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2012年4月30日
『あ』『い』をあつめて
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今、聖和短大の保育科1回生の「教師論」の授業をしています。(4月〜5月の5回)
講義とともに毎回、講義の内容にあわせた歌もかけているのですが、
今日は、WEAVER(ウィーバー)という3人グループの「キミノトモダチ」という歌を
かけました。大学生でもWEAVERを知っている学生はそう多くありませんでしたが、
「キミノトモダチ」の歌詞は、ほとんどの学生の心に響いたようでした。
この曲は、昨年の「全国高校サッカー」のテーマソングでした。 
         ↓
http://www.youtube.com/watch?v=6zIBWguVFd8&feature=related

 
WEAVERというバンドは、兵庫県内でトップクラスの進学校である神戸高校の同級生の
ピアノ、ドラム、ベースの3人組バンドです。 頭はいいわ、カッコイイわ、そしてええ曲
をつくるのですからモテモテです。 (出来過ぎでなんかちょっぴり腹立ちますね(笑))
でも、ホンマいいですよ。私はとっても気に入っているのです。ピアノ伴奏もGOODです。
若者の応援歌がたくさんありますし、なかには、自殺しそうな人を励ます自殺防止ソング
のようなものもあります。とにかくいい歌詞がたくさんあります。
その中で
  〜『あ』『い』をあつめて〜  には、こんな詩が書かれています。 
  
  50個しかない言葉から
  暖かい色が生まれる
  最初に並ぶのが
  『あ』『い』だったその意味は
  君に出会ってわかったよ
  
  たくさんの愛を集めたら 
  言葉にのせて届けよう
  いつだって君が手にした時に
  優しい気持ちになれるように
 
  君に出会ってよかった
  君で本当によかった
  どんな未来も贈る言葉で
  君が笑顔になれるように
               ↓
 http://www.youtube.com/watch?v=yixpgu9kXTY&feature=related
 
これは、本当は恋愛の歌なのですが、
私は、なんだか
小学校1年生の担任として、50音の最初に「あ」「い」を伝えるんだ。
一人の親として、最初に「あ」「い」を伝えるんだ。
そんなふうに考えて聴いていたのです。
 
学校の先生も、親も
「あ」「い」をいっぱいあつめて、子どもたちを育てていくんですね。
 
 
 
 

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Posted by naka602 at 23:34 | TrackBack (0)


2012年4月26日
梅ちゃん先生
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朝日新聞のテレビ番組解説面に、「キュー」という番組評論欄があります。
いろんな方が評論するのですが、私は島崎今日子というライターのファンなのです。
島崎今日子さんの評論は、辛口で鋭い、そしておもしろいのです。
ウンウンそうだそうだと頷いてしまいます。
 
先日24日の「キュー」では、NHK朝ドラ「梅ちゃん先生」のことが書いてありました。
好評だった前作「カーネーション」の後で、大変だったということを割り引いても期待外れ
だ、と厳しい評論でした。
「カーネーション」は1日3回見たけど、これは1回だけ。見そびれても惜しいとは思わな
い。と書いてありましたが、私も同感。 先日も仕事で見ることが出来ませんでしたが、
まあええわ、って飛ばしてしまいました。カーネーションは、見ることが出来ないときは、
絶対にビデオを録っていましたからね(笑)
番組最後に紹介される「わが街の梅ちゃん先生」だけは、楽しみなんだけど・・の島崎評。
これも同感、この紹介は好きです、こんな先生に診てもらいたいって思いますもん(笑)
・・・・・・・
と言いつつ多分これから良くなっていく、そう期待しながら、今朝もしっかり見ました(笑)
 
 
でも、私には「梅ちゃん先生」にぜひ言いたいことがあるのです!
それは、梅ちゃん先生の鉛筆の持ち方のことです。
梅ちゃん先生の鉛筆の持ち方は間違っています。それを何とかしてほしいのです。
あんな持ち方を全国放送で流さないでほしいのです。
 
私は小学校の先生なのでそうかもしれませんが、めちゃめちゃ気になるのです。
先日、特別支援教育で有名な中尾繁樹先生も
「最近の若者は、親指と人差し指がくっつかない。鉛筆の持ち方では、親指が上を向い
ている」 って嘆いておられましたが、梅ちゃん先生の鉛筆の持ち方もその典型です。
3月に乗ったJALでは、若いCAさんがそんな持ち方でメモをしているのを見て、私は
ガックリしました。
鉛筆の持ち方が間違っている人は、お箸の持ち方もおかしいのですが、
今朝の「梅ちゃん先生」でも、若い医学生たちは間違ったお箸の持ち方をしていました。
 
