なぜ
そんな遠くに建てられたかはよくわかっていません。
あくまで私個人の想像ですが、当時の「障害児教育」の遅れがそうさせた
のではないかと思っています。他の学校も「特殊学級」「障害児学級」
は校舎の端にあることが多かったからです。

その「尼養」の市内移転は、ずっと保護者も教師も願っていたことです。
その移転がついに実現しました。
年明けの1月から、市内のど真ん中、市役所のすぐ南に移転します。
そして学校名も「尼崎市立あまよう特別支援学校」に改名し、新たな
スタートを切ることになりました。
数年前から「新養護学校」について、教育委員会でも何度も何度も議論を
重ね、ついにこの日を迎えました。本当に喜ばしいことです。

素敵な素敵な新校舎で、希望と夢が見えてきました。
子どもたち、保護者のみなさん、先生方、そして地域の方々も
きっと目を輝かせてくれることでしょう。
OBの方々にもきっと喜んでいただけることでしょう。

そして天国にいる私の母も
「あまよう」の新校舎を見て、喜んでくれていると思います。
3年ほど前から、病院にいた母に
「31年1月に新校舎が出来るよ。一緒に見に行こうな」
「歩けないなら、最新の車いすで連れていくからね」
「それまでは元気に長生きしてね」
と言っていたのですが、今年の4月に93歳で逝ってしまいました。
あと少しだったのに・・・

でも母は、一緒に内覧会に参加してくれました。
「お母さん、よかったね、こんなにいい学校が出来て・・」
写真の母は、満面の笑顔でした。

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Posted by naka602 at 22:15 | TrackBack (0)


2018年12月11日
校長先生の読み聞かせ
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私は早期退職したので、校長先生にはなりませんでしたが、もし校長先生になっていたらやってみたいことがありました。それは学校朝会でこんなことをしたかったのです。
「お〜いみんな〜、朝礼台の周りに集まっておいで〜」
と全校生を朝礼台の周りに集め、そこに腰かけて、子どもたちに絵本の読み聞かせをするのです。そんな校長先生になりたかったのです。

愛媛県の中学校に、河村英茂校長先生がおられます。
元々は中学校の体育教師です。私と同じ体育会系人間です。
河村校長先生との出会いは6年前の人権の集いからです。
それ以来、河村校長先生の学校を3校、私も回りました。
とっても素敵な校長先生で、私も大好きな先生です。

その河村校長先生から、先日メールが着て
「絵本の読み聞かせに挑戦してみようと思っています。
 どんな絵本がいいか教えていただけますか」
早速、私は手元にある絵本数冊を写真に撮って送りました。
そして今日、河村校長先生から返事がきました。

仲島正教先生

ご紹介いただいた絵本を購入し、保健室で読み聞かせたり、
保健室に来た生徒をつかまえて読み聞かせに付き合ってもらったりしています。
今日は給食後、特別支援学級の子たちに読み聞かせをさせてもらいました。
みんなよく聴いてくれました。
感動!

実は先週、市の図書館に出向きまして、司書の方に相談させてもらいました。
そして図書館の方で絵本を10冊選定してもらい、
月に一度ずつ学校に借りてくるようにしました。
校長室前のろうかにテーブルを出し並べてます。

また、図書館長さんが知っている方で、日曜日に
「おはなしボランティアステップアップ講座」があるのでどうですか?
と誘われ行ってみました。
もちろん男性は私だけ。
横書きの絵本は右手で持って、左手でめくること。
最後は裏表紙まで見せて、もう一度表紙に戻って終わること。
色んなことを教えてもらいました。

読み聞かせ、結構はまってます。
「ゆずちゃん」を不登校傾向にある子に読ませてもらったら、
涙をぽろぽろ流しました。
こんなに絵本は子どもたちの心に届くんだ!と感動!
はまりますよねぇ。

今日は、相談員さんとスクールカウンセラーに校長室で、
「みずいろのマフラー」の読み聞かせに付き合ってもらいました。
結果は、大人3人で涙をこぼしました。(笑)
面白いですねぇ。

 ○○中学校 河村英茂 

この読み聞かせをしているのは、中学校の校長先生ですよ。
小学校の校長先生ではありませんよ、それも体育の先生ですよ。
なんて素敵な校長先生なんだ。
ホント凄い、ホント素晴らしい。
このメールを読みながらなんか涙が出そうになりました。
校長先生と生徒の様子が目に浮かんできます。
いいなあ〜〜。

2年前、武庫川女子大のスポーツ科の学生への話の最後に
「体育の先生が、絵本の読み聞かせをするって素敵やと思わんか。
 授業の終わりに木陰でやってみるとええぞ〜」
なんて話しましたが、あの学生たちに河村校長先生の姿を見せたいです。

さあ体育の先生たち、
さあ中学校の先生たち、
絵本の読み聞かせをやってみようよ!

