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2014年11月30日
元タイガース野田投手
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10月に30年ぶりに再会した教え子(現在38歳)と、先日一緒に神戸・三宮に飲みに行ってきました。でも今回は珍しい組み合わせです。なんと教え子の両親とも一緒です。お母さん68歳、お父さん71歳。私58歳。そんな4人で楽しく飲んできました(笑)

実は、彼のお父さんは、元タイガース・オリックスの野田浩司投手と知り合いで
野田投手がオーナーのお店に連れて行って下さったのです。
※野田浩司・・元タイガースの投手で1993年オリックス松永との電撃大型トレードで
オリックスに移籍しました。その後は大活躍で、19奪三振の日本記録を作りました。
タイガースのエース候補だったのになぜ放出したんだと怒りのトレードでした。
オリックスから来た松永は全然ダメだったので余計に腹の立つトレードでした。

野田さんは熊本県出身なのでお店では馬刺しも出ましたが、これが美味しいのです。
今まで食べた馬刺しでは一番の味でした。そのほかにも地鶏、黒豚などすべてが
すごく美味しいのです。その上、野田さんがわざわざ運んで来て、一言二言しゃべ
って下さいます。私はもう夢心地です(笑)それに、プロ野球で大活躍された方な
のにエラそうなそぶりはまったくありません。とっても優しくて謙虚な方です。
ホンマ感じのいい人です、野田さんは。
また、私が講演をしているとわかると、
「今度小学校で全校生に話をするのですが。どうしたらいいでしょうね」
と質問されるのです。
ちょっとだけ助言をしました(笑)
教え子と両親、そして野田さんと、本当にあっという間の楽しい時間を過ごして
きました。
お店は阪急三宮駅北側すぐのノアールビル5Fの「まる九」というお店です。


「まる九」を出てからは、お父さんの行きつけの所で2次会です。
これがまた楽しくて瞬く間に時間は経ち、自宅に帰ったのはちょうど日付の
変わる時刻でした。この日は、昼間に仕事を2本したのですが、その疲れは
すっかり飛んでいきました。




明日から12月です。
長い間愛用していた自転車が両輪ともパンクしたのを機に新車を購入しました。
白と黒のカラーリングだったので、そこにちょっと手を加えてタイガース仕様
の自転車に変身させました(笑)
駐輪場で黄色い虎がついている自転車を見かけたらそれは仲島のものです(笑)


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Posted by naka602 at 09:37 | TrackBack (0)


2014年11月26日
長野県・伊那小学校
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ここ最近はスケジュールが混んでいて、なかなかブログも更新が出来ていませんでした。元気塾最終回前後もバタバタして、最終回の余韻には浸っていられませんでした。書きたいことはいっぱいあったのですが・・・。
でもこのことだけは書いておかなければと思うのが伊那小学校のことです。

長野県の伊那市立伊那小学校です。
この学校は、通知表のない学校です。私が生まれた昭和31年からずっと通知表が
ないのです。もう58年間もです。
この学校は、私が教師になった昭和54年からずっと総合学習を中心をした研究
発表会を毎年やり続けている学校です。もう35年間もです。
全国的には「総合的な学習の時間」は2000年から始まりましたが、その20年前
もから伊那小では行われ、そのモデルにもなった学校です。
山羊を飼う総合学習がテレビ等のニュースでもよく流れていました。
私もぜひ一度は行きたい学校でありましたし、私の憧れの学校でもありました。

その伊那小から講演依頼がきたのです。
こんなに光栄で嬉しいことはありません。
今回は、1年から6年の全校生700名への講演会(40分)とPTA・教員への
講演会(90分)の2本立てでしたが、それだけではもったいないので、朝一番に
学校へ行って夕方まで一日中伊那小で過ごしてきました。
今も相変わらず山羊や犬も飼っていますし、クラスごとに様々な総合学習に生き
生きと取り組んでいる普段の姿を参観させてもらいました。

研究テーマは「うちから育つ」
学習の出発は「子どものうちにあるものから」
そんな伊那小の子どもたちは実に生き生きしています。
そして先生たちも生き生きしているのです。


いろいろなとらわれを棄て
柔らかな心で子どもをよく見るとき
そのしぐさのひとつひとつが実におもしろく
はじける生命のあかしとして目に映ってくる。
「生きたい、生きたい」と言い
「伸びたい、伸びたい」と全身で言いながら
子どもは今そこに未完の姿で完結している。(元伊那小教諭)


