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2005年10月31日
元気塾の先生たちの頑張り
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 若手教師パワーアップセミナー「元気が一番」塾が始まって、もうすぐ1年になります。1年にもなると、元気塾に来ている先生達が、私のクラスの子どもたちのような気がしてしまいます。(子どもたちだなんて失礼ですよね。もう立派な先生たちなのに・・・)うん、でもなんだか嬉しいのです、その先生達が頑張っている様子を見ると・・・・。
 10日ほど前に、ある小学校のPTA講演会に行きましたが、その前に授業もちょっとのぞきました。元気塾に来ている先生が3人もいたからです。3人ともよく頑張っていましたね。とってもいい感じでしたよ木村先生、松本先生、福田先生。 
 元気塾で学んだ人権懇談を実践した先生がいます。「4つの心の窓」も自分でつくり、子どもたちのよさをいっぱい話しているうちに、つい涙ぐんでしまったと報告してくれました。保護者からは「感動しました」って連絡帳がきたって喜んでいました。いいぞいいぞ山崎先生!
 3日前、新任研修(2年次)の研究授業の指導案が出来たのでみてください、って封書が届きました。3年理科の指導案でしたが、正直言って驚きました。むちゃくちゃいい指導案でした。100点満点で150点です。子どもの実態、教材との関係、指導の具体が頭に、すーっと入ってくる指導案でした。本当によく頑張りましたね高木先生。
 昨日、「やまなし」の指導案と学級通信をメールに添付してきた先生がいます。この授業をするためにわざわざ宮沢賢治のふるさとをたずねてその感覚も磨いてきたようです。初発の子どもたちの感想がとっても素直で素敵なことを書いています。10日が本番です。見にいくよ桔梗先生。
 
 

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2005年10月29日
さすがに疲れました。でもうれしかったです。
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 昨夜はさすがに疲れてすぐに寝てしまいました。今週は5日で8本の講演、それも創立50周年記念講演という中学校(愛知県)や小学1年から6年が一緒する人権学習(三木市)、初めての企業での研修(滋賀県)・・・といろいろ気を使う講演が続きました。さすがに精神的にも肉体的にも疲れました。あーしんど。
 愛知県での中学校の講演会は始まる前、緊張しました。創立50周年記念行事が粛々と進む中、最後が私の記念講演だったんです。それまでのピーンとした雰囲気の中での登壇です。そりゃ緊張しますよね。でも私は思いきってあのタイガースブレザーを見せたんです。その途端、会場の雰囲気は一変、みんなの中からいっぱいの笑顔がこぼれました。ウケてよかったです。そこからは私のいつものペースで話が進んでいきました。一番前で、微笑みながら聞いてくれていた中学生、その横で写真を撮ってくださっていた先生の柔らかな表情は、私の応援団のような気がしました。本当にありがたかったです。帰りに岐阜羽島の駅まで送って下さった先生もとっても温かい言葉をかけてくださいました。うれしかったです。
 三木市での親子人権学習は、1年生から6年生と保護者が一緒なんです。1年から6年が一緒で60分です。これはきついですよね、1年生は60分持ちませんよね。どんな展開にするか悩みに悩みまくりました。いろいろ小道具も作りました。そしてその結果、なんと1年生も60分持ちました。しっかり聞いてくれました。やっぱり自分は小学校の先生なんだ・・・ってあらためて感じましたね。終わったあと、校長室にいると、外から「仲島せんせ〜い」って子どもたちが呼ぶ声が聞こえました。外に出るとまた「仲島せんせ〜い」って子どもたちの笑顔に囲まれました。久しぶりの感触でしたね。うれしかったです。
 滋賀県での企業同和研修。市教委時代も企業研修はしたことがなく、全く初めての体験です。いろいろ下調べはしました。企業パンフもみたり、書物も読みました。でも結局は「仲島らしい」話をしないと、私が行かなくても従来の講師で十分だと思い、自分が考えていることを話しました。参加者もいつもと違い、とまどっておられたようですが、終了後、担当の方が涙を流されながら「よかったです」と言っていただき、感動してしまいました。うれしかったです。
 
