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2020年5月29日
みんなに笑われます
今、私の講演や研修はすべてキャンセルになっていますが、今、やりたい研修があります。それは政府に行って「道徳教育」の研修です。道徳とはこういうもの、誠実さとはこういうこと、それを内閣はじめ関係者さんたちに教えたいと思っています。


政府は、新型コロナ対策の専門家会議の議事録は作成していないと
発表しました。
えっ〜〜嘘を言ってはいけませんわ。
こんな重大な会議の記録や録音をとってないわけがありません。
何を隠そうとしているのでしょう?
なんで言えないのでしょう?

そりゃ専門家会議の中でも意見はいろいろあると思うし、時には非難
される発言もあったかもしれません。全会一致ではないかもしれません。
でもそれが会議です。それが検討するということです。
発言している誰かの個人攻撃にならないように配慮しているとか、
公開するとかえって混乱するからしないとか、公開出来ない理由を
正直に言えばいいと思うのです。
「議事録はありますが、今は公開するのは適当でないと思います」
って言えばいいと思うのです。
それをなぜ言えないのでしょう。
今のままでは嘘をついているのと同じことになります。
誠実とはどういうことと思っているのでしょう。


先日書いたカミュの小説「ペスト」(1947年発表)の文中にあった言葉を
もう一度書き出します。

ペストと必死に闘っていたリウー医師が言います。
「こんな考えは笑われるかもしれないが、ペストと戦う唯一の方法は
 誠実さです」
「誠実さとは一般的にはどういうことか知りません。しかし私の場合は
 自分の仕事を果たすことだと思っています」



官邸の発表では( )は言いませんでしたが、
「(こんな考えは笑われるかもしれないが)専門家会議の議事録は
 ありません」

みんなに笑われますよ。



Posted by naka602 at 11:33 | TrackBack (0)


2020年5月23日
オンライン講演、今度は受ける側に
今日は、オンライン講演を受ける側になりました。人間塾主宰の仲野好重先生のオンラインzoom講演でした。自分の部屋でパソコンを通して講演を聴くなんてつい数日までは思いもしなかったことです。目の前の画面に仲野先生がいて、あと30人近くの人の顔も映っています。東京からの発信なので私も遠い方ですが、なんとサンフランシスコからの参加者もいました。そんな30人がパソコンの画面を通して、すぐそこにいるのです。なんか信じられないことですが、これがオンラインなのですね。

実は自分のパソコンにカメラがついているのを知りませんでした(笑)
こうやってつながるのかと初めて知りました。時代遅れの私です(笑)
画面の中の仲野先生から「仲島センセー」って呼びかけてもらえると
なんか嬉しくなりましたね。

休校の中、担任の先生から「○○さん、元気ですか〜〜」とオンラインで
呼びかけてもらい、子どもが喜んでいるという報告もききましたが、
その気持ちがわかりました。

オンライン恐るべし。
これからの教育には欠かせなくなるのでしょうね。



仲野好重先生とのつながりは、かつて
西宮市家庭教育振興市民会議の委員
尼崎市教育委員会の教育委員(仲野先生は委員長)
でご一緒させていただいていました。
その後、仲野先生は若者を応援する「人間塾」を起ち上げ
若者の育成と支援をされています。

私の今の仕事は、講演をする側になっていますが、
私が今も熱心に聴きに行く唯一の講演が仲野先生です。
月に一度あるいは二度、仲野先生の講演を聴いて勉強しています。

何にそんなに惹かれるかというと、「人間」について見つめ直す
ことができるからなのです。毎回、反省したり、感謝したりしつつ、
自分の中に、頑張る気持ちが湧きあがってくるのです。
残りの人生をどう生きるかを考えさせられるのです。

若いころ、月に一度、土谷正規先生(2018没)の話を聴きに行って
いましたが、今は仲野好重先生の話を聴きに行っている私です。


今回の話は、コロナ禍に関係する話でした。
☆カミュ(ノーベル文学賞作家)の「ペスト」(1947年発表)の中から
 カミュの考え方について学びましたが、当時起こっていたことが今も
 同じように起こっているのです。街を封鎖し、ステイホームです。
 いわゆる自粛警察も出てきます。現象は70年前と変わっていないのです。
 1947年当時も大きな反響でしたが、今、この小説は売り切れ中でなかなか
 手に入りません。私も電子書籍から読みました。
☆ドイツのメルケル首相の国民へのメッセージは話題になりましたが
 改めて読み直し、メルケル首相の政治判断の根底にあるものについて
 生い立ちも含めて学びました。だからあんな言葉が出てくるのです。
☆教皇フランシスコの4月19日のメッセージも改めて読み直すことで
 何が今大事なのかを考えました。