しかし批判もあります。
ネットにも批判が書かれています。
総合学習に時間をとられて学力がついていない。しっかり勉強していない。
特に他地域から伊那小に転校してきた保護者はそう思うようです。
たしかにドリル学習をガンガンやっているような様子はありませんので、
学力テストの点数は低い時もあるかもしれまぜん。
でも伊那小では、一時的な学力テストの点数よりも、人生を生きていく力を
しっかり学んでいるのです。
今回通常の授業を見ましたが、先生たちはしっかりやってましたので安心です。
前夜にはPTAの役員さんたちと懇親会もしましたが、そこで本音も聞くと
ちょっぴり心配の声も聞こえましたが、自身が伊那小卒業という保護者は、
我が伊那小を誇りに思っている人ばかりでした。
地域の人も保護者も教師もそして子ども自身が、みんな伊那小大好きです。



今年度の伊那小研究発表会は、2月7日(土)です。
ぜひ一度見てほしいですね、伊那小の教育を。                        



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Posted by naka602 at 08:03 | TrackBack (0)


2014年11月15日
元気塾が終了しました
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2004年12月18日に「元気が一番」塾が産声をあげました。「今日から若手教師を応援するセミナーを立ち上げます。10年間は続けていきたいと思います」と宣言して始めました。そして今日めでたく10年を迎え、今日で終了となりました。

第1回元気塾の時の参加は22人でしたが、今日の第120回までの参加者は
延べ4023人になりました。本当にたくさんの方々が来て下さいました。
参加者はほとんどが学校の先生だったのですが、PTAの方や一般の方の参加も
あり、また出版社や新聞記者さんも来て下さいました(記事になりました)
変わり種としては(失礼な言い方ですみません)徳島県のある市役所の人が
毎回高速バスに乗って西宮まで来られるのです。学校や学級の話、授業研究など
の話を聞くのが面白いし、自分の仕事にも生かせるとおっしゃっていました。
ホントありがたいことです。

元気塾では毎回、感想も書いてもらっていましたが、
「ここに来ると、元気になるし、子どもたちと会いたくなります」
「話を聞きながら、頭に次々とクラスの一人ひとりの顔が浮かんできました」
「自分にもいろいろ可能性があると思えました」
「教師って本当にいい仕事だなと思えます」
「よっしゃーという気になりました。頑張ります!」
「毎回楽しみにしてきています。元気が一番塾の名前はぴったりです」
こんな感想を読むと本当にうれしくなります。
なかでも特に私は「話を聞きながらクラスの子どもの顔が浮かんだ」という
感想はすごくすごくうれしいのです。
元気塾をやってよかったって思えるのです。
これなんです、私がしたかったセミナーは。

みなさん、本当にありがとうございました。
まだまだ続けてほしいという声もたくさんいただきましたが、
公約?通り、10年間で終了します。
本当に本当にありがとうございました。



私が先生になって2年目(24歳)の時です。
3学期の最後の日、「さようなら」の後、かおりさんが私の横に来て
「センセイ・・」って私の手に手紙をそっと渡してくれました。
そして走って帰って行ってしまいました。
後日、お母さんが話してくれました。
「かおりは帰ってくるなり、ずっと泣いていました」と。

今日、元気塾が終わったあと、私は出口付近でみんなにお礼を言っていたの
ですが、知子先生は「ありがとうございました」って言いながら、私の手に
そっと手紙を渡してくれました。(あーあの時みたい)34年前のかおりさん
とのシーンを思い出してしまいました。


「仲島先生、本当にありがとうございました。
 先生と出会えていなかったら、今のように子どもを見れていないだろうし、
 「先生」を続けることもできていなかったと思います。
 仲島先生・元気塾のおかげで、私の人生は大きく変わりました。元気塾で
 いつも熱く温かい気持ちを頂きました。私もこんなふうに子どもを見たいな
 こんな関係を築きたいな、月曜日に子どもに会うのが楽しみだな・・。
 元気塾は、私にとって心の栄養ドリンクであり、今の自分を確かめる大切な
 場です。ビデオ、指導案、講座をみて頂くチャンスを頂けたのも大きな宝と
 なっています。あの時、頂いたものは今も大切にそのままおいています。
 10年間、本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願い
 します。    2014.11.15  知子  」


34年前のかおりさんも、今日の知子先生も
「こちらこそ、本当にありがとう!」です。

         10年間の元気塾、幸せな時間でした。




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Posted by naka602 at 23:06 | TrackBack (0)