あーなんとかしてほしい! 
世の中のお母さん、お父さん、どうか正しいお箸の持ち方を教えてやってください。
幼児教育に携わる方、そして小学校の先生、どうか字を早く覚えさすことよりも、
まずは正しい持ち方で運筆練習からしっかりさせてやってください。
正しい持ち方をすれば、字が楽に書けますし、きれいになります。姿勢もよくなります。
間違った持ち方でも、慣れればそれなりにやっていけるのですが、歪みは必ずどこかに
出てきます。お箸も鉛筆の持ち方も、正しい持ち方は理にかなっているのです。
 

でもなあ、NHKの放送関係者自身が間違った持ち方をしていたら、
梅ちゃん先生の鉛筆の持ち方なんか、ちっとも気にならないのでしょうね。
 
 
 
 

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Posted by naka602 at 07:51 | TrackBack (0)


2012年4月21日
若竹将棋祭り
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今日は第3土曜日なので、本来は元気塾の日でしたが、
「若竹将棋祭り」のために、若竹公民館が全館使用で、1週間延期となりました。
4月の元気塾は、28日(土)です。
今朝は、もし間違って元気塾に来る先生がいたらいけないので、一応若竹公民館の
玄関で待っていましたが幸い、間違う先生はいなくホッとしました。
 
でもせっかく来たので 「若竹将棋祭り」 の様子も見にいったのですが、たくさんの参加者
がいて会場は盛況でした。またプロ棋士も3人招待されていましたが、ひときわ参加者の
目を引いたのは、19歳の若手女流棋士の方でした。ホンマかわいい人でした(笑)
 
一般の部と子どもの部がありましたが、子どもの部の参加者も、応募者が多くて、抽選で
定員の25名が選ばれたようです。 将棋に興味を持つ子がこんなにいて、なんかうれし
かったですね。テレビゲームばかりではなく、やっぱり将棋もいいですよね。
 
 
私と若竹公民館のつながりは、もう20年以上になります。若竹公民館が改築して
今年で30周年ですから、そのほとんどの歩みを私は知っているわけです。
実は、今回の「若竹将棋祭り」は、リニューアルして第3回の催しですが、
前身の「若竹将棋大会」は、18年前に始まったのです。
その第1回では、こんなことがありました。 
小学校低学年の部の参加者がなかなか集まらなかったので、前日に、私の家に
若竹公民館からヘルプの電話がありました。
「仲島先生のお子さんは、将棋はしませんか?将棋大会に参加してもらえませんか?」
ということで、急きょ参加が決まり、私の息子が将棋大会に出場しました。
結果は、西宮市小学校低学年の部で準優勝です。市内で2位です。
立派な賞状とトロフィーをもらって帰ってきました。 すごい!
と私も喜びましたが、参加者の数を聞いて大笑いです。
参加者は3人、それも息子の友達です。 
息子の友達同士3人が、優勝、準優勝、3位と、みんな賞状をもらっていたのです(笑)
 
そんな始まりだった将棋大会も、18年経ってこんなに盛況になったのです。
感慨深いものがありますね。
もし息子が今日出ていたら、もちろん1回戦負けでしょう(笑) 
 
 
 
 

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Posted by naka602 at 22:20 | TrackBack (0)


2012年4月16日
作家の赤川次郎さんと志水宏吉先生
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★(朝日新聞 4月14日朝刊 「声」の欄  ※一般の投書欄です)
   橋下氏、価値観押しつけるな
               作家 赤川次郎 (東京都港区 64)
 