「愛を実践する」
「謙虚であること」
「誠意をもって生きる」

小説「ペスト」の文中にはこんな言葉が出ていました。
「ペストと戦う唯一の方法は誠実さです」


さて日本の首相はどうなんでしょうね。
コロナ禍でもあんな法案に必死になり、
「愛」とか「謙虚」とか「誠意」は
どこにいったのでしょうね。

でも
「川を渡る途中に馬を替えるな」
は危機を乗り越える常道だそうです。
Aさんには頑張ってもらうしかありません。



Posted by naka602 at 16:12 | TrackBack (0)


2020年5月22日
紺碧の空と応援歌
今朝の朝ドラ「エール」を見て、一緒に歌った早稲田OBはたくさんいるだろうなと思います。朝から「紺碧の空」を歌って元気を出していたことでしょう。

昨年末の甲子園ボウルは、関西学院大学と早稲田大学の決戦でした。
甲子園球場の
1塁側からは、関学の校歌「空の翼」と応援歌「ファイトオンカンセイ」
3塁側からは、早稲田の校歌「都の西北」と応援歌「紺碧の空」
が高らかに歌われていました。
それは応援団だけでなく、一般のお客さんも大合唱でした。
多分、母校の応援に駆け付けたOBでしょうね。
私は両大学とは関係ない部外者ですがなんだか感動するのです。

いいなあこの雰囲気。あ〜羨ましいなあ。
自分の大学の校歌や応援歌を年代関係なしでみんなで歌えるって
本当にいいなあと思います。

以前、友達の結婚式に行った時のことです。
彼は関学OBなので、関学の友人たちも来ています。そのスピーチの
最後に「空の翼」を歌い始めたら、ナントナント披露宴に来ていた彼とは
つながりのない新婦の友人や親戚の関学OBたちがゾロゾロ前に出てきて
大合唱を始めたのです。途中から肩も組むのです。なんという関学愛。

伝統のある大学っていいですね。
私なんか、大阪教育大学の校歌なんて1回も歌ったことがありません。
もしかしたら入学式等で流れていたかもわかりませんが全く覚えていません。
関学の甲子園ボウルとか、神宮球場での早慶戦や国立の早明戦なんかを
経験できるっていいですよね。
私は自称関学OBなので、甲子園ボウルは高校時代からずっと行って
いるので「空の翼」も「ファイトオンカンセイ」も歌えますけど、
やっぱり部外者ですからね(涙)


ただね、唯一大学時代に歌っていた歌があります。
「大阪学大・体研歌」というのがあります。
私たち体育科は、「体育科」と言わないで「体研」と呼んでいました。
体研とは「体育研究生」の略だと思います、多分。
体研生は、1学年45名×4で総勢180名ですが、
臨海実習(那智勝浦)やスキー実習(志賀高原)には部活も学年も関係なしに
たくさん参加します。その時に歌うんです、みんなで肩組んで「体研歌」を。
関学や早稲田に比べたら、めちゃくちゃ小規模ですが、ちょっとした青春でした。
「♪ワ〜レ〜ラ オオサ〜カ ガクダイ タイケンセ〜〜♪」


応援歌っていいですね〜〜〜




Posted by naka602 at 13:23 | TrackBack (0)


2020年5月20日
絶好調に
今日は、IKEDAの学校の校内研修に行ってきました。「声」「喉」がはたして2日連続でもつか心配で、祈るような気持ちで行ってきました。それに昨日はめちゃめちゃ疲れて倒れていましたので、今日もバテないかも心配でした。

ところがです。
ところがです。
研修が始まってから、声がよく出るではありませんか。
ポカリスエットを時々飲みながらですが、昨日より声がちゃんと出るのです。
するとだんだん調子が出てきて、私の口は舌好調、舌好調! 
途中、歌を2曲入れながら2時間しゃべりまくりです(笑)
そしてどんどん元気になっていくのです。水を得た魚のように(笑)


かつて何度も堀井隆水先生と谷本眞一先生の講演をお聴きましたが、
お二人とも同じことを言っておられました。
「わしな、体調が悪くても講演したら元気になるねん」
私も堀井先生、谷本先生と同じようです(笑)