 来週は、夜間の高校生への話もあります。また、島根県、三重県、岡山県と遠くへも行きます。今日一日しっかり休養してまた頑張ります。
 
 

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2005年10月26日
あー残念!ほんま残念!
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 阪神まさかの4連敗。悔しいなあ。ほんま残念です。あー残念!いいところがまったく出せないまま終わってしまいました。実力はこんなもんじゃなかったのに・・。あー悔しい。
 でもまた明日から応援です。こんなときこそ、しっかり応援していくのが本当のファンというものです。ガンバレ阪神タイガース! 私は明日もタイガースブレザーを着て講演会に行ってきます!そして堂々とまたこのブレザーを披露します!なにくそ、来年こそ、日本一や!
 でもね、阪神タイガースって昔から優しいところがあって、相手が困ってたり、相手がもう少しって時は、いつも助けてあげるチームでした。今回も31年ぶりに日本一という悲願、長い間人気のない弱小球団としてしんどい思いをしてきたロッテ球団に、やっぱり阪神はプレゼントしてしまいました。だって自分たちは20年前に日本一になっているのですからね。20年ぶりか31年ぶりかって考えたら、やっぱり今回はロッテにゆずるところが阪神のいいところです。阪神は優しい球団です。愛すべき球団です。だからカワイイのです。・・・・でもでも来年は日本一にさせてね。

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2005年10月24日
窓からの景色に感動!
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 今日は、淡路市の東浦中学校の講演会と東条町のヒューマンライツ2005講演会のダブルヘッターでした。家から淡路島の東浦中学校までたったの1時間で行けてしまうのです。やっぱり明石海峡大橋ってスゴイですね。連絡船の時代とえらい違いです。その速さにまずびっくりです。そしてもっとびっくりしたというか、今日の「感動一番」だったのが、東浦中学校の教室から見た景色です。どんな青色って言ったらいいのかな・・・とにかく凄くきれいな青い大阪湾が目にいっぱい入って来るのです。景色が光っているのです。もうむちゃくちゃきれいなのです。私の目は正直言って、授業よりその景色に釘付けになってしまいました。あの3年生の教室では、私は勉強が出来ません。あのきれいな景色に吸い込まれてしまいます。
 夕方4時半に東浦中学校を出て、東条町に向かいました。なんとこれも1時間で着いてしまいました。講演は午後7時半からなのに、2時間も前に到着です。ここは「とどろき荘」といって、日帰り温泉ガイドブックに載っている所です。・・・・・ということで、私は温泉に入りました。講演が始まってすぐに、「みなさん、お仕事帰りの講演会ご苦労様です。申し訳ないですが、さっき「とどろき荘」のお風呂に入ってきました。だから今、こんなツルツルした顔です。すみません一人だけいい思いをして・・・」って話したのですが、怒る人はいないどころか「よう入ってくれましたね、町民としてうれしいです」ってほめていただきました。温かいなあ、ここの人たちは・・・・。
 ところで肝心の講演はどうだったの?まあそれはいいでしょう、とにかく今日は景色とお風呂に感動した一日でした。 明日は愛知県の中学校に行きます。 おやすみなさい。

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2005年10月20日
あいつが新聞に載りました。
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 10月8日に書いた教え子の0.Y君が今朝の読売新聞阪神版に載っていました。昨日、全国障害者スポーツ大会の兵庫県選手団の結団式があったのですが、そこで選手代表のあいさつをして、そのあと県知事と握手している写真が載ったのです。ウヒョー、スゴイ! すぐにメールをしたら本人は全く知らなかったようで、すぐに新聞を買いに行きました。実は私も知らなかったのですが、このHPをいつも見ていてくださる教え子のお母ちゃんから連絡が入ったんです。「先生見た?O君の記事、読売新聞に載ってるよ」って知らせてくださったのです。うれしいなあ、本当に。 新聞に載ったこともうれしいけど、それをわざわざ伝えてくださったこともうれしいのです。二重の喜びですわ。
 実は結団式の前夜、あいつからメールがあったんです。「先生、あすオレ結団式で代表のあいさつをします、緊張しています。」って・・・。「おまえなら大丈夫!自信持ってやれ!」って返信しましたが、どうだったか心配していましたが、こうやって新聞にも載るくらいだから、うまくやったにちがいありません。小学生の時には、人前で話すのが苦手だった彼が、たくさんの人たちの前で堂々とあいさつをしたのですから、こんな凄いことはありません。大いにほめてやりたいです。
 さっき新聞社に連絡してその写真を分けてもらうことになりました。額に入れてあいつにプレゼントです。よくがんばったな、大矢。

