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2007年3月31日
イマよりも
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新聞広告にイチロー選手のこんな言葉が載っていました。
 
イマよりも。
 
 道具を大事にすることが、どうして大切なんだろう?
 僕はね、試合中にきっといいことが起こる、 
 と思っているからなんだ。
 事実、きのう出来なかったプレーが、今日は出来たりする。
 それは、毎日の道具の手入れが生んだ結果だと、
 本当に思っているんだ。
 道具を大事にしたから、野球がうまくなるとは限らない。
 でも、それって、
 ココロを強くするための練習なんじゃないかな。
 だから、僕は毎日、手入れを欠かさない。
 
   イマより遠くへ飛ばせたら、気持ちいいじゃない。
   イマより速く走れたら、楽しいじゃない。
   君たちが持っているまだ見ぬ力は、
   僕たちを追い越すためにあるんだよ。
   ムリ? そう言ってたら何にも出来ない。
   何が出来るかを、どんどん探さなきゃ、
   育てなきゃ、試してみなきゃ。
   スポーツはまだ見たことない自分と
   出会うためにあるんだよ。
 
    (明日は、きっと、できる。MIZUNOの広告より)
 
今日で、2006年度(18年度)が終わります。
明日からは新年度、また新しいスタートです。
イマよりも・・・・・いい顔で・・・いい時間を・・・、
そんなふうに、がんばりたいと思っています。

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Posted by naka602 at 11:58 | TrackBack (0)


2007年3月27日
「教師っていいなぁ」の最後の日でした
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 〜「教師っていいなぁ」 の最後の日でした〜
こんなタイトルで、西宮・北夙川小の古川正人先生からメールが届きました。その一部を紹介させてもらいます。
 
仲島先生、こんにちは。北夙川小の古川正人です。
昨日、6年生が無事卒業することができました。
福田先生と初めて元気塾に参加させて頂いてから、
ずっと仲島先生のクラスのような最後の日を迎えたいなと思い、
教えていただいた事を自分なりにいくつかやってきましたので、
少しご報告させて頂きたく思います。
先週の木曜日、「人間のええもん順に並ぶ」卒業試験を行いました。
正直、この前の晩は「ほんとに出来るか?」「どうしよう?」と迷っていました。
「ここでやらんとあかん」と思いながらも、試験直前まで悩みながら、「よし、やるっ!」と
気合を入れて教室に行きました。試験の内容を言うと、「先生何いうてんねん?」
という戸惑いの顔のあと、「そんなの出来ません」「おかしいです」という反論して
きました。うれしかったです。その後、職員室に戻ったら、すぐにその子が来て、
「並べました」と言い、行くと全員が輪になって手をつないでいました。うれしさと、
安堵感がいっぱいでした。

次の日にクラスの卒業証書を渡し、そして昨日がありました。
式の後、教室に行こうとしたら、クラスの女の子が笑顔で走ってきて、手をひっぱって
くれました。教室に行くと、2列で並んで笑顔で私を迎えてくれました。この瞬間に、
目がうるうるです。代表らしき子が、言葉を言った後、全員でSMAPの「ありがとう」の
替え歌を一生懸命歌ってくれました。「全員の顔を見てあげなくちゃ」と思いながらも、
涙で顔をあげることができませんでした。後から知ったのですが、休み時間に
音楽室を借りに行き、練習していたそうです。そういえば・・・と今になって気付きました。
やんちゃだった子も、物静かな子も、どの子も私のために、一生懸命頑張ってくれたことに感動しました。子どもたちの優しさがいっぱい詰まっているメッセージノートもプレゼントしてくれました。
仲島先生がいつもおっしゃっている「教師の仕事が10あれば、7,8でもできるけど、
13,14頑張れば、その分返ってくる。」まさにその通りだと思っています。
また、この事は保護者にも同じことが言えると思います。最後にすごく素敵な言葉と、
クラスの写真入りTシャツまでもらいました。同窓会で、着てくださいとのことだそうです(笑)
あの子たちのためにしてやれる事が限りがないことが教師という仕事の魅力であり、
今日、改めて、「教師っていいなぁ〜」と感じさせられました。
うれしさのあまり、長々と書いてしまい申しわけありませんでした。
また、4月からご指導宜しくお願いします。
 
