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2008年3月31日
「ちりとてちん」最高!
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 とうとう終わってしまいました。
今朝は、あの何とも言えない毎朝の心の高ぶりがなくなり、気が抜けてしまいました。
 
 自分でも本当に不思議です。なぜこんなにハマってしまったのか。こんなの初めてです。毎朝8時15分がとっても楽しみで、この時間を基準に生活をしていました。ある地方に講演に行った時、主催者さんに「朝8時30分にホテルのロビーに迎えに行きます」と言われ、「すみません8時35分にして下さい」 とお願いしたこともありました。「ちりとてちん」のサウンドトラックCDも購入したし、もちろん本も、そしてDVDも予約している私です。なんでこんなにミーハーなんだと自分でも驚くぐらいハマってしまったのです。
 
 もしアカデミー賞を受けられるのなら、作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、撮影賞、編集賞、美術賞、メイクアップ賞、作曲賞、音響編集賞、視覚効果賞・・・・考えただけで少なくとも14部門は受賞するでしょうね。(アカデミー賞は全24部門) それに部門はないけど、脇役賞も絶対に受賞ですね。
 
 でも視聴率は、関東では朝ドラ史上過去最低だったというニュースが流れ、うそー!と思いましたね。それはまったく信じられない出来事でした。「ちりとてちん」のホームページもあるのですが、そこには、「ちりとてちんは史上最高傑作のNHK朝ドラ」という多くの人の書き込みがあります。もちろん関東の人も含めてこんなにたくさんの支持と反響があるのに、史上最低とは本当に信じられないのです。 
 
 実はそんな絶賛のちりとてちんでしたが、最終回については、賛否両論でした。主人公の喜代美が「出産することをきっかけに、落語家をやめ、おかあさんになる」という結末に異論が噴出していました。
(HP掲示板http://www.nhk.or.jp/drama/drames/drama/183/enterbbs.html
子どもを産んだら女性は仕事は辞めないといけないのか。仕事も子育ても両立してほしい。今の時代の流れに逆行している・・・等々。
 
 私も最後は、両立して頑張る人を描くと思っていましたし、その方が非難は出ないと思います。なのに、なぜ脚本の藤本さんは敢えて非難が噴出する結末にしたのか?そんなことはわかっていたはずなのに・・・・。
 きっとそこには藤本さんの深い読みがあるに違いないと私は思っています。男女共同参画社会にしていくために、本当に大事なことは何かを、これをきっかけに考えさせようと思ったのではないでしょうか。
 そういう意味からも、これもいい最終回だったのかなと思っています。
 
 
 

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2008年3月29日
楽しい思い出を持っている人は
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 28日の夜、29日の夜と、2日連続で教え子と飲む機会に恵まれました。いずれもこの1月に成人式を迎えた教え子たちです。
 
 28日の夜は、西宮浜小で5,6年を担任した子たちです。この子たちとは1月にも同窓会をしていたのですが、この夜はワル?の男連中6人とワイワイガヤガヤの飲み会でした。「ナカジマ先生はむちゃ怖かったわ」「オレ、あの時先生が嫌いやった」「でも真剣に怒ってくれたから今は感謝している」・・・そんな会話で盛り上がりました。そして、かわいい店員さんが料理を持ってくると、奴らは 「アドレス教えて!」 (コラ!ナンパするな!) 
そんな男同士の楽しい宴会でした。
 
 29日の夜は、高須南小で4年生を担任した子たちです。同窓会といえば、普通は6年のクラスが多いのですが、こういう形はなかなかありません。それを河田君と小原さんが中心になって企画してくれたのです。そんな同窓会に34人中19人が集まってくれました。本当に光栄なことです。河田君が当時の学級通信を持ってきてくれていましたが、その最後にみんなの夢が書いてあったのですが、担任である私の夢も書いてありました。

「今の4年生の子たちと、10年後、一緒に生ビールを飲みながら語り合うこと」

今日、その私の夢を実現してくれました。
ありがとう、本当に。
 
 いやーホンマ楽しかったです。
懐かしい話がいっぱい出てきましたが、前上君がこんな話をしてくれました。
「先生、3学期にやった体育のボールゲームはすっごい楽しかったです。むちゃむちゃ心 に残っています。その体育は火曜と金曜だったんだけど、その日がいっつも楽しみで、 朝はワクワクしていました」
 
