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2006年5月28日
劇団四季ミュージカル「マンマ・ミーア」
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 今日は、夫婦で大阪四季劇場に、ミュージカル「マンマ・ミーア」を観に行ってきました。私はミュージカルというのは、6年前にNYのブロードウェイで「ライオンキング」を娘と観たことはあったのですが、日本ではもちろん初めてでした。
 大阪の劇場付近にくると、やっぱり女性が多いのです。私はこういうのは少し苦手なんですね。宝塚歌劇もあんまり好きではないし、女性の多いミュージカル鑑賞はあまり気が進みませんでした。でも超ロングランの話題のミュージカルです。まあいいかと思って会場に入りました。席は2階のS席、そうです一番値段の高い席です。舞台がすぐそこに見える絶好の座席でした。始まってみると、知らないうちに舞台に魅了されていく自分がありました。むちゃくちゃいい声の俳優さんに、アバの曲が流れてきて思わず体が揺れてしまいます。あっという間に2時間半が経ち、最後のカーテンコールです。あーこれがカーテンコールというものかと冷静に分析していた自分なのに、気づくと会場のみんなと同じようにスタンディング、そして体を振る自分がいました。感動のカーテンコールでした。ああこれか・・・これならリピーターも多いだろうなと納得するミュージカル公演でした。 こんな感動の時間を過ごすことが出来て本当によかったです。
 そしてその感動の時間をプレゼントしてくれた娘に感謝です。4月から社会人になった娘が初月給で買ってくれたのが今日のチケットでした。 
ありがとう真悠子!幸せな父さんと母さんです。

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2006年5月21日
日曜参観によんでもらいました
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 今日は芦屋の野村先生の学校の日曜参観に行ってきました。昨夜、野村先生から「体育と算数をしますので、見にきてください」とメールが届いたのです。子どもの自立、自律をめざした野村学級の授業を楽しく?厳しく?見させてもらいました。
 野村先生は、力のある青年教師です。元気塾でもとってもがんばっています。きっと将来の芦屋を背負う先生になる人だと思います。去年の運動会では、すばらしい組体操を創り出していました。子どもも保護者も私もとても感動した組体操でした。子どもの理解、学級経営もしっかりした先生です。
 今日の体育と算数の参観授業も、野村色の出ている授業でしたが、元気塾の私としては、まだまだ気になるところがあり、ズバッと指摘させてもらいました。教師の動きや授業のつくり方も厳しく指摘しました。たぶん今の野村先生なら校内でも信頼されているので、これほどきつくは言われないでしょうね。でも私は言いました。だってそれがすばらいしい授業を創っていくための修業だからです。若い時にどんどん指摘してもらうことが教師として成長する条件だと思っているからです。
 野村先生は、きっとこれに負けないでしょう。「くそっ」と思っているでしょう。でもきっと「なにくそ!」って、また授業を見せてくれると思います。そうです、その意気こそ大事なのです。次の授業を楽しみにしていますよ。
 がんばれ、野村先生!
 
※一つ野村先生をかばうなら、今日は日曜参観で研究授業ではなかったので、指摘は厳しすぎたかもわかりません。でも日曜参観でも見てほしいという野村先生の姿勢は立派です。
 若い先生へ言いたいです。 自分の授業を公開しないと、自分の授業力は上がりませんよ。非公開では絶対に伸びません。どんどん公開して、いっぱい指摘してもらいましょう。また校内の研究授業には、一番に立候補するのですよ。「私がやります!」って。

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2006年5月20日
教育は足でかせぐもの
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 今日の元気塾は「心がかよう5分間家庭訪問」というテーマで研修しました。「家庭訪問をしなさい」と言うのは簡単ですが、実際にはなかなか出来ないものです。特に経験の少ない若い時代は、なんとなく構えてしまいその一歩が踏み出せません。私もそうでした。
 でも勇気を出して訪問するとそこから確実に変わっていきます。子どもも親もそして教師自身が変わっていきます。そんな私の経験談を今日の研修では話させてもらいました。毎日、授業や教材研究、生活指導、会議、事務仕事・・・・忙しい中、なかなか家庭訪問まで手が回らないことでしょう。でも学校の帰りに、5分でいいから、気になった子どもの家のチャイムをならしてみてほしいのです。「ちょっとだけ顔を見たかったんや、元気そうで安心したわ」って子どもに一声かけてやるだけで、その子は翌朝は大きな声であいさつしてくれます。「お母さん、今日ね、体育の時間にあいつは友だちに優しく跳び箱を教えていましたよ。感心しました」ってお母さんに一声かければ、夕食はきっと楽しいひとときになるはずです。そんな5分間の家庭訪問を若い先生にもしてほしいなって思っています。
 