 ほかにも、寺谷てるみ先生(西宮・甲東小)からは
修了式は、前日のうちに名前を書いた文集を集め、表紙に一人一人の「キラリ」としていたところを書いて渡しました。読んでいると、女の子が泣き出し、最後の私からのメッセージを読み終わったら、私も涙がでてきて、それを見た我慢していた男の子も泣き出し、涙涙の修了式となりました。本当にこの子たちに出会えて幸せでした。
 
 また、白土陽子先生(西宮・高木小)からも
最後は学級通信をまとめて製本したり、3年生卒業証書として一人ひとりにメッセージを書いたりしました。一人ずつ読んでいると、温かい拍手、そして子どもたちの目から涙が・・・。私も耐えられずに涙、涙、涙。 新米教師で、しっかり見てやれなかった申し訳なさはあるけれど、いいクラス、いい子どもたちに出会えたと思います。
 
 「ホンマええ先生やなぁ〜 ようがんばっとるなぁ〜 幸せやなぁ〜」
そんな思いで、うれしく、そして感動しながらメールを読ませてもらいました。
 

 

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2007年3月17日
今日の元気塾
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 今日の元気塾の参加者は51人。 夏季セミナーを除けば、今までで一番多い参加数でした。またこの中には7人の大学生も含まれており、なぜ今回こんなに多いのか本当にびっくりしてしまいました。通常は30人ほどでしたので、今回は急遽、机と椅子を出したり、資料のコピーをしたりとバタバタしてしまいました。
 
 今日は二人の先生の実践発表から始まりました。
 片山康宏先生(姫路市・書写養護学校)は、「養護学校での学び」を真摯に語ってくれました。片山先生は西宮の小学校で5年間がんばった後、姫路市に管外転勤したのですが、希望外であった養護学校に赴任しました。そして戸惑い、悩み、迷いながらの2年間でした。口でしゃべることが出来ない子どもと次第に目と目でしゃべれるようになっていく片山先生。 障害者を特別扱いしていた自分が人として一番大事なことは何かを感じていく片山先生。教師としての成長はもちろんですが、人間として成長していく片山先生を、私は眩しく見ていました。
 大川知子先生(川西市・加茂小学校)は、まだ新任2年目の先生です。2学期の元気塾で「心に残る懇談会の持ち方」を研修したのですが、それをさっそく実践してくれました。先日行われた最後の懇談会で、保護者の方に1年間の子どもの成長記録を映像で紹介したのです。約10分のビデオの中に、子どものがんばっている様子が次々に出てきます。美しいBGMに乗って子どもの笑顔が全員浮き出てきます。そして最後にはエンドロールが流れるのですが、そこには一人ひとりの名前とその子の「いい所」が書いてあるのです。保護者の方は皆涙していたようですが今回それを映している大川先生もまた涙ぐんでいるのです。ホンマええ先生やなぁ、ってすごく感動した私でした。
 
 後半は「4月、学級開きをどうするか」というテーマで研修をしました。始業式、子どもが「よし、この先生と一緒にがんばりたい!」そんな思いになる出会いをどうつくっていくかの例をたくさん紹介しました。一番前に座って必死で聴いていた大学生(4月から新採用)の眼の輝きに、私もついつい力が入ってしまいました。
 
 あと数日で今年度も終わり。先生たちには子どもたちと 「いいお別れ」 をしてほしいです。そして4月にはまた 「いい出会い」 をしてほしいと思っています。 がんばれ!
 

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Posted by naka602 at 07:56 | TrackBack (0)


2007年3月13日
あーよかったな あなたがいて
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 2月末に松江市の朝日公民館に行きましたが、その時の講演を聴いていただいた方から、お手紙が届きました。
 
 先日の講演は大好評でした。大笑いしながら、うなずきながら、そして涙しながら聴き入って、あっという間に時間がたってしまいました。お話を聴きながらいろんな人や子どもたちの顔が思い浮かびました。講演が終わり、会場を出る人たちが皆柔らかな笑顔になっておられるのが印象的でした。その後、会う人会う人 「お話よかったです!」 と声をかけて下さいました。今日もスーパーでお母さんに声をかけられました。また、学校でも同僚が興奮冷めやらぬ表情で話していますし、若い先生たちも感激していました。 「気持ちがめげていたけど、元気が出たよ」 と電話をくれた同僚もいました。親として、教師として、地域の大人として、それぞれが自分の生活を振り返り、行動を反省し、明日への勇気をもらった講演会でした。
 参加者からたくさんの感想も寄せられましたので、その中から一つをご紹介します。
 