初めて行った交野(かたの)市
私のことを全く知らない先生方です。
私を知っているのはIKEDAだけです。
そのIKEDAが「仲島がいいから」と呼んでくれたのです。
IKEDAの言うことなら信じようと先生方がOKしてくれたのです。
だから、IKEDAのために絶対に頑張りたいと気合が入っていました。
だから、「声」のことがめちゃくちゃ心配だったのです。
あ〜本当によかったです。
ちゃんと講演が出来て。
そして先生方に喜んでいただいて。
今夜はゆっくり休めそうです。

オンライン研修、IKEDA研修
2日間、無事に終了しました。
みなさんありがとうございました。



※でも悲しい現実は、1学期の仕事はこの2回だけということです。
あとはすべてキャンセル。これから夏休みまでまたプー太郎です(涙)




Posted by naka602 at 23:55 | TrackBack (0)


2020年5月19日
オンライン研修、無事に終わりました
初のオンライン研修が無事に終わりました。毎年関わっている尼崎市の初任者研修会がコロナの影響で、WEB研修として実施されました。テレビでよく見るzoomを使った双方向のオンライン研修です。

まさか自分がオンライン研修をするとは夢にも思っていませんでした。
ここ1カ月、常に心の片隅に「オンライン」「オンライン」「オンライン」
と気になって気になってしかたがありませんでした(笑)

でもやるからには、しっかりやりたいと思い、いろいろ考えて今日を
迎えました。研修は2時間半のロングバージョンです。対面ではなく、
パソコン画面での研修ですから、飽きさせないようにユーモアも
入れながら、構成と時間配分を細かく計画しました。


さて、結果はどうなったか?
受講の先生方の感想はまだ聞けていないので、それは不安いっぱいですが、
私自身の自己評価は 「合格!」 ・・・と甘い採点です(笑)
時間配分や構成は予定通りに進み、バッチリでした。
人生初めてのオンライン授業です。もう還暦過ぎたオジイ先生です。
それを加味すれば「合格点」をあげてもいいでしょう(笑)
オジイ先生がよく頑張りました。
自分で自分をほめてやりたいです(笑)


でもでもでも
めちゃめちゃ疲れました。
異様に疲れました。
帰りの車で、もう倒れそうでした。
そして帰宅と同時にバタンキューです。
もうめちゃしんどい。ごはんもいらん。
疲れた〜〜。


でも、先ほど入浴してきて、やっと回復してきました。
ごはんも食べました。やっと元気が戻ってきました。
あ〜〜本当にお疲れ様でした、と自分に言い聞かせています(笑)



それから、
ご心配おかけした「声」「喉」のことは、なんとかクリア出来ました。
始まってすぐに声が枯れかけヒヤヒヤしましたが、水分補給もまめに
した結果、最後までしっかり声を出すことが出来ました。
ペットボトル2本とボイスケア(のど飴)がきいたようです。


明日は息子の同級生IKEDAの小学校で研修です。
今回は普通の研修です(ホッ)
ソーシャルディスタンスをとってのランチルームでの研修会です。
私を呼んでくれたIKEDAのためにも全力で頑張ります。






Posted by naka602 at 23:31 | TrackBack (0)


2020年5月12日
これはピンチ!
私の仕事(講演・研修)は「密閉」「密集」「密接」の3密がそろっているので、今は自粛どころか仕事がありません。キャンセルの連絡ばかりです(涙)1学期はほぼ全滅、ほぼ収入なしという状況です(涙)

そんな中、来週に2件だけ仕事が入っています(嬉)
19日の尼崎市初任者研修は、初のオンライン研修zoomで2時間半です。
20日の大阪のある小学校は、3密を避けた校内研修2時間です。
2日連続で仕事です(嬉)

「ヨシッ頑張るぞ」と昨日の昼間、絵本の読み聞かせの練習をしました。
30分ほどでしたが、本番通りの声を出しながら気持ちよくやってました。
それから1時間ほど経って電話がかかってきました。
すると、ナントナント声が出にくいのです。
えっ、声がかすれてる?

夕方は教育委員会議があり出席してきました。
そのころには声も戻り、普通に発言をしてきました。
かすれのことはすっかり忘れていました。
ところが、自宅に帰り「ただいま〜」の声が再びかすれているのです。
え〜〜声が出にくい〜〜。


実は、こんなことがこれまでもあったのです。
夏休みの頃は仕事がこんで1日3講演(午前午後夜間)の時もありましたが
疲れも見せずにペラペラしゃべり続ける私を見て、周りは
「それだけしゃべってよく喉がもちますね〜」
と感心してもらっていました。いえ、あきれていたのでしょう(笑)
4月から講演シーズンが始まり夏の頃、私は絶好調いえ舌好調なのです。
夏はナンボしゃべっても大丈夫だったのです。