 大阪の橋下徹市長は大阪府立和泉高校の管理職をなぜ処分しないのだろう?
教師の口元チェックをしながら、姿勢正しく心をこめて「君が代」を歌えたはずがない
のだから。それにしても生徒のためのものであるはずの卒業式で、管理職が教師の
口元を監視する。何と醜悪な光景だろう! 橋下氏は独裁も必要と言っているそう
だが、なるほど「密告の奨励」は独裁政治につきものである。
 府知事時代、橋下氏は初めて文楽を見て、こんなもの二度と見ないと言い放ち、
補助金を削減した。曰く「落語は補助金なしでやっている」。舞台に座布団1枚あれば
いい落語と、装置を組み、大勢の熟練の技を必要とする文楽を一緒くたにする非常識。
客の数だけを比べるのはベートーヴェンとAKBを同列にするのと同じだ。文楽は大阪
が世界に誇る日本の文化である。理解力不足を棚に上げ、自分の価値観を押し付け
るのは、「力強い指導力」などとは全く別物である。
 過去に学ぶ謙虚さを持ち合わせない人間に未来を託すのは、地図もガイドもなく
初めての山に登るのと同じ。一つ違うのは、遭難するとき、他のすべての人々を
道連れにするということである。 
 
 
 
★先日、こんな本が出ました(2012.4.6) 
「検証 大阪の教育改革  〜いま、何が起こっているのか〜」  志水宏吉
                    (岩波ブックレット 525円)
つい先日3月24日に大阪府議会で成立したあの教育基本条例のことも書いてある
ホカホカの本で、橋下氏の教育姿勢について、批判的検証がされています。

志水宏吉先生は、「学力」や「人権・同和教育」等たくさんの著書がある方ですが
内容はとても鋭く、またわかりやすいです。
数年前、私が研究に入っていたある小学校では、志水先生の
「公立学校の挑戦〜力のある学校とはなにか〜」(岩波ブックレット504円)を
全員に買ってもらい勉強したことがあります。
「公立学校の底力」(ちくま新書819円)では、尼崎の中学校の実践が載っていますし、
「格差をこえる学校づくり〜関西の挑戦〜」(大阪大学出版会2100円)では、私がよく
言っている「5分間家庭訪問」についての引用もあります。
 
 
 

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Posted by naka602 at 00:48 | TrackBack (0)


2012年4月14日
なんくるないさ
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11日〜13日まで、沖縄に行ってきました。
えっまた沖縄? そうまた沖縄に行ってきました。10日ぶりです(笑)
 
今回の沖縄は、少し特別でした。
一緒に行ったのは、私の娘と、私の大好きな奥田夫妻の4人です。
奥田夫妻は、とっても素敵なミュージシャンです。
良子さんはクローン病という難病ですが、夫の勝彦さんと共にそんな難病を
乗り越えながらにコンサートを続ける夫婦デュオです。
デュオ名は「エスペランサ」 全国各地で活躍中です。
http://www.sbrain.co.jp/category/interview/esperanza.html
 
奥田さんとは、今の仕事をするようになってから知り合ったのですが、
一緒に花見に行ったり、甲子園に行ったりしながら仲よくさせていただいていました。
また大阪市内で行われた人権のつどいでは、
「エスペランサ+仲島」の人権ジョイントコンサートをしたこともあるのです。
前半はエスペランサさんの演奏、後半は仲島の講演という形です。
私の講演の曲は、なんとエスペランサさんの生演奏でした。 
終了後、会場を出る人たちが口々に「感動した」「感動した」「ありがとう」「ありがとう」
と大好評でした。(と主催者さんが教えてくださいました)
 
前置きが長くなりました(笑)
私が 「沖縄はいいですよ」 と何度も何度も言うので、それならばと、奥田夫妻が
1月に沖縄に行かれたのですが、天気は雨、雨、雨・・・・・。沖縄の青い空と
エメラルドグリーンの海をまったく見ることができませんでした。おまけに寒い!
そんな期待外れの沖縄にガックリきていた2人を何とか元気づけたいと思い、
「4月の沖縄は天気もいいので、一緒に行きましょう」 と私がお誘いしたのです。
沖縄観光大使?の私としては、沖縄の魅力をぜひとも感じてほしかったのです。
 
そして、2月にさっそく予約を入れました。私の娘も、4月は仕事の都合がつくので
一緒に行きたいと言っていたので、4人で行くことにしました。 3月になると、
私が面白い沖縄遠足?の 「しおり」 も作りました。(こんなの作るの得意です(笑))
もちろん下見にも行きました(3月末の妻との沖縄旅行は下見も兼ねていました(笑))
残波岬のホテルの支配人さんにも、眺めのいい部屋をお願いしました。そして沖縄の
友人の祝嶺先生、岡さんにサポートもお願いしました。そんなできる限りの準備をしま
した。準備万端、あとは天気のみです。今回ほど、天気予報が気になったことはありま
せん。週間予報はずっと見ていましたし、雲レーダーをネットでいつも見ていました。
でもいつ見ても予報は、4月11日〜13日は、雲りと雨ばかりです。
実際の雲レーダーだけではなく、私の心のレーダーにも暗雲がたちこめていました(涙)
「晴れてくれ、頼む!」 そう毎日祈る私でした。 
今回ほど、旅行前にプレッシャーがかかったことはありませんでした(笑)
 
