風邪をひく人ひかないひとの違いは?
〜腸は生体防御の最前線〜
風邪は我々にとって最も身近な病気で、古くから「風邪は万病の元」といわれてきました。
特に冬になると毎年のようにインフルエンザが流行します。
しかし、誰の目にも明らかなように、どんな大流行しても、全ての人が発病するわけではありません。
例えば、学校や職場といった同じ環境で、同じように生活していても、不思議と風邪をひく人とひかない人がいます。
同じ環境にいれば、発病しなかった人でもウィルスは確実に体内に進入しているはずにも関わらずです。
それでもなお発病しなかったのはなぜか?
いったい何が両者の明暗を分けているのでしょうか?
◎免疫の働きが勝敗を決める!
風邪や感染症の原因となる細菌やウィルスなどが体内に入ろうとしてくると、我々の体では複雑な仕組みが作動して、その進入と戦ってくれます。
これがいわゆる免疫で、体に本来備わっている「自然治癒力」のことです。
この免疫の強さで病気になるならないが決まります。
風邪をひく人とひかない人、感染症になる人とならない人、がんになる人とならない人、更には長寿の人とそうでない人、これら両者の差は、すべて免疫の働きのいかんに関わっているのです。
◎腸は生体防御の最前線!
私たちの体の中で免疫システムが特に発達した部位であり、生体防御の最前線ともいうべき部位は、実は腸なのです。
腸自体が生体防御に働くと同時に、その中に住み着いている無数の「腸内細菌」の働きが、生体防御に重要な役割を果たしています。
この腸内細菌こそが、感染症やがん、その他の多くの現代病の予防と解消に、有効な働きをしてくれるのです。
したがって、胃腸の調子を整えて腸内細菌のバランスを保ち、免疫の力を常に充実させておくことが元気で長生きするための秘訣だというわけです。
胃腸の調子を整え、風邪に負けない免疫力を付けよう
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胃腸が弱いと病気にもかかりやすい |
胃腸が丈夫だと病気にかかりにくい |
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