 午後は、久しぶりに奈良に行ってきました。私が奈良でずっとお世話になっていた中谷先生(元小学校長、74歳)が当時の仲間7人を集めて私を誘ってくださったのです。20代後半から40代前半まで、ほぼ毎月一回は奈良に行って授業研究を中心に勉強をしていました。中谷先生からは「だまされたと思って、教えない指導をしてごらん」って言われ、教え込み指導一本の自分に気づき、それ以来、子どもの力を信じ、子どもが動き出すのを待てるようになりました。「奈良の学習法」を基に土谷正規の人間教育、岩井邦夫の忍者体育等をここで学びました。
 今日の行動は当時とまったく同じでした。土曜の2時に奈良に行き、夜の9時に奈良を出て11時ぐらいに家に帰ってくる・・・・なんだか20年前に戻った気がしました。
当時、仲間から「奈良まで2時間もかけて大変だね」って言われていましたが、行く時の2時間は、今日は何を教えてもらえるだろうって期待でワクワクしていましたし、帰りの2時間は、よし今度あれをやってみるぞって希望に燃えていました。だから電車の2時間はとっても短く感じていたのです。今日の2時間もいろいろ思い出しているとあっという間でした。
 
 「教育は足でかせぐもの」・・・・・・中学時代の恩師、里則男先生から何度も何度も教えていただいた言葉です。 これが私の基本になりました。
 
 

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2006年5月15日
私にとっての5月15日
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 今から34年前の1972年5月15日は、沖縄がアメリカから返還された日です。私が高校1年16歳の時でした。でも私にとってのこの日はちがうことで忘れることのできない日でした。
 朝、沖縄返還のニュースをしている最中に電話が入りました。「玉川先生が交通事故で亡くなりました」という知らせでした。玉川先生とは、私が5年生の時の担任の先生です。バス停でバスを待っているところにダンプカーがつっこんできて、はねとばされ死亡したということでした。まだ27歳の青年教師でした。
 それ以後、毎年この時期になると仲間や当時の先生方と一緒にお墓参りに行くようになりました。18歳の教育大合格の時には「これで先生になれます」って報告し、22歳の時には「ついに本当に先生になりましたよ」と墓前でお話ししました。27歳のときには「とうとう玉川先生のトシと同じになりましたよ」と話し、37歳の時には「もう10歳も越えてしまいましたね」とお話ししました。
 あれから今年で34年、私はもうすぐ50歳になります。玉川先生が生きておられたら61歳です。定年をむかえ今頃はきっと悠々自適の生活をされていたことでしょう。一緒に教師として働くことはできませんでしたが、私が教師になって学級通信を出すようになったのは、当時玉川先生が発行していた通信「とも」の影響なのです。私が学級でPTAで講演会で歌を歌うのは、当時5年3組玉川学級で歌を歌っていたからなのです。そんな大きな影響をうけた玉川先生の命日が今日5月15日なのです。
 1週間ほど前、探しものがあり、奥にある段ボール箱をひっくり返していると、私が中2の時にいただいた玉川先生からの年賀状が出てきました。
「仲島君、元気ですか? そろそろ先生より速く走れるようになったかな。」
って書いてありました。その瞬間、小学校時代にタイムスリップです。私はクラスで一番速かったのですが、玉川先生は私のずっと前を走る憧れの先生でした。

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Posted by naka602 at 16:52 | TrackBack (0)


2006年5月11日
射水市青年会議所のみなさんと・・・
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 10日は、富山県射水市青年会議所に行ってきました。
 それにしても、今まで私は青年会議所(JC)って何をしているところか、よくわかっていませんでした。青年会議所の人ってみなさんえらいですよ、普段は自分たちの仕事をもちながら、このJCを通して青年経済人、青年起業家のレベルアップはもちろんのこと、地域社会のために、子どものために、そして国内にとどまらず国際貢献まで幅広い活動をされているのです。若くて気力あふれるメンバーの雰囲気に驚くと同時にこちらまで元気をいただきました。
 今回の講演会は、そのメンバーとそのご家族(妻)が対象で「親が変われば子も変わる」というテーマで依頼を受けました。ほとんどの方が小学生ぐらいまでの子をもつ親として、私の小学校教師としての体験談を一生懸命に聴いてくださいました。今までのPTA講演会では、ほとんどがお母さんでしたが、今回は多くのお父さんたちの前で話すことができ、とってもよかったなと思っています。子育てってお父さんとお母さんの共同作業なんですよね。
 講演会終了後は、メンバーの方との懇親会でした。男ばかりの青年の集団です、ブレザーにネクタイを決めながらなんとなく体育会系の雰囲気でなんか懐かしくてとっても楽しかったです。最後にはみんなで輪になって一本じめです。いい感じでしょ。そして2次会では富山のおいしい海の幸をたくさん食べさせていただきました。テレビの食べ歩き番組ではありませんが、「う〜ん、うまい!食べた瞬間にエビの甘みが口じゅうに広がって・・・あ〜これをほっぺたが落ちるというのでしょうか」ってなんて言ってしまいました。ホントおいしかったです。
 射水JCのみなさん、本当にありがとうございました。なかでも徳永さん、太田さんには特にお世話になりました。感謝の気持ちでいっぱいです。とっても心に残る富山の一日を本当にありがとうございました。今度は夏休みに、ご家族で関西にもぜひ遊びに来てください。