 講演会とてもよかったです。仲島先生の優しさを分けてもらい、私の心にも貯金させてもらった気がします。家に帰ってから、末っ子息子を抱っこして 「♪あーよかったな あなたがいて」 と顔を見ながら歌っていると、「♪あーよかったな お母さんがいて」 と歌ってくれました。
 夕食の時にその話をして、兄や姉の名前を入れて歌ってみると、すかさず次女が、
「♪あーよかったな みんながいて、♪あーよかったな 友達がいて、♪あーよかったな 先生がいて、♪あーよかったな 家族がいて、♪あーよかったな お母さんの子どもで・・・・。お母さんもいっぱいおるよね」
と調子に乗って、右手をマイクにして歌いました。すると長女が
「♪あーよかったな 私がいて・・  もいいんじゃない」
 とポソリとつぶやきました。すると今度は弟が
「♪あーよかったな 世界があって、♪あーよかったな 自分がいて」
その日の夕食は歌合戦でした。心の銀行、優しさという温かい貯金、素敵なフレーズです。
 
 
 こんなお手紙をいただける私は本当に幸せです。最近忙しくてゆっくり机にも向かえなくて、このブログもご無沙汰していましたが、このようなお手紙をいただき、むちゃくちゃ元気が出ました。またがんばるぞ!って勇気が出ました。わざわざお手紙を下さった長尾俊江さん、本当にありがとうございました。
♪あーよかったな あなたがいて、♪あーよかったな あなたと会えて・・・
 
 明日からは、初の沖縄での講演です。元気一杯がんばってきます! 
  

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Posted by naka602 at 08:44 | TrackBack (0)


2007年3月4日
お薦めの本 3冊紹介
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今日はお薦めの本を3冊紹介します。
 
★「こんにちはバイマーヤンジンです」 バイマーヤンジン著 致知出版社 1260円
 バイマーヤンジンさんはチベットの歌手で、日本に来てもう10年以上経ちますが、全国各地でのコンサートと講演は大反響で、徹子の部屋にも出演された方です。講演ではチベットの文化と日本の文化を比べながら、人として何が大事なのか、大切な心は何かを流暢な日本語で語って下さっています。その傍らチベットに学校を建てるための活動も熱心にされている方です。この本はその講演の様子がライブで伝わってくる内容です。読みながら笑ったり泣いたりしてしまいます。尚、この本の収益はすべてチベットに学校を建てるための資金に充てられています。
 そのバイマーヤンジンさんと私はナントお会いしたのです。2月23日池田市細河小にバイマーヤンジンさんが 「仲島の講演が聴きたい」 ってわざわざ来て下さったのです。信じられないことでした。あー感激!とってもとっても素敵な方で、緊張しまくりの私でした。
http://www1.odn.ne.jp/ccb79800/
 
★「いのちのおはなし」 日野原重明・文 村上康成・絵 講談社 1365円
 95歳の現役医師である日野原先生が全国各地の小学校で「命の授業」をされていたことが絵本となって再現されています。4年生の子どもたちと日野原先生のやりとりが聞こえてきます。「命とは自分の持っている時間」 その時間をどう使うのか、それを決めるのは 「自分の心」 心を豊かに育てて、その命を 「自分のための時間」 だけではなく 「人のための時間」 にも使っていく人になってほしいという日野原先生の願いが子どもたちに伝わっていきます。
 2月22日、私は愛知県高浜市の「たかはま夢・未来塾」で、子どもたちに 「いのちのおはなし」 を一部使いながら授業をしてきました。
http://www.bestlife.ne.jp/hinohara/books/index.html
 