2014年11月11日
段上西小学校研究発表会
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「西宮市立段上西小学校」の研究発表会が今週の金曜日(11月14日)に行われます。
「ふれあいとチャレンジの段上西小学校」というキャッチフレーズは、36年前の開校当時から今も変わっていません。(教育目標になっています)

私が新任時代を過ごした学校がここです。
私の青春時代の思い出がいっぱい詰まった学校です。
我が子を入れるならこの学校、と思うぐらい大好きだった学校です。

その段上西小の研究発表会に私も呼ばれたのです。
シンポジウムのパネリストの一人です。
それが嬉しくて嬉しくて。
30数年ぶりに故郷に帰ってきた気分です。


西宮市立段上西小学校研究発表会
 〜自ら考え判断し表現する子どもの育成〜

★2014年11月14日(金)13:30〜17:00

★13:50〜14:35  公開授業 
 14:50〜15:20  全体会
 15:20〜17:00  シンポジウム「教師力アップin段西
                〜子どもの学びをどう支えるか〜」
         コーディネーター 長瀬善雄(近大姫路大准教授)
         シンポジスト  金井温宏(西宮市教委)
                  仲島正教(教育サポーター)
                  中畑淑子(段上西小教諭)
                  中村真彦(  〃   )
★申込み 段上西小(☎0798-53-0560)


シンポジウムでは、
私が段西で学んだことをみなさんに伝えたいと思っています。
でも私の基本姿勢は「段西大好き!」の発言になると思います(笑)
きっと身びいきな発言になると思います(笑)
それくらい大好きな学校だったのです(笑)



まだ申込みはいけるようですよ。
みなさんどうぞお越しください。

 

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Posted by naka602 at 02:04 | TrackBack (0)


2014年11月5日
彼の背中が頼もしく見えました
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我が家のエアコンが新しくなりました。この夏、調子がずっとイマイチで冬に向けていつ買い替えようかと思っていた時に、Kから「センセー元気か?」のメールがきたのです。
「おーKか、ちょうどよかった。おまえに連絡しようかと思ってたんや。
 まさに以心伝心。メールありがとう!」

Kの仕事は、エアコン設置業者です。大手電機量販店からの依頼を受け、
一軒家からマンションまで、設置しにくいどんな所にも、きちんと設置する
優秀な業者の仕事人です。

私が部屋の大きさと予算を言うと彼はそれに合うエアコンを探してくれました。
1週間後、連絡が入りました。
「センセーのためにメチャ探したで。ええのが見つかった、特別や(笑)」
と私のために時間をいっぱい割いてくれました。

彼の仕事ぶりには惚れ惚れします。あんな重いエアコンを一人でキビキビと
運び、設置作業をしていきます。手際よく作業は進んでいきます。
私が感心して見ていると
「センセーがじっと見ていたら緊張するわ。いつも以上に汗が出るわ」
そんなことを言う彼ですが、その背中が本当に頼もしく見えました。


彼の小学校中学校時代を知っている者としては、本当に信じられない光景
です。中学時代には厳しい家庭環境にさらされ、生活が荒れまくり、勉強
もせずに、教師にも反抗をしていた彼です。

そんな彼が成人になってから勉強をやり直しました。
反抗した中学校の先生のもとに出向き、一から教えてもらうのです。
中学時代彼からいっぱい罵声を浴びた先生なのに、そんな彼を受け入れ、
教えてくれるのです。すごい先生です。そんな先生に支えられ、彼は
苦手だった数学、理科を一生懸命に勉強します。国語の先生にもお世話に
なりました。そしてもう一度定時制高校にも通い、難しい電気技師の資格も
とっていくのです。
ホントたいしたもんです。
小学校時代は小屋敷先生、宮井先生、仲島先生にはいっつも怒られていた
という彼ですが、小屋敷先生も宮井先生も彼のことは大好きでしたし、
いつも心配していました。エアコンを設置している今の彼の姿を見ると
きっと涙を流されると思います。

「俺はええ先生たちに恵まれたわ。先生たちのおかげや」

そんな言葉に泣かされる私たち教師です。



今度の日曜日(11/9)は、
西宮市人権・同和教育研究集会です(学文中9:30〜)
その第8分科会(特別部会)では 「同和教育、人権教育の基礎基本」と
いうテーマで、私が2時間半しゃべります。
最後の方で彼の話も少しするつもりです。
エアコンを設置作業中の彼の写真も見せますよ(笑)


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Posted by naka602 at 06:32 | TrackBack (0)