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2005年10月15日
「元気が一番」塾 10月例会
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 本当は昨夜、木島平の馬曲温泉の露天風呂にゆっくりつかりたかったのです。でも今日の元気塾があったので、絶対に西宮に帰らねばと思っていました。だって、元気塾が私のホームグランドなのですから。
 昨日の14時間の移動のせいか、少し疲れ気味で若竹公民館に入りました。9時50分になっても参加者は10人ほど・・・今日はこの雨だし、内容(今日のテーマは人権)もかたいし、しかたないなと・・思っていると、それから来るは来るは・・・・10時には30人を超え、最終的には38人になり、部屋がいっぱいになりました。「雨だからどうしようかと思ったけど、やっぱり来ました」とか「少し遅れたので、やめようかなと考えたけど来ました」とか聞くと、やっぱり昨夜帰ってきてよかったなと思うし、私の疲れも知らないうちにどっかへ飛んでいきました。
 毎回、姫路からやって来て一番前に座るK先生がいます。K先生は西宮市の小学校に勤務していましたが、この4月から姫路市の養護学校に転勤しました。希望は小学校だったのですが、赴任校は養護学校でした。(管外転出の場合は、こういうことが時々おこります)新任5年をへて、さあこれからだという時期に養護学校への赴任は本人にとっては、辛かったのではないでしょうか。でもK先生は「また小学校に戻りたいけど、今は養護学校の子のために一生懸命頑張りたい」と言って、夏休み返上で養護学校関係の研修にも出かけていました。
 元気塾の内容は小学校が中心ですから、K先生にとっては、聞いてもすぐには役に立たないことがほとんどです。通常は、こういった状況になると、元気塾なんかには来なくなるのが当たり前です。でもK先生は毎回、姫路からやってきて、一番前に座り、私の話を真剣に聴いてくれています。本当にすごいなあと感心してしまいます。そんなK先生のことをみていて、前からいい先生だとは思っていましたが、きっときっとすばらしい先生になると確信できます。がんばれK先生!ずっとずっと応援していますよ。   片山康宏先生ガンバレ!
 
 
※ところで、HPアクセス12345回目の方が、判明しました。鈴木祥恵さんといって、私のHPのメンテナンスサポートをして下さっている方です。この鈴木さんのおかげで私のHPが成り立っています。その日頃の感謝も込めて、びっくりするような賞品を用意したいと思います。鈴木さん待っててね。(びっくりするのは、なにもスゴイ時ばかりではありませんよね・・・・・・ハハハ)
ところで、12344と12346は同じ方でした。12344だったので、ヨシッと思ってアクセスしたら12346だったそうです。残念!それともうひとつ付け加えると、この方は10000回の時も10001だったそうです。これは運が悪いのか運がいいのか、さてどっちでしょう?私は運がいいんだと思います。だって2度続けてこんなことはできないでしょう。小西さんにもなにかプレゼントします!
 