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Posted by naka602 at 22:13 | TrackBack (0)


2018年12月10日
PTA会長さんの存在
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広島県の中学校に行って、PTA主催の講演会で中学生に話をしてきました。中学生600人とPTA・地域100人の計700人で体育館はいっぱいでした。
事前に、少し落ち着いていない中学生と聞いていました。校長室の前をわざとに大声で歩いていく生徒もいました。やはりちょっとしんどい中学校かなと覚悟をして講演に入りました。
でも予想は裏切られました。すごく聴いてくれるのです。そしてすごく笑うのです。めちゃめちゃ反応のいい中学生でした。小学生、中学生、高校生では、中学生が一番シャイであまり反応しないのですが、今回の中学生は反応し過ぎでした(笑)

さて、
いつものごとく、前置きが長くなりました。
ここからが本題です。やっと(笑)

講演会のあと、PTA会長さん(女性)が舞台の上に立って
「みんな〜今から仲島先生と全員で写真を撮るからね〜〜
 もう少し真ん中に詰めてね〜〜」
とスマホを構えます。
するとスマホには600人は入らないようで
「みんな〜もっと詰めて〜〜〜
 そこ〜もっと右に寄ってよ〜〜」
それでもダメで
「みんな〜〜もう少し後ろに移動して〜」
と何度も何度も指示を出します。
私は隣りの生徒に
「スマホでは無理やで、広角レンズでないと体育館では無理や」
と話しかけると、ニコニコしながらも、PTA会長さんの言うことを
きくのです。すると今度は会長さんが
「PTA役員さ〜ん、体育館の上から撮ってよ〜〜」
「生徒のみなさん、今度はあっち向いて〜〜」
600人の生徒たちは、それでもニコニコしながら会長さんの指示通りに
動きました。
「みんな〜〜こっち向いて〜〜」
「ありがとう〜〜みんな。撮れたよ〜〜。ありがとう〜〜」
と言って、やっと生徒たちは解放されました(笑)

この写真撮影、もし先生がしていたらどうなっていたでしょう?
たぶん途中から
「早くしてよ〜〜。めんどくさい! もうええやん!」
と生徒たちは不満をタラタラ言い、ダラダラ動いていたことでしょう。
たぶんそうだと思います。

でもPTA会長さんが言うと生徒たちは言うことをきくのです。
普段から学校をウロウロして仕事をしている会長さんたちの姿を
生徒たちはよく見ています。
あのおばちゃんのこと、あのおっちゃんのことをよく知っているのです。

これは今回の中学校だけではありません。
私が知っている学校では皆そうでした。
ある高校に行った時、授業をサボっていた生徒に、会長さん(女性)が
声をかけると、その生徒はニコッとして教室に戻っていきました。
ある中学校では、PTA会長さん(男性)が「シャツを入れておけよ」と
話しかけるとその子はシャツをズボンに入れて戻っていきました。
先日は、市立図書館の学習室で勉強している生徒を見つけ、会長さん(女性)が
「頑張りよ」と声をかけると
「はい、ありがとうございます。頑張ります」
と頭を下げていました。
校内でも校外でも、いつも応援してくれているPTA会長さんのことを
生徒たちはよくみているし、感謝しているのです。

教師の立場からすると、ちょっと悔しいですが(笑)、生徒は
先生の言うことはきかないけど、PTA会長さんたちのいうことはきくのです。
そういうもんです(笑)

だからこそ、PTA会長さんたちの存在は大きいのです。
だからこそPTAと学校は子どもを育てるパートナーなのです。

先週行った沖縄のPTA会長さん(男性)は、我が子から
「学校にあまり来ないでほしい。えっ来年も会長するの!」
と嫌がられていたそうですが、周りの仲間からは
「○○のおっちゃん」として人気があったし、生徒はおっちゃんの
言うことをよくきいていました。
卒業後、我が子から「お父さん、PTAのお仕事ご苦労様でした」と
手紙をもらい、涙したと話されていました。

子どもはよ〜く親の後ろ姿を見ています。
PTA会長さんや役員さんは、家庭では少々辛い立場になるようですが、
学校のために、子どものために動いてくれている姿を子どもはよくみており、
うちのお父さんお母さんは、偉いな素敵だなと尊敬しています。

私は学校側の立場から言いたいです。
「PTA会長さん、役員のみなさん、会員のみなさん、
 いつも本当にありがとうございます。」

ところで、
広島の中学校での、私と生徒たち600人の写真は
それはそれは素敵な写真になりましたよ。
写真を見ながらめちゃ感動する私です。
私の宝物になりました。
PTA会長さん、本当にありがとうございました。


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Posted by naka602 at 22:02 | TrackBack (0)