でも4月当初の講演では、後半は少し声がかすれることがあったのです。
はじめの頃は、喉も舌も慣れていないので調子が出ないのです。
春休みに、喉も舌も休んでしまうとこんなことになってしまうのです。
たった2週間の休みでも調子を落とすのに、
今回は、3月4月5月と約2カ月半も仕事をしていなかったのです。
それどころか、外にも出ないので、しゃべる人は家族だけだったのです。
商売道具の「しゃべり」が圧倒的に少なくなっていたのです。
だからたった30分の絵本の読み聞かせ練習でも声がかすれるのです。

あ〜〜どうしよう?
あ〜〜これではだめだ。
とにかく声を出さないといけないと思って
演劇部がよくやっていた発生練習「あっえっいっうっえっおっあっおっ
かっけっきっくっけっかっこっ さっせっしっすっせっそっさっそっ・・」
とやっていると、あ〜喉が痛くなってきた〜〜アカン急にしたら喉が痛む。

あ〜どうしよう?
ピンチ!これはピンチ!


あせらず少しずつ・・・・
でもあせる〜〜〜どうしよう?声が出なかったら・・・。




Posted by naka602 at 08:17 | TrackBack (0)


2020年5月10日
この際、30人学級も
コロナ禍でこんな状況だから、この際9月入学にしたらいいという意見が多く出ています。こういう大改革は、何かのきっかけがないとなかなか進まないのは確かですから、この機会に進めることに私は反対はしません。
ただその理由が「国際基準に合わせる」とか「留学生のため」とか言いますが、それは一部の人だけのことで、それが大きく変える理由としては、私は納得しかねます。

私がそれに反対しないのは、今の子どもたちが、文科省や一部の首長の指導要領の履修主義(3月までに何としても授業時数を確保したい。そのためには夏休みもなくす)に振り回されなくてすむという理由だけです。授業時数確保だけのために詰め込まれるのはたまったもんではありません。それでは子どもに力はつきません。そんな詰め込みよりは9月入学の方がましという程度の賛成です。文科省が「今年は指導項目を削減していい」と宣言してくれるなら4月入学のままでいいと思っているのです。


今、私が一番言いたいのは、
この際9月入学に変えるなら、この際「30人学級」を実現することもセットで
してほしいということです。教室は40人では明らかに「密」です。「30人
学級」にすれば、空間も広くなるし、教えやすいし、いじめの発見もしやすく
なります。つまり、コロナ対策にもなるし、いじめ対策にもなるし、
教育も向上するし、「いいことづくめ」だと思うのです。
こんな時だからこそ「30人学級」を実現させやすいと思っているのです。

この際「オンライン授業の整備」は多分されるでしょう。
だったら、この際「30人学級」も実現してほしいと強く願うのです。



◎「30人学級」とは、1クラスは一番多くで30人ということですから、
もし31人子どもがいたら、16人と15人の2クラスになるということです。
今より格段に子どもと接する環境がよくなります。
※現在は「40人学級」と一部「35人学級」になっています。



Posted by naka602 at 22:47 | TrackBack (0)


2020年5月5日
燕温泉スキー場が復活したようです?
「えっ燕が復活?」 2007年に廃止された(実質は2005年から休止)「燕温泉スキー場」が復活?え〜ホンマに?」そして検索すると、廃止されたスキー場跡で、どこかのスキー部がポールの練習をしていたというニュースだったのです。写真も載っていました。(岩戸屋旅館ブログより)


今から38年前(25歳)のGWは「燕温泉スキー場」にいました。
晴天の中、半袖姿で、めちゃ気持ちよく滑っていました。
そして真っ黒けに日焼け、というよりヤケドです(笑)
新潟県妙高高原にある「燕温泉スキー場」は、私の学生時代の
ホームゲレンデで、一番滑ったスキー場で思い入れもあったので
「復活?」というニュースに反応してしまったのです。

復活は本当ではありませんでしたが、今でもスキー部の練習に使われて
いるのは、なんだか嬉しいし、また行ってみたいと思うニュースでした。
今年はステイホームのGWですが、昔を思い出すだけで元気が出てきました。


2011年のブログに「燕温泉スキー場」での学生時代の居候の様子
を書いていましたので、もう一度ここに書き出したいと思います。
私にとって居候生活は、スキー技術だけでなく、接客や掃除や食事など
の基本をいっぱい教えてもらった貴重な体験でした。