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2005年10月14日
あーよかったな 木島平に行けて
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 今朝6時40分に家を出て、長野県木島平村をめざしました。名古屋まで新幹線で行き、名古屋からは特急しなのです。中津川、木曽福島と過ぎ、塩尻駅に到着です。かつてはスイッチバックといって列車の進行方向が変わったのですが、今はもう変わりません。「釜め〜し」という駅弁売りの声もなくなりました。なつかしいなあ、あの釜めしの容器。そして約25年ぶりの長野駅には12時頃に到着しました。学生の頃は志賀高原に行くために長野駅で降り、駅前をうろうろした思い出があります。長野駅は98年のオリンピックで大きく変わり新幹線も走るようになりました。(長野県には毎年スキーに来るのですが、今は白馬の方なので、長野市の方にはまったく来ていませんでした)長野駅で信州そばを食べ、飯山線のワンマンカー(2両)に乗車しました。列車はガタンゴトン、ガタンゴトンと懐かしい音を鳴らしながら、だんだんと山の方へ入っていきます。(都会の列車はガタンゴトンという音はもう鳴りません。線路が変わったのです)秋の風情が漂い始めた山々と千曲川のそばをゆっくりと走るその状況に、なんだか心が癒される気がしました。そして家を出てから約7時間、飯山駅に着き、車で10分で、木島平村立木島平中学校に到着しました。
 木島平中学校は、村で唯一の中学校です。全校生徒170名、そしてPTAのみなさん、地域のみなさん約250名が温かくむかえて下さいました。(実は1ヶ月前には木島平の新鮮な野菜を宅急便で送っていただいていました。)そんな温かい皆さんの前で、1時間半にわたって「人のつながりの豊かさ」についてしゃべらせていただいたのですが、中学生はもちろんのこと、みなさんがとってもよく聴いて下さり、私の方こそ幸せな気分にさせていただきました。なんか逆だったみたいですね。本当にいいところに来させていただきました。
 結局、木島平にはたった3時間足らずの滞在で、帰路はまた7時間。でもいい一日でした。心地よい疲れで、夜はすーっと眠りにつくことが出来ました。PTA教養部の芳川さんをはじめ木島平のみなさん、本当にありがとうございました。 「あーよかったな、木島平に行けて」

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2005年10月12日
今日もうれしい知らせが・・・・
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 今日もうれしい知らせが来ました。5,6年と担任した教え子からの電話です。「先生、大学決まりました!関西学院大学です!」「えっほんまか、よかったなあ、やった、やった、やった」
 
 私は、彼には特別な思いがあります。彼は震災の時に生き埋め状態から生還した子です。そんな大変な状況を乗り越えて新しい学校にやってきました。その学校は震災のために出来た学校です。私のクラスには20校から21人の子どもたちがやってきました。みんなが知らないもの同士の中、彼はクラスのリーダーとして大活躍してくれました。本当によく頑張っていました。しかし彼の家庭に突然厳しい状況が訪れたのは2学期の半ばでした。その時から彼は急に元気がなくなり、荒れることもありました。彼のさびしそうな背中が今でも心に焼きついています。大好きだった野球からもなんとなく離れていき、卒業とともにやめてしまいました。
 中学校からは陸上競技をやり始めました。あのか細い足で必死で走っていましたが、まあまあの成績は残すもの、飛び抜けた成績ではありませんでしたが、陸上の名門の報徳学園高校に入学しました。各地から集まった精鋭の中でむちゃくちゃ苦しい練習に耐えて頑張っていました。通学途中、雨の中をビショビショになりながら必死で自転車をこいでいる姿も見かけました。そして高校3年になった今、もう少しで駅伝のレギュラー獲得の位置にまで伸びてきています。あの報徳のレギュラーですよ。これは本当にすごいことです。そしてその頑張りが認められ、今日関学大への進学が決まったのです。彼の努力の賜です。あいつの頑張りはほんまにすごいです。お父ちゃん、ほんまよかったなあ。
 もうすぐ全国高校駅伝の県予選です。宿敵西脇工業との対決です。ここに勝って全国大会で都大路を走るのが彼の大目標です。ガンバレ報徳、ガンバレM!先生も京都に行くぞ! それが終わったら、お祝いと腹いっぱい食べに行こう!
 
 
※このHPへのアクセスカウンターがもうすぐ 12345 になります。その12345になった方は連絡下さいね。1万回目と同じように、記念品を出しますね。お楽しみに!