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2006年5月7日
日焼けにご用心
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 GW中に教え子(社高校)の野球の県大会の応援(結果は決勝で報徳に敗れ、準優勝でした。夏に期待!)に出かけていたのですが、5日は暖かかったので半袖で応援していました。そんなに日差しも強く感じず、時々吹く風も心地よかったのですが、家に帰って腕をみると、ナント真っ赤になっているではありませんか。さわってみるとヒリヒリ痛い。もちろんお風呂ではもう痛くてお湯につけることができません。あーこりゃ、ヤケドやー。
 私はスポーツ好きだし、学校でも運動場によく出ていたので、日焼けは日常茶飯事。夏は水泳冬はスキーで一年中真っ黒でした。だから日焼けには慣れていたつもりでしたが、さすがに急に半袖になったのがいけなかったのでしょうね。そういえば、今から24年前、GWに新潟県のスキー場に行き、半袖でイキがって滑っていたことがあります。むちゃくちゃ気持ちのいいスキーでした。でも帰りは最悪、もう腕が真っ赤に腫れ上がり、ずっと濡れタオルをして帰ってきたことがありました。その時以来のヤケドです。その時に学習したはずだったのに・・・・・トホホホ。
 私は、四季の中で春が一番大好きです。だんだんと暖かくなってきて、上着を脱いで半袖になった時の、あの気持ちよさは最高です!・・・・今回も気持ちよかったのになあ・・・。急激な日焼けにはみなさんご注意下さい。今頃の日差しは思ったよりキツイですね。 そういえば、暦の上では、昨日が立夏でした。

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Posted by naka602 at 17:02 | TrackBack (0)


2006年5月3日
姫路駅での突然の再会
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  今日は、教え子(社高校)の野球の応援に姫路球場に行ってきました。その帰りのことです。姫路駅で突然駅員さんから声をかけられたのです。JRの真新しい制服・制帽に身を包んだその駅員さんは、なんと息子の中学時代の同級生Y君だったのです。
「おっちゃん、お久しぶりです」
「お〜久しぶり、・・・そうかあ、JRに就職したんや、・・・ようがんばったなあ」
って立派な彼の姿に感動し、思わず抱きついてしまいました。
 彼は、中学時代からちょっぴりやんちゃな子でしたが、よく頑張り公立高校にも合格しました。でもいろいろあって留年しました。留年すると学校をやめてしまうことが多いのですが、彼はやめずにがんばっていると聞いてはいたのですが、その後のことは知りませんでした。2年程前偶然出会った時には、ヘルメットを斜めにかぶりバイクを運転する彼の姿でした。そのY君が今、シャキッと背筋を伸ばし、あのJRのクリーム色の制服姿で目の前に現れたのですから本当に感動でした。
 
 私と彼とのつながりは、息子のバスケットを通してでした。彼のプレーにも私はいつも大きな声援を送り、彼もそれに応えてくれていました。クラブを引退後は、Y君を含めた息子の仲間たちと一緒に勉強もしました。ホントは息子の友だちなのに、高校受験にむけての勉強を教えながら、まるで自分の教え子のような感覚になっていました。高校に合格した時は「おっちゃん、ありがとう」ってメールをくれ、感激してしまいました。
 家に帰ってから息子にY君の話をすると「最近連絡がとれていなかったから気になってたんだけど・・・よかったなあホンマ・・・。あいつホンマようがんばったなあ。」と感動していました。
 
 これから1年間は姫路駅で研修だそうです。Y君の顔が見られると思うと姫路に行くのが楽しみになりました。
 
 

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2006年5月2日
先生をめざす大学生への講義
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 今日は聖和大学短期大学部保育科の学生160名への特別講義でした。「教師論」ということで「あーよかったな 先生になって〜教師の仕事はしんどいけど楽しい〜」というテーマで約1時間、先生の卵たちに話をしてきました。
 「この人どんな先生?どんな話をするの?」と少々緊張気味だった学生も、登壇した途端に始まった私のゲームに、あっという間に表情は和らぎました。続いて「うんこの話」や「もどしたあとの子どもの支え合いの話」や「子どもと遊ぶ時の話」「平均台をやっと渡れた子の話」などを通して、プロ教師としての目のつけどころを話していくと学生達の目はキラキラと輝いていきました。
 教師の本当の役目とは「子どもがつまずいた時、そのつまずきをとってやることではなく、そのつまずきを乗り越えていく力をつけてやること」。 そして教師とは「子どもの未来への応援団である」と話していくと学生達は大きくうなずいていました。 
 また 「優しいという字の話」では学生の中からなんともいえない声がおこり、そのあとに「憂いのある子どもとのつながりの話」をすると涙を浮かべる学生もいました。 話す一言一言に笑ったり、うなずいたり、どよめいたりと私自身もびっくりするくらい本当に反応の大きい1時間でした。
 
 こんなことを書くと自分のことを言っているみたいで変ですが、教員養成系の大学では現場人の話をもっともっと増やしていくことが必要だろうなって思っています。大学教員の理論的な話とともに現場人の実践的な話がクロスしてこそ、学生の心に響くのではないかと思っています。
 
 
 

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Posted by naka602 at 22:25 | TrackBack (0)