  ↓   ↓

居候とはだいたいこんな生活でした。
5:00〜10:00  掃除をして、朝食準備と後片付け等  
10:00〜11:00 自由時間 ここでスキーに行きます。
11:00〜14:00 昼食準備と後片付け チェックアウトの部屋の掃除等
14:00〜16:00 自由時間 スキーに行きます。
16:00〜22:00 夕食準備と後片付け 掃除等 

つまり仕事をしながら、自由時間をもらい、その時は大好きなスキーが出来る。
アルバイト代はないけど、食事付きでただで泊まれる、というのが居候です。
スキー大好き人間が、居候をしながらスキーの技術をつける、
そういうことが流行っていた時代です。

年末年始はとても忙しいのですが、少し時期がずれるとお客さんの数は減ります。
そんな時は、一日中スキーをしています。リフト代は無料で乗り放題です。
旅館の若旦那はスキーがめちゃくちゃ上手いので、そういう日は居候連中を講習して
くれるのです。これで、すごくスキーが上達するのです。

燕温泉スキー場には、「坊主落としゲレンデ」 という崖のような急斜面のゲレンデが
ありますが「ここを30本滑れ!」 そんな無茶な練習もしましたし、時には、スキー板1本で滑らされるということもありました。でもそのおかげで私は急斜面が得意になりました。スキー技術をあげるのは居候が一番よかったのです。

燕温泉スキー場は、由緒あるスキー場です。それは日本でスキーが伝えられた最初の
スキー場だったのです。日本のスキーの発祥地ということです。
ここはすごく雪深い所です。積雪量5mは当たり前で、一晩で家が埋まるぐらい降る時も
ありました。5月の連休でもまだまだ雪はいっぱいありました。
このスキー場には、ゲレンデは2つ、リフトも2機しかありませんが、雪質は抜群で通が
好むスキー場として知られていました。

燕温泉スキー場へ行くのはとても大変です。なにしろ赤倉温泉スキー場のリフトを3本
乗り継いで上がり、関見トンネルを越え、そこから徒歩40分です。当時は大きなリュックとスキー板を担ぎながら雪道を歩くので、本当にしんどかったです。
(お客さんはスノーモービル等で迎えはあるのですが、居候はありません)
でも帰りは、燕ゲレンデからから赤倉ゲレンデの下までずっと滑って降りれるのです。

そうそう昭和53年の冬、私はここで、あの「大竹しのぶ」と大接近しました。2mです。ホンマかわいかったですね。

そんな青春の思い出の燕温泉スキー場も、スキー人口の減少には勝てずに
2007年に廃止になってしまいました(涙)

さびしいなあ本当に・・・・・・・・・。(2011年9月7日ブログより)



Posted by naka602 at 22:21 | TrackBack (0)


2020年5月4日
これから頼りにしているよ
「新型コロナウイルスの脅威は感染力や致死率の高さだけでない。このウイルスには人間を分断させる恐ろしい副作用がある。」と辻仁成さんが朝日新聞(4/23)で述べておられましたが、まさに今そんな感じがあるような気がします。

「いいか悪いか」の二価値判断や、「命が一番大事」ということを盾に、
「自分こそ正義」の思いは、そういう人を徹底的に打ちのめし、発言の一部
をとらえ炎上させます。それは社会に大切な「多様性」や「寛容性」を許さず
「優しさ」や「人間性」を失うことにつながっているような気がします。

鎌田實さんはこんなことを書かれていました。(朝日新聞4/21)
「そもそも感染した人に厳しい社会は、感染症に弱い」
そして3月に起こった研修医の会食でのクラスターについては
「研修医が会食で感染し、批判を浴びました。感染拡大を招く行動を
した者には反省してもらいたいですが、突き放さないことが大切です。
感染して抗体が出来た人は、第2波、第3波が来た時には力になります。
もし私が先輩だったら『バカやろう』と言い、『これから頼りにしているよ』
と声をかけるでしょう」


コロナ渦で、藤浪選手や石田純一さんの行動が激しく非難されました。
ここ数日は芸人の岡村さんの発言が非難され、NHKには降板させろの
電話や投書が相次いでいるそうです。
非難は当たり前です。そりゃ反省してもらわないといけません。
でもどこまで引きずりおろしたら気が済むのでしょう。
私は反省を信じたいのです。
人は変わることができるのです。
そしてこれから頑張ってほしいのです。
その行動や発信が、自分自身を、そして社会を変えていくのですから。


性善説を信じる私は甘いのかもしれませんね。
元伏見工業ラグビー部監督の山口先生の言葉です。
「信じて待つ、そして許してやる」
私もそんな教師でありたいと思っていました。



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