当日の朝、やはり天気予報は、3日間とも曇りのち雨、・・・・・晴れマークはなし。
めちゃ落ち込みかけましたが、気をとりなおして、元気に明るく
「なんくるないさ〜」 と家を出ました。
少し早く伊丹空港に行ったので、「クラスJ」 のいい座席がとれました。ラッキー!
 
さあ、沖縄に着きました。
それで・・・・・・どうなったのか?
実は、3日間とも傘をささずに済んだのです。車で移動中は雨が降っていても到着すると
雨はやむのです。きれいな古宇利島の大橋に感激です。2日目の朝、カーテンを開ける
と雨(涙)。でもホテルを出ると雨はやみました。伊計島のビーチでは、着くまでは雲が
空一面に広がっていたのに、ナント青い空が見えてきました。透き通った静かな海に泳ぐ
色とりどりの魚に感動です。知念岬では、急に陽がさしてきてエメラルドグリーンの海に
白い砂が浮かび上がります。 これこれ、これが沖縄!これが沖縄です!
奥田さんも声をあげて喜んでくれます。 「わぁ〜きれ〜い!」
その知念岬を車で出ると、急に雨が降ってきます。そして到着するとやむ、の繰り返し
でした。 そして3日間の日程が全て終了し、那覇空港を飛び立った後、沖縄は豪雨に
なったそうです。 この強運はなんてことだ。
「天の神様、沖縄の神様、本当にありがとうございました」
 
 
読谷高校の祝嶺先生、美里高校の山城先生、そして与那原町役場の岡さんにも
すごくお世話になりました。昼だけでなく、夜の沖縄も最高に楽しかったです。
沖縄人の神谷さんは転勤先の熊本からメールで励ましていただきました。
沖縄の人は、本当にいい人ばかりです。感謝してもしつくせないくらい感謝です。
 
伊計ビーチでは、びっくりする出会いもありました。ビーチのスタッフの女性が私を見て
「神戸で先生の講演を聞きました。とってもよかったです」
元幼稚園の先生で、研修で私の話を聞いたというのです。この春から先生を辞めて
伊計島に住みながら、ビーチのスタッフをしていたのです。ガラスボートの便宜を
はかってくれました。 神戸から1000km離れた所での再会に感謝です。
 
私の娘にも感謝です。奥田夫妻の接待?いえ勝彦さんのダジャレにいつも笑顔で
反応し、勝彦さんを喜ばせてくれました(笑) そしてきれいな写真もいっぱい撮って
くれました。我が娘ながら・・・なかなかええやんと感心してしまいました。 
 
奥田夫妻から 「とっても素晴らしい沖縄でした。感動の3日間でした」 と何度も
お礼を言ってもらいましたが、こちらこそ、本当に楽しい時間を過ごさせてもらいました。
 
ありがとうございました。すべての人、場所、天気にも、ありがとうございました。
 
 
 
 今回、与那原町の岡さんに
「なんくるないさ」 の本当の意味を教えてもらいました。
「なんくるないさ」 とは 「まあ、なんとかなる」 というふうに思われているようですが、
本当はそうではないそうです。
「なんくるないさ」 には、上の句があるのです。
「まくぅとぅそうけい なんくるないさ」 
これが正しいのです。 意味は
「まっとうなことをやっていれば、心配ないよ」 ということなのです。
 
沖縄の人は、気楽な生活をしていて、困ったことがあっても 「なんくるないさ」 って
適当にやっている、と思っている人がいますが、これは大きな間違いです。
本当は
「一生懸命やっていたら、なんとかなるから がんばろう」 
「苦しいこともあるけど、きっと大丈夫!」 という励ましの言葉なのです。
 
 
  「まくぅとぅそうけい なんくるないさ」  ・・・いい言葉です。
 
 

 
 
