コレステロールの上昇を防ぐ
善 玉 菌!!
コレステロールは一般的に「健康の大敵」といったイメージが強いようですが、本来は健康を保つのに欠かせない重要な成分です。
例えば、人体を構成している約60兆個のすべての細胞の膜を作るのに不可欠な成分ですし、ホルモンや胆汁酸の材料としても使われます。
もしコレステロールが血液中に不足すれば、私たちの生命活動は成り立ちませんが、逆に血液中に増えすぎると、身体を害する危険因子に変身してしまうのも事実です。
◎コレステロールの増加が動脈硬化を引き起こす
コレステロールが増えることで真っ先にダメージを受けるのは血管です。
血中のコレステロール値の高い状態が続くと、血管の壁にコレステロールがどんどん付着して血管の筒を細く硬化させ、やがて「動脈硬化」と呼ばれる状態にいたります。
動脈硬化は高血圧などの引き金になるほか、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞といった生命をあやぶむ症状を引き起こす原因となります。
近頃急増している老人性痴呆症の発症も、動脈硬化と深い関係にあることがわかっています。
◎善玉菌がコレステロールの吸収を阻害する
血中のコレステロール値を上昇させる大きな原因は、脂肪の摂りすぎです。
したがってコレステロール値の安定をはかるには、まず第一に食生活を見直すことが先決ですが、それに善玉の腸内細菌の効果が加われば更に万全です。
というのは、善玉菌の中には、食物中のコレステロールを体内に吸収されにくい形に変えたり、コレステロールを消化する働きをもつものがいるからです。
善玉菌優性の腸内環境で、血中コレステロールを常に一定に保つことができれば、生活習慣病など多くの病気を予防することができるのです。
コレステロールは多すぎても少なすぎても良くない |
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