そして河田君が持ってきてくれた学級通信を開くと、やっぱり載っていました、彼の文が。
「今日、最後の『よい41ボールゲーム』をしました。10時間でした。ぼくは終わって、すご  く残念です。自分たちで名前を決めて、自分たちでルールを決めていきました。これは  すごい事だと思います。これは『よい41ボール事件』です。4年1組を卒業するまでに、  できる機会があれば、またしたいです。そしたらお母さんを呼びます。本当にすごいすご  〜〜〜いよかったです。めっちゃ楽しかったです。支え合えたなぁと思いました。
 (前上孝仁)」
 

 実は、この学級通信には、児童文学小説「バッテリー」で有名になった「あさのあつこ」さんからの手紙も入っています。当時まだあまり有名ではなかった「あさのあつこ」さんに4年1組の子どもたちが全員手紙を書きました。その「あさのあつこ」さんからの返事です。
 
「・・・『楽しい思い出をいっぱい持っている人は、どんなつらいことにも苦しいことにも負け  ない』・・・これからみんなにも、つらいこと、いやなこと、悲しいことがあると思います。 そ の時、『4の1の思い出や、自分が好き!仲間が好き!』という思いが、みんなをはげま  してくれるのです。5年になっても、6年になっても、大人になっても『この笑顔』を忘れ  ないでくださいね。 (あさのあつこ)」
 
 そんな 「笑顔」 に出会えた同窓会でした。
                   みんな、がんばれ!
 
 
 
 

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2008年3月26日
「ぼうは、ええ子」
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 「あと3回で終わり・・・」
この言葉に反応する人は、きっと「ちりとてちん」ファンでしょう。最終回を控え、なんか変な緊張感があります。なんか落ち着かない気持ちになってしまいます。来てほしくない最終回、でも楽しみでもある最終回です。
 
 「ちりとてちん」 については、これまでもいろいろ書きましたが、この温かいドラマを象徴するひとつのシーンに 「頭を撫でる」 場面がよく出てきます。昨日の放送では、糸子お母さんが、眠っている喜代美を撫でるシーンがありました。これまでにも正太郎おじいちゃんに、小梅おばあちゃんに、草若師匠に、草々兄さんに・・・、頭を撫でてもらうシーンがありました。この頭を撫でてもらうシーンは本当に温かく優しい気持ちになってしまいます。本当にええ場面で感動します。
 
 そんな「ちりとてちん」ですが、この前、乃南アサの「しゃぼん玉」(新潮文庫)を読み、とっても感動しました。
 この小説は、自暴自棄になってひったくりを繰り返していた若者が、迷い込んだ山里深い小さな村で出会った老婆との生活を通して人間の温かさを取り戻していくという話です。
 ひょんなことから若者は、老婆の家で一緒に暮らすことになるのですが、その老婆に対していつかは金を奪って逃げよう、老婆も殺せばすむという気持ちがありました。しかし、そんな若者に老婆はいつも、「ぼうは、ええ子」と頭を撫でてやるのです。そして少しずつ少しずつ若者の心の奥底に眠っていた優しさが再び生まれてくるのです。

 
 そんな 「ちりとてちん」 と 「しゃぼん玉」 に感動しながら、
「殺すのは誰でもよかった」と凶悪事件を起こした若者のことを考えてしまいました。
 その若者は、「ぼうは、ええ子」と頭を撫でてもらっていたのだろうか・・・・・と
 
 頭を撫でてもらい 「ぼうは、ええ子」と言ってもらえれば、人は優しくなれる。
私は、そう信じています。
 

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2008年3月23日
ホントの話です
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 やっぱりテレビってすごいのですね。
サンテレビ「サン虎検定」のあと、すぐにメールや電話がかかってきました。その中でおもしろいのを一つ紹介したいと思います。大学の同級生・カタギリからの電話でした。
 
カタギリ家の会話です。 大学生の娘が一人で「サン虎検定」を見ながら
「あっ、この先生、知ってる!私の大学(聖和短大保育科)に講演に来てくれた人や!」
と叫ぶと、お父さんが近づいてきて
「へぇ〜どんな人や? えっ、あっ、これナカジマや!こいつお父さんの同級生や!」
「えっ!ホンマ!、お父さんの同級生なん?わぁ〜すご〜い!信じられへんわ」
 