 
 
 
 

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Posted by naka602 at 10:59 | TrackBack (0)


2012年4月7日
教材・授業開発研究所in兵庫セミナー
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教材・授業開発研究所 in 兵庫セミナー (コミスタ神戸) に行ってきました。
午前1本、午後2本の講座を受けてきました。
ここ数年は、講座の講師をさせていただくことが多かったのですが、今回は久しぶりに
一日中聴く側で頑張ってきました(笑) 
 
★みんなの特別支援教育 〜授業のユニバーサルデザイン化をめざして〜
        関西国際大学  中尾繁樹 先生
 
★なぜか子どもとうまくいく教師のちょっとした習慣
        芦屋市立山手小学校  俵原(たわらはら)正仁 先生
 
★FLASHを使った教材21選
       芦屋市立打出浜小学校  金川(かながわ)秀人 先生
 
 
10時から始まって16時30分まででしたが、あっという間に終わってしまいました。
どの先生の講座も 「もっともっと聴きたい!」 そんなお話でした。
このセミナーを100点満点で評価すると、200点ですわ。
それぐらいすばらしいセミナーでした。 ホンマよかったです。感動もんでした。
 
 

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Posted by naka602 at 20:31 | TrackBack (0)


2012年4月4日
西宮浜小学校
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今から14年前の1998年、西宮市で44番目の小学校が新設されました。
阪神大震災により西宮浜という埋立地に復興住宅が建ち、マンションも建設されました。
そして、そこに開校したのが 「西宮浜小学校」 でした。
(私が現場の教師として最後に勤めたのがこの学校でした。この学校に2年間勤めた後
 教育委員会に異動しました)
 
開校を控えた春休みに教師たちは初めて職員室に集まったのですが、
校長、教頭、養護教諭の3人と担任が7名のたった10名の教師集団でした。
職員室はガラガラです(笑) 机は一列にコの字型に配置して、みんなの顔が見えます。
その後、クラス増の1名の臨時講師と新任教員を迎え、12名でのスタートでした。
春休みは大忙しでした。開校に向けての準備に追われます。事務的な事や式の計画
や準備はもちろん、机、椅子の配置から、玄関、運動場、花壇の整備まで、すべてその
少ないメンバーでがんばり、新しい学校を創り上げていきました。
超忙しい・・・でも、超楽しい時間でもありました。
 
阪神大震災によって出来た学校ですから、子どもたちは、各地から入学してきました。
私が担任した5年1組は、21名いましたが、20校から集まってきた子どもたちでした。
震災の傷を負った子もいます。 だからこそ、一人ひとりに寄り添い、
「あの子」「この子」 をしっかり見ていこう! が私たち教員の合言葉でした。
1年目の研究紀要の最後には、こんな言葉が記されていました。
 
 
休み時間、授業中、放課後・・・
「あの子」 は どこにいますか
        何をしていますか
        だれといますか
   そして 何を考えていますか
 
        心の中は見えないけれど
        見えないからこそ気にしています
 
教室で
  「あの子」 を見つめ続ける担任がいます
音楽室で、図書室で、保健室で
  「あの子」 を受けとめてくれる専科がいます
毎朝 「あの子」 を迎えにいきつづける
  復興担当がいます
遠慮がちに話しかけてきた 「あの子」 を
  笑顔で抱きしめる事務室があります
「あの子」 に 「とってもおいしかったよ」
  と言われて 目を潤ませる給食室があります
教師が 「あの子」 を見つめる時間を持てるように
  人知れず 炎天下の中 来る日も来る日も
  水やりをし続けた用務員室があります
 
「あの子」 がいっぱいの西宮浜小学校
  みんなで 「あの子」 と向かい合って
  ここまで来ましたね
 
まだ夜は明けないけれど
休まず じっくり みんなで
「あの子」 を見つめていきましょう
   どこかの歌のように
   「夜空の向こうには もう明日が待っている」
   それを信じて・・・
 
       (1998年度 西宮浜小研究紀要より)
 
 
 
たった12名の教員でスタートした西宮浜小学校も
この春から15年目を迎え、教員も40名近くの大きな学校になりました。
職員室も机でいっぱいです。
その西宮浜小学校に4月より
私の息子が赴任することになりました。 
 
 
 
 
 
 
 

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Posted by naka602 at 10:58 | TrackBack (0)