★「いのちを慈しむヒューマンコミュニケーション授業」 高塚人志著 大修館書店1890円
 高塚先生は現在鳥取大学医学部の助教授ですが、元々は高校の体育教師でした。自己肯定感の低い高校生を保育園児や高齢者との交流を通して 「オレもなかなかなもんや」 と自信を持たせ、生きる喜びを感じさせていく授業を展開していくのです。その授業が現在は医学部の学生に対して行われ、病を診る医者から、人を診る医者を育てておられるのです。
 園児との交流を最初は嫌がっていた高校生や、言うことをまったく聞かない園児に手を焼いていた高校生が、長期間交流を続けていく中で、だんだんと 「自分を必要としてくれる」 喜びを感じていくのです。お別れの日に、病気で休んでしまった園児が、家で母親にその高校生からの手紙を読んでもらい、泣き出してしまう場面は涙なしでは読むことが出来ませんでした。
 高塚先生は言います。 「こういった交流をする学校は多い。でも2,3回の交流だけではかえって嫌な思いが残ることがある。繰り返し繰り返し関わることで、命の尊さや生き方を改めて問い直すことができるのだ。読み書き計算にはあれほど繰り返し時間をかけているのに、心の礎になる役立ち感や自己肯定感、思いやりの心への気づき、コミュニケーション力、実践力、気力を育むのに、学校現場はどれだけ時間を割いているだろうか。」
 「人ありて我あり。他を慈しむ心」 そのすばらしさが、この本からにじみ出ています。
また高塚先生自身が撮られた多くの写真からも感動がいっぱい伝わってきます。
http://hp1.tcbnet.ne.jp/~taka255/index.html

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Posted by naka602 at 19:13 | TrackBack (0)


2007年3月1日
隠岐の島に行ってきました
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 2月はほとんど休みもなくよく働きました。ちょっと疲れましたね。でも最後の3日間は癒しの時間になりました。2月26日〜28日、島根県隠岐の島の全校児童たった8人の小学校に行ってきました。
 
 26日伊丹空港から、36人乗りのプロペラ機で風に揺られながら隠岐の島に向かいました。そしてたった45分で自然豊かな隠岐の島に着きました。あまりに近いのでびっくりでした。空港に着くと校長先生の奥様が迎えに来て下さり、ホテルのチェックインまでの約2時間を観光に連れていって下さったのですが、もうその時点で、自然の美しさと時間のゆったりさに心が癒されていました。2時間後今度は校長先生が奥様とバトンタッチで、再び私を隠岐の自然の中に連れて行って下さいました。ほぼ島を1周し、雄大な景色に言葉が出ないぐらい感動しました。岬から見る日本海、山の頂上から見る山々と、絵はがきのような景色を堪能しました。この1ヶ月の疲れが知らないうちにふっとんでいきました。
 翌27日、たった8人の子どもたちと5人の教職員、そして保護者に地域の方、総勢約30人の前でお話をさせてもらいました。小1の子どもから、おばあちゃんおじいちゃんまでその年齢差は70歳以上でしょうね。そんな中、8人の子どもたちはすごかったです、目を輝かせて私の話を聞いてくれたのです。途中、大人向けの難しい話もあったのに一生懸命に聞いてくれるのです。もうそれだけで感動でした。「よくがんばったね」って8人の子どもたちを抱きしめてやりたくなりました。またまた心が癒されるのです。またまた疲れがとんでいきました。
 夜は、校長先生と3人の担任の先生方、PTA会長さんが宴を開いてくださり、隠岐の魚に舌鼓をうちました。ホテルのマスターが大の阪神ファンで、タイガースグラスにビールの差し入れがあり、これまた感激しましたね。まさか隠岐にも阪神ファンがいるなんて・・・・。
 隠岐の自然の美しさと隠岐の人の温かさにふれ、ゆっくりと時間を過ごせた最高の3日間でした。
 
 日々しんどい仕事をされている皆さんにホント申し訳ないです、私だけこんなに楽しくて・・・・。ホンマ幸せな私ですわ。この3日間で心も体も癒され元気になりました。これで3月もがんばれそうです。
 申し訳ないついでに言うと実は3月にも、すごいのがあります。3月7日〜9日北海道網走市、14日〜16日沖縄県読谷村に行ってきま〜す。皆さんごめんなさ〜い。
 
 
 

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Posted by naka602 at 07:24 | TrackBack (0)