 そんな様子を電話で聞きながら、カタギリと大笑いしてしまいました。カタギリとは2月の同窓会で30年ぶりに会ったところでした。カタギリは元高校体育教師。今は鍼灸院を開業して、選手たちの治療をやってくれています。お互いに教師を辞め新しい道を歩んでいる仲間として同窓会では話が盛り上がっていたのです。そのカタギリの娘さんが私の講演を聴いてくれていたとは・・・・ホント不思議なつながりです。
 
 さてさて、「サン虎検定」のことですが、
結果は 「3級合格」 と阪神ファンとしてはまあ及第点だと思うのですが、2級の問題はホンマ悔しかったのです。実は、テレビの収録に行く前に、ちょっと「試験勉強」をしました。そして大事な所をレポート用紙に書き出して、電車の中で覚えていたのです。その覚えていた項目が見事に2級の問題に出たのです。やったー!と思ったのに、ナント思い出すことができませんでした。
「背番号の変更」と「応援歌」は、ヤマをはっていたのに・・・・・レポート用紙に書き出していたのに・・・・・あー残念!6つ中、4つしか思い出せませんでした。あー高校時代の期末テストと同じ轍を踏みました(笑)
 
 ところで放送中、梅田アナに 「作り話でしょ」 とつっこまれた狩野選手の話は、ホントの話ですよ。昨年のブログにその出来事が書いてあります。 ↓ 5月23日のブログです。
               http://www2.bbweb-arena.com/naka602/blog2416_cat3820.htm
 
それから、あのタイガースブレザーは特注ではなく、ここに売っています。↓
                                 http://www.torakichinet.com/
 

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2008年3月21日
こんな感じですわ
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 前回、ブログに 「テレビ出演」 と書いたところ、いろいろ反響がありました。北海道の方からは 「ぜひ見たいから関西の友だちに録画を頼んだ」 というメールをいただきました。そんな録画をするほど、ええもんではありません。ホンマにたいしたことはないのです、ただのお笑いですので・・。
 今、その番組の予告映像が流れていますので、それを見るだけで十分です。この下のアドレスをクリックして  「次回予告動画」 をクリックしてください。アホな私の姿も数秒映りますので、これで十分でしょう(笑) こんな感じですわ(笑) 
 ↓クリック
http://www.sun-tv.co.jp/suntora/
             (22日まで配信中)

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2008年3月17日
我らの「サンテレビ」に出演!
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 15日午前中の元気塾が終わったあと、神戸ポートアイランドにある 「サンテレビ」 に収録に行ってきました。「サンテレビ」 は地元の放送局です。朝日放送、毎日放送、それに読売テレビや関西テレビのような立派な社屋ではありませんが、ホント地元密着のすばらしい放送局です。地元で行われるお祭りや、小中高校生のスポーツも放映されますし、なんと言っても地元阪神タイガースの私設放送局みたいでもあるのです。阪神タイガースの試合は試合開始から終了まで完全生中継です。他局では夜9時を過ぎると「残念ですがこのへんで甲子園球場からお別れします。続きは○○ラジオでどうぞ」 という悔しい場面がありますが、「サンテレビ」ではそんなことは一切ありません!いつも完全生中継なのです。1992年9月11日阪神vsヤクルト戦はプロ野球史上最長試合の6時間26分でしたが、それも「サンテレビ」は最後まで放送しました。終わったのはナント夜中の0時26分です。そしてもう一つ特筆すべき事は、完全に阪神びいきの放送なのです。アナウンサーも解説者もゲストもみんなみんな阪神の味方なのです。むっちゃ気持ちのいい放送局なのです(笑)そんな我らの「サンテレビ」です!
 
 さてさて、テレビ収録にスタジオに行くのは30年ぶりです。学生時代に読売テレビの昼ドラに「通行人」として5回ほど出演したことはあるのですが、今回のような正式な出演は生まれて初めてです。・・・で、どんな内容の収録?教育関係?いえいえ・・・そんなのではありません(笑)
 
 テレビ局に入ると、夕方なのに「おはようございます!」(・・ああ芸能人みたい)
まずは控え室に通されると、そこにはグラビアアイドルからの出演者が(・・むちゃカワイイ!)、すぐ向こうには、元アナウンサーの女性が(・・・むちゃキレイ!)、そこにあの真弓選手が(むちゃカッコイイ)、吉本新喜劇の島田一の介師匠(むちゃオモロイ)、そして司会の梅田淳アナウンサーが登場します。もうこれだけでも舞い上がるのに・・・そのあと「仲島さん、お顔つくりま〜す」と言われ、化粧室へ連れて行かれました。そうです、ドーラン塗られるのです。ちょっと恥ずかしいですが、芸能人みたいな気分になってきます。(おまえはアホかって言われそう)
 
 さあ、いったいこれは何の番組でしょうか?実は、「サン虎検定」 というタイガースの知識を問うクイズ番組なのです。それに一般代表ということで出演することになったのです。(なんで出演依頼が来たのか?それはたぶん、講演で「タイガース大好き!」って叫んでいたからでしょう(笑))
 リハーサルも含めて約2時間の収録でした。いゃー緊張しました。タイガース検定5級から1級までのクイズですが、テレビで見ているときはわかるのに、スタジオでは頭が真っ白になって思い出せないのです。あー残念!わかっていたのに答えられない問題がありました。とんでもなく恥ずかしい場面もありましたが、まだ放映前なので、そのあたりは秘密です。 でもでも、ホンマ楽しい時間でした。ええ体験させてもらいましたわ。あーおもしろかった!
 
 サンテレビは、兵庫や大阪の近隣しか放映されませんので、見てもらえない地域も多いですが・・・・・、うん、見ない方がいいと思いますわ(笑) 普段は偉そうに講演しているのに、アホやって思われますわ(笑)
 放映時間等はこれです↓ (なんや、やっぱり見ろっていうことか)
 http://www.sun-tv.co.jp/suntora/

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2008年3月15日
やってみろ、かわるから
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 今日の元気塾のテーマは、
「始業式当日、そして4月の一ヶ月が大事!どんな学級開きをしていくか?」
 
学期末で本当に忙しい中、45名もの方が参加して下さいました。遠くは岡山、名古屋からの方もおられ、びっくりしました。なんでも2月の広島大附属小での話がおもしろかったということで、わざわざ高い交通費を出してまで西宮まで来てくださったようです。ホントありがたいことです。それに今回は私の教え子で、4月から愛知県の高校に赴任する上船津先生も来てくれました。今日の45名の中にはこの上船津先生のほかにも、西宮の秀徳先生、愛媛の大野先生と3人の教え子が一緒に受けてくれていたのです。ホント教師冥利に尽きますね。
 
今日話したことは
・「忙しい、時間がない」というのではなく、その時間をつくる努力をすること。特に4月に怠ると影響は後々出てくるし、反対に頑張るといい影響が必ず出てくる。
・「ボクはこのクラスでがんばりたい!」 そう子どもに思わせるためには、地道な事、びっくりする事、感動する事・・・、そんな取り組みが大事である。そのアイデアを考えるのは大変ですが、それを楽しむ教師でありたい。
・4月はこんな学級通信を出していくと、子どもも親も変わる。短くてもいいから具体例を書いていくと、子どもも親も安心する。B4で1枚書くより、B5で2枚書く方が効果がある。
・記録ノートを必ずつくる事。その地道な努力はこんな形であらわれる→福田先生の実践
・先生のメッセージを伝える。例えば、
 「やってみろ! わかるから。
  やってみろ! かわるから。」 (鳴尾高校 上船津先生)
 
 来月の元気塾は、「家庭と心をつなぐ保護者対応はどうすればいいか」 のテーマで行います。ここ数年話題に上る「モンスターペアレント」の対応には苦慮しますが、それまでにしておくべきことなどを学習したいと思っています。どうぞお楽しみに・・・。
尚、今回 「岩井邦夫先生の本」 の販売をしましたが、用意した25冊はすぐに完売し、手には入らなかった方もおられましたので、4月の元気塾でも用意させていただきます。

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2008年3月13日
確定申告をしました
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 今日、確定申告、無事終了しました。
3年前には、確定申告自体が何のことかもわからず、すべてお任せ状態で若竹公民館の林さんに教えていただいていました。昨年もほぼお任せで税計算もほとんどしてもらっていました。
 それが、今年はナントすべて自分でやりました!チャレンジしてみました。そして昨日、出来た書類を林さんに見ていただくと
「先生、満点です!これでOKです!」
と、とっても誉めていただきました。めっちゃうれしいですねぇ。子どもが先生から誉めてもらう気持ちが本当によくわかりました。 やったぁ!って思いましたね。
 
 でも、ホントはたいしたことないのです。昨年の提出書類を見ながら手引き書を読んで計算しただけなので、本当は誰でも出来るみたいですね(笑) 
 算数の苦手な子どもたちが、文章題を見ただけで 「ボクにはできない」 とすぐにあきらめてしまう状況と同じだったのでしょう。私も 「確定申告はわからない」 と決めつけていたのかもわかりませんね。やっぱり、まずは 「やってみる」 ことなのですね。
 そんなちょっぴり自信がついた今回の確定申告でした。林さんありがとうございました。

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Posted by naka602 at 07:29 | TrackBack (0)


2008年3月11日
あせらず、あわてず、あきらめず
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 岩井邦夫先生の著書、待望の第2弾が発売されました。
「体育が子どもを育て、学級を変える〜人間力をはぐくむ忍者体育〜」
(アイオーエム 1680円)
 
 岩井邦夫先生のことは、これまでも何度も紹介してきましたが、岩井先生の授業を私は24年間にわたってずっと追い続けました。私の授業モデルが岩井先生の「忍者体育」でした。 その「忍者体育」の第1弾は1994年に出されていましたが、今回はその後の「忍者体育」と岩井先生の教育観というか「岩井教育の真髄」が今回、この本にまとめられています。みなさんにお薦めの是非読んでほしい本です。
 
 内容のあらましを紹介します。
第1章には、岩井学級の子どもたちの感動秘話が書かれていて、おもわず涙してしまいます。鉄棒を全員で頑張ったことや、障害のある友だちとの感動の登山や、臨海でのがんばりなど、子どもの生き生きした姿が見えてきます。
 
第2章には、
〜体育授業を変える12の視点〜 として次のことが書かれています。
1.教える授業ではなく、子どもがつくっていく学習を。
2.教師につき合わせる授業ではなく、子どもの思いや願いが生きる学習へ。
3.鍛える体育ではなく、子ども自ら学ぶ体育へ。
4.技術の指導ではなく、学び方の指導へ。
5.運動だけできる指導ではなく、子どもの生活体育としての指導へ。
6.得意な子だけ活躍する授業ではなく、不得意な子が生き生きと活躍する体育へ。
7.下学年の指導不足のせいにするのではなく、その学年のその子の実態に合わせて。
8.成功体験だけでなく、失敗の体験も大切に。
9.終わったら終わりではなく、終わりが始めを大切に。
10.カードに合わせた点数評価ではなく、子どもの自己評価・学習記録を大切に。
11.時間がないという教師ではなく、子どものために時間を見つけ出してやれる教師に。
12.子どもが感動するだけではなく、教師自身が子どもに感動できる授業づくりを。
 
また、第3章には「人間力を育てる忍者体育」として、忍者体育の分析が書かれており、第4章ではその実践例が写真入りで詳しく紹介されています。
 
 文中にこんな子どもの言葉がありました。
これが「岩井教育の真髄」ではないでしょうか。
「6年間の忍者修業で学んだことは、
あせらず、あわてず、あきらめず努力すれば、必ず目標はかなうということでした」(理佐)
 
※この本をすぐに購入するには、「アマゾン」が便利ですが、今度の元気塾にも用意しますので購入希望の方は申し出てください。元気塾では、定価1680円を特別価格1500円でおわけします。
尚、岩井先生は昨年度末に奈良女子大附属小学校を退職され、今年の4月から東海学園大学の教授として、未来の先生たちの指導にあたられます。
 
 
 
 
 
 

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2008年3月8日
「ちりとてちん」のセットを見てきました
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 仕事復帰2日目、今日は大阪市の南大江小学校PTA講演でした。担当の左近さんから講演依頼をいただいたのは昨年6月、それから10ヶ月間、その間に何度かメールのやりとりをしていましたが、やっとこの日が来ました。谷町4丁目の駅に迎えに来て下さった左近さんはメールでの印象通りの優しい方でした。
 講演会には南大江小の近隣の小中学校のPTAの方も来て下さり、けっこう盛り上がったと思います。よく笑っていただき、そして涙もある講演会になりました。自分で言うのもおかしいですが、なかなかいい講演会だったと思います。本も完売、追加も出ました。これにも感謝です。
 いつも思うのですが、講演会を企画するにあたって、PTAの役員さんたちは、いろいろご苦労されます。今回も本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
 
 谷町4丁目といえば・・・すぐ近くにNHKホールがあります。今、ここでは 「ちりとてちん」 の収録セットの公開が行われています。左近さんは、私がちりとてちんファンであることもちゃんと知っていて、講演会が終わったあと、そのNHKホールに案内して下さったのです。
 あの感動の草若復活の「寝床寄席」や、師匠と草々が抱き合った「中庭」、草々と若狭の「離れ」、弟子たちが集まる「稽古部屋」に「居間」、あ〜感動のシーンがよみがえってきます。( ドラマを見ている人にしかわかりませんね、ごめんなさい)
 それにしても、スゴイ人気です。NHKホールはこの収録セットを見に来る人でいっぱいでした。ホンマいっぱいでした。セット公開は9日まで、ギリギリセーフでした。
 
 そして谷町4丁目といえば、もう一つ大事な場所があります。あの「タイガースブレザー」を売っている店「ヤングブラッド」があるのです。NHKホールのあと、今度はその店へ向かいました。店内はタイガース一色です。なかなかいい気分です。そんな中、中村社長が出先から帰ってこられ、ここでまた小一時間おしゃべりです。午前中に講演は終わったのに、家に帰ったのはもう夕方になっていました(笑)
 
 あー楽しい楽しい一日でした。 ええとこで仕事させてもらいましたわ。
みなさん、ホンマありがとうございました。
「あーよかったな 南大江小に行けて」
 
 
「ちりとてちん」のホームページ↓
http://www3.nhk.or.jp/asadora/index.html
 
「ヤングブラッド」のホームページ↓
http://www.torakichinet.com/

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Posted by naka602 at 10:07 | TrackBack (0)


2008年3月7日
みなさん、本当にありがとうございました
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 5日通夜式、6日葬儀・告別式、終わりました。たくさんの方に来ていただき、多くの弔電等もいただきました。父もきっと喜んでいたと思います。幸せな旅立ちだったと思います。
みなさん、お忙しい中、本当にありがとうございました。
 
 私の方は大丈夫です、元気にしています。今日からさっそく仕事に復帰します。
講演先の担当の方からのお心遣いにも感謝していますが、大丈夫ですよ。
「元気が一番!の仲島」でお伺いします。

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Posted by naka602 at 09:30 | TrackBack (0)


2008年3月4日
いい顔をして、逝きました
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 私の父のこと、ずっと心配をおかけしていましたが、3月2日午前9時4分、眠るような安らかな表情で亡くなりました。79歳でした。生前中のご厚情に深く感謝いたします。
 
 昨年夏に胸部大動脈瘤の手術をしたあと、元気になりましたが、認知症の症状も少し出始め、介護老人保健施設にもお世話になりながら、ずっと元気にしていました。でもそんな父が最近妙に「ありがとう」の言葉を何度も何度も言うようになりました。施設の方や病院の看護師さんや先生にも「ありがとう」、そして前夜には、姉に「かあさん、まさのり」と家族の名前を言ったあと、姉に「ありがとう、さようなら」と言って眠りにつき、そのまま静かに逝ってしまいました。私が駆けつけた時には、すでに亡くなっていましたが、体もまだ温かくて、しっかり手を握ってやると、なんだか表情が柔らかになったような気がしました。少し微笑んでいるようにも見える顔でした。苦しむこともなく、眠るように安らかな最期でした。
 ひげもきれいに剃ってもらい、髪も整えてもらうと、ホント男前の父になりました。79歳にしてはふさふさした黒い髪です。なかなかカッコイイです。きっと天国でもモテるやろうなあと思います。
 
 3月5日午後7時、通夜式。
 3月6日午前10時、告別式。(クレリ宝塚ホール)
 きっと幸せな気持ちで旅立っていくと思います。
 

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Posted by naka602 at 09:54 | TrackBack (0)