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2005年10月8日
神様からのプレゼント
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 今年24歳になる教え子からメールが届きました。
「先生に報告したいことがありメールをさせていただきました。11月5.6日に全国障害者スポーツ大会「岡山国体」に陸上で出場することが決まりました」
 凄い!凄い!国体に出るんだ、あいつが!凄い奴や、よくがんばったなあ、ほんまに。
 
 彼は小学生時代、算数が苦手でした。テストの時は、問題に向かって「ダボ!」それが出来ない自分に向かって「ダボ!」それをうまく教えてくれない先生に向かって「ダボ!」と、テストをしながら「ダボ!ダボ!ダボ!」とよく呟いていました。中学生になってからは競輪選手という夢を持ち、私にも競輪のことをいろいろ教えてくれました。高校は夜間の定時制に進みました。そしてあの事故が起こりました。昼間、ビルの工事現場で働いていた彼は、誤ってビルの8階から転落してしまいました。奇跡的に一命はとりとめたものの、腰から下の自由は奪われ、車いす生活になったのです。その後リハビリを続け、高校にも復学し、3年前無事卒業しました。卒業後車いすバスケット等に打ち込みながらも、「先生、オレもう少し勉強したい。資格試験に挑戦したい」ということで、週に一度、夕方私の仕事が終わった頃に、役所にやってきて、二人で勉強を始めました。中1の数学からもう一度復習していきました。宿題も出しました。小学生の時と違い、宿題もちゃんとやってきました。「先生、わかるっておもろいな」そんな言葉も出ました。約3ヶ月一緒に頑張りました。でも資格試験は合格出来なかったようです。その後、連絡がなくなりました。
 
 久しぶりの連絡は、この感動のメールでした。そして神様のいたずらか、その「岡山国体」の日に、私はなんと岡山にいるのです。この日、私は岡山で講演の仕事が入っているのです。この偶然に本当に驚いてしまいました。きっと神様からのプレゼントなのでしょう。    ガンバレ大矢勇気!応援に行くぞ。

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2005年10月6日
本気になったのかな?
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 浪人中の息子が、携帯電話をやめました。10日ほど前、急に「お父さん、携帯やめるから」と言って突然解約してしまったのです。高校の時から携帯を肌身離さず持っていた息子が何を思ったのでしょう。やはり、受験に焦りを感じてきたのでしょうか。4月から予備校に通い始めましたが、1学期はなんだか楽しそうに通っており、これが浪人生かと疑うぐらい明るい受験生でした。でも夏期講習に現役生が混じってきてから、少し焦り始めたようです。「あいつら・・・できるねん」と・・・。 本気になったのかな?
 携帯をやめてさぞかし困っているだろうと思うのですが、何も言いません。今までいつでもどこでも携帯で連絡をとっていた仲間と切れてしまうのです。大丈夫かな?ってかえって親の方が心配してしまいます。それに今困っているのは実は親の方で、息子に連絡がまったく取れなくなってしまいました。いつの間にやら、私たちベテランの大人も携帯にすっかり支配されているんですね。
 息子は引き出しから、何かを財布に入れたようです。それはなつかしいテレホンカードでした。でも今はそれを使う公衆電話もとっても少なくなりましたが・・・・・。彼女とはこれで連絡をとるのでしょうか?・・・・それもいいかもしれませんね。うん、それがいい・・・すぐに連絡出来ないからこそ、ワクワク、ドキドキ、ヒヤヒヤがあるんですよね。昔の待ち合わせは、ワクワクしたり、イライラしたりと心が揺れました。今は携帯ですぐに連絡がつくからそのドキドキ感もなくなりました。
 息子は大学合格までは絶対に使わないと言っています。受験のためにというのはよくわかりますが、もしかしたらもっと違う何かをつかんでくれるのかもしれません。
 我が息子よ、ガンバレ!
 

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Posted by naka602 at 20:20 | TrackBack (0)


2005年10月3日
運動会で子どもを育てる
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 1日の欄でも書きました芦屋・打出浜小の野村先生からメールが届きました。あのすばらしかった組体操が終わったあとの子どもたちの様子が書かれていました。その一部を紹介させていただきます。
 
    「結果はあとからついてくる。本番、失敗でもええ。
    途中で手を抜くことが一番アカンのや!」
    前日まで言い続けました。
    各クラスごと、実行委員を中心に
    苦手な箇所の克服にあてる時間もできるだけ与えました。
    行事で子どもを育てる価値はこういうところにあると思っていたからです。
 
    そして運動会当日・・・
    何も言わずに任せようと心に決めて臨みました。
    ただ、朝黒板にこう書いておきました。
    「おはよう!いよいよ本番。6年の“力”をしっかり見せたれ〜!!」
    運動会中、隙を見ては裏方にまわる6年の子らの姿を
    撮ってまわりました。(子どもたちへの公表は2月頃の予定)
 
    片づけをすばやく終え、教室に帰ると満足げな子どもらの顔
    勝った負けたを超えたすがすがしい笑顔がありました。
    おまけに先に教室に帰って来た子数人が
    雑巾をもって友だちを出迎えているのです。
    みんなの椅子の裏をふくために・・・
    関わり合いが関わり愛(?)に変化した!?
    疲れが吹き飛ぶ瞬間でした。
 
 
子どもたちの最高に素敵な「いい顔」が浮かびます。運動会で子どもはこんなふうに育つのです。こんなふうに成長するのです。野村先生のすばらしい教育実践に大拍手です。パチパチパチパチパチ。

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2005年10月1日
運動会あれこれ
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 今日は3つの小学校の運動会に行ってきました。
★朝一番は、自分の娘と息子が卒業した小学校です。開会式で子どもたちが入場行進をしていましたが、子どもたちが目の前を通るとやっぱり心が揺れますね。保護者の方も大きな拍手をされていました。最近、入場行進をしなくなった学校も多くなったと聞きます。私は親の立場から考えても、やっぱり入場行進はしてほしいなあと思いますね。それからこの学校は、リレーの時の入場に特長があります。入場は通常は4列ぐらいですが、ここはなんと1列で入場してきて、わざわざトラックを一周してからスタート位置につくのです。走る前に会場のみんなに「いい顔」をみてもらうのです。保護者からはとっても好評な入場なのです。でも先生方の中には「時間がかかるからダメ」という人もいますが、私が計ったところでは通常の入場より1分程度長くなるだけでした。この1分をどう思うかですね。
 
★次は、私が10年前まで勤務していた小学校に行きました。ここに来るといろいろな人に出会います。ミニ同窓会状態になってしまいます。何人もの人と話した後、帰ろうかなと思った時「先生元気?」と声をかけられました。教え子のお母ちゃんでした。「なんでお母さん来てるん?」と聞くと「孫や」「えっ孫?お母さんは私と同じ年のはずやん。」「一番上の子の子どもや」「そうやったんか、えらい早いおばあちゃんやな」「ほっといて」・・・・・「先生が教えてくれた一番下のY子、赤ちゃん出来たで」「え、あいつに赤ちゃんが・・・」「ほら、そこにいるやろ」・・そこにはお母さんになったY子が赤ちゃん抱いて座っていました。びっくりしてしまいましたが、とってもいいお母さんぶりになんか感心してしまいました。しばらくして帰ろうと思ったら、お母さんが「先生、一緒に弁当食べようよ」と言うので「ありがとう、でもこれからまた出かけるから遠慮しとくわ」って言ってるのに、もうお皿におにぎりとおかずが乗せられ、私の目の前に置かれました。「お母さん、昔と変わらんなあ」と、私はそこに腰を下ろし弁当を一緒に食べることになりました。運動場のシートの上で、お母ちゃんとY子と赤ちゃん、Y子の姉妹、そして私の6人で昼ご飯を楽しみました。いい時間を過ごすことができました。「Y子、いいお母さんになれよ!」そう言って別れました。
 
★午後からは、芦屋の小学校に行きました。「元気が一番」塾に来ている若い先生が「6年の組体操頑張っています」とメールをくれたので、どのくらい頑張っているのかなってワクワクしながら自転車をこいでいきました。すると、そのワクワクは、私の予想をはるかに越えた感動につながっていったのです。自分とはまったく関わりのない子どもたち、関係のない学校なのに・・・なぜか演技を見ていて涙が出そうになりました。子どもたちのきびきびとした演技、溌剌とした声、生き生きとした表情に参ってしまいました。保護者席からも、どよめきと拍手が何度も起こっていました。すばらしい演技でした。あの演出と企画力には脱帽です。ここ10年ぐらい見てきた中では、ダントツのNO.1演技でした。もし採点するなら100点満点の150点ですね。スゴイぞ、野村先生、本当によくがんばりましたね。(でもしんどかったやろな・・・・ようやり通したなあ。これぞ若手力!)
 
 

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Posted by naka602 at 15:33 